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夢事典

第20回 王

 


 
 夢の中での王は、基本的に自分自身の象徴と考えられます。
 これは、大きな力を持ち、沢山の人を統べる王は、自分の意識を一つにする
という解釈がなされます。
 あるいは、自己の形成に強い影響をあたえられた、父親の象徴と解釈できま
すが、そのときは、夢の感覚として抑圧的な印象があるはずです。

 ですから、とりあえず、特別に抑圧的な感覚がなければ、王様気分を味わい
たい気持ちの表れと解釈できます。
 特に、暴君のとき、
 夢を見た人の欲望が象徴化されたことだと言えます。
 そのため、暴君の言動が自分の欲望であると解釈できます。
 また、特に暴君でなくても、王うあ王妃は権力欲、支配欲の象徴といえます
。その臣下に上司や先輩、友達の下手に出れば、夢の中で登場した人を、自分
の思い通りにしたいという気持ちの表れだと解釈できます。
 夢の中での王が多くの人にしたわれ、愛されるのであれば、それは、現在、
自分が現状に安心していて、環境に守られ、安定感を感じているという心の表
れだといえます。
 名君であれば、欲望を自制していることを象徴しています。
 新しい王の誕生は、新しい考えが自分の中から生まれつつあるということを
象徴し、特に、戴冠は成功と勝利を象徴します。
 逆に、 老いた王は過去を象徴します。
 老いた王が、後悔しているのであれば、過去になにか不満をもっていること
を意味し、逆に満足しているのであれば、過去を懐かしんでいるということを
意味します。
 もし、現在の状態に老いた王が危惧し、危急存亡のときにもどってくるなら
ば、過去と現在の転化を意味します。
 王子、王女は恋のはじまりを象徴します。
 恋をしようとしているか、恋をしたいという欲望の現われだといえるでしょ
う。
 

質問等は、夢判断 掲示板などに書き込みしていただければ、モチベーションもあがります(笑)


 

 

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調査メモ(今回のページを調査するに当たって、作成したメモです)
 自己の象徴
 大きな力を持ち、沢山の人を統べる王は、自分の意識を一つにするというこ
とで、自己の象徴とされる。
 暴君のとき、夢を見た人の欲望の象徴
 新しい王の誕生は、新しい考えが自分の中から生まれつつあるということ。
 戴冠は成功と勝利を象徴する。
 父親の象徴であるときもある。
 王様気分を味わいたい気持ちの表れ。
 王であったとき、その臣下に上司や先輩、友達の下手に出ることが多く、自
分の思い通りにしたいという気持ちの表れ
 王、王妃は権力欲、支配欲の象徴。
 王子、王女は恋のはじまりを象徴する。
 男性の威光を象徴する。
 安定や安心を象徴する。
 自制を象徴する。
 老いた王は過去を象徴する。危急存亡のときにもどってくるならば、過去と
現在の転化を意味する。