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呟き尾形の色の心理学 第60回
 地域と色

 

 

 

 

 

 

 

 

★★★
  ボォン ジョルノ、こんにちわ。クニークルスです。
「こんにちわ。みなさん。ムーシコスです」
《こんにちわの、めぐたんなのだ(⌒o⌒) 》
『こんにちわ。呟き尾形です』
「今回は何についてなの?」
『今回は、地域性と色についてお話したいと思います』
「その地域の色のイメージってこと?」
『そうですね。
 特に、その地域の色のイメージは、その地域で綺麗に
みえるものです』
《ほえ、そうなのか?(?_?)》
『たとえば、南国の沖縄では真っ赤なハイビスカスや濃
いピンクのブーゲンビリアなど派手な暖色系の花が多く
あり、とても映えます』
《おお、たしかに、南国には赤が似合うのだ!d(゜ο゜)o》
『また、北海道では、ラベンダー畑やライラックの花の
紫、可憐なスズランの花の白、わすれな草のブルーなど
清楚な寒色系の色が良く似合います』
「北海道は確かに青とかの寒色系のイメージがあるものね」
 そう、これには、理由があるんだよね、シニョール
呟き尾形。
 くわしくは、
呟き尾形の色の心理学 第16回
 光源色と表面色の違いについて
http://homepage2.nifty.com/SON/iro/iro16.htm
 を参照。
《おお、そうだったのかぁぁぁ(゜ロ゜ノ)ノ》
「めぐたんは、すっかりわすれていたみたいだね」
《昔の事は忘れるためにあるのだ( ̄^ ̄)》
『はは、まぁ、そういわれると、私の立場もありませんが、
ともあれ、ある物体が赤く見えるためには、赤い光を反射
しているからです』
 つまり、赤い花が赤々を見えるためには、沢山の太陽光、
とくに赤い光を必要とするわけだね、シニョール呟き尾形。
『はい。太陽光が地球上でもっとも多くあたるのは、赤道
です。
 つまり、赤道に近い南国ほど赤い光に恵まれているとい
うことです』
「なるほどね。
 赤い光に恵まれた南国が赤い色が美しくなるのは当然の
結果だね。
《じゃぁ、北海道はどうなのだ?(・_・?) 》
『白や紫などの色は逆に、北にいくほど美しくなるのは、
波長の短い青や白の光が散乱し、多くの白や紫の光が届く
ので、白や紫などの色が美しくなるわけです』
《おお、なんとなくわかったような気がするのだ(⌒o⌒) 》
『また、日本では、日本アルプスを教会にして、北は寒
色系、南は暖色系が美しく見えます』
「ちょうど、日本アルプスが境目なんだね」
『そうですね。
 また、太平洋側と日本海側でも違いがあります。
 太平洋側は、清色とよばれる澄んだ色が映えます。
 日本海がは、グレイッシュな、淡い色が綺麗に見えます』
《南国と北国のちがいだけじゃないのか?(; ?_?)》
『はい。実は、色は湿度によって見え方が違ってくるからです』
「ということは、太平洋側と日本海側の湿度が違うってこと?」
『はい。
 太平洋側は、夏湿度が高くなり、冬が低くなります。
 日本海側は、年間を通して湿度が高くなります。
 そして、湿度が高いと空気中の水分で自然光が反射され拡散し
ます。
 太平洋側では、冬には自然光がクリアなのに対し、日本海側
は、自然光が灰色身をおびます。
 つまり、日本海側は、自然光が灰色みをおびやすいので、グ
レイッシュな色を美しくみえ、太平洋側が、クリアな自然光は
清色が美しく見えるわけです』
「へぇ、そうなんだ」
『と、今回はここまでですね』
 それじゃ、アルデベルチ。












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