夢事典
第10回 アルコール
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アルコール アルコールは、両極端なものを融合することを象徴します。 たとえば、抑圧と開放とあるように、アルコールはある抑圧を、解放することを 意味します。 とくに「感情の高ぶり」や「心地よさ」が開放の鍵になるようです。 この抑圧においては、夢を見る人が、普段アルコールを取ることによる、態度 によって、意味が異なってきます。 たとえば、酒を飲んで陽気になるひとは、普段は陽気になることを抑圧し、 アルコールによって、陽気になって心地よくなるという意味になります。 ですから、酒を飲んで陽気になる人が、アルコールを取る夢を見た場合は、 普段の生活において、陽気になれないこと、不快なことがあることを暗示して います。 では、酒を飲んで、すぐ眠る人はどうでしょう? これは、眠れないことに対する苛立ちを暗示します。 では、酒を飲んで、怒りやすくなる人はどうでしょう? 怒りとは、感情の高ぶりですから、感情を抑圧しているのだといえますから、 感情の起伏を抑圧していることを象徴しているといえます。 では、未成年者が酒を飲む夢をみたらどうでしょう? 一般に、未成年者の飲酒は禁じられていますから、道徳的に許されない楽 しみを求めていることを暗示しているといえます。 一方で、ラテン語やフランス語では「命の水」と呼ばれ、「火の水」を意味して います。 英語では「精神」と呼ばれています。 アルコールは、夢の中でも、その人が何を抑圧しているのか、よく示すもの であり、現実世界における対立の溶解を求めていることを象徴していると いえるでしょう。 質問等は、夢判断 掲示板などに書き込みしていただければ、モチベーションもあがります(笑)
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