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占星学とハウス 占星学で使われているハウスについて
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★★★ こんにちわ。呟き尾形です。 ハウスとは、天球を12の部屋にわけ、それぞれの部屋を人生のテーマに割り振ったものです。 ハウスは文字通り12軒の家を指します。 このハウスは、星座と惑星が現実に存在する天体であるのに対して、ハウスは実在するものではなく、占星学の仕組みを補完するために想定された一種の決め事になります。 星座とハウスが同じ12ということが、12星座の意味と関連性があるものとしています。 しかし、だからといって、12星座と12室の境界線(カプス)とは、一致しません。 この12室の概念は内容が個人の生活に密着していることからも伺えるように、社会、天変占星術をメインとした古代の占星術師には存在していませんでした。 個人占星術の領域を確立した、プトレマイオスも、12室という区分けはしていないので、おそらくは、かなりの時代を下って、イスラム世界において、占星術を解釈が極度に細分化された頃から成立したものではないかと考えられています。 12室の区分は、実に数多く、また複雑です。 地球を忠臣として、イメージとしては、みかんの房が12個、天球にむかってのびている様子を想像するとわかりやすいかもしれません。 12星座は黄道帯というオビを12に分けたものですが、12室は地球との間の空間を立体的に12にわけたものです。 12室の起点である、1室のカプスは、上昇点(アセンダント)と呼ばれ、出生の瞬間に地平線をもぼりつつあった星座の度数となります。 占星学においては、天動説を採用していますが、地球が自転していることを否定するわけではありません。 実際、占星学においては、12星座は黄道12宮の方が固定されていて、12室は、上昇点から、時計の反対周りの順序で、1室、2室、3室・・・と12室まで空間が区切られていきます。 1室と7室を結ぶ線は地平線、4室と10室を結ぶ線は、子午線にあたります。 1室のカプスは上昇点、4室のカプスは、天低(IC)、7室のカプスは下降点(ディセンダント)10室のカプスは天頂(MC)と呼ばれ、特に重要なポイントです。 12室はそれぞれ12星座の性質に通ったテーマを持ちます。 たとえば、1室は牡羊座的な要素が強く、2室ならば、牡牛座的な要素が色濃く出ます。 このようにして、牡羊座から魚座にいたる12星座の順序は、1室から12室までの順序とその意味において、対応関係をなしているのです。 そうして、区分された12室のカプスに入る惑星は、カプスのサインよりも強い影響力があると考えられています。 そのため、最初に各ハウスにはいる惑星に従って、解釈され、次に各ハウスのカプスに位置するサインの支配星にしたがって解釈されます。 つまり、解釈の優先順位としては、ハウスの惑星の次に、ハウスのカプスのサインの支配星を解釈するということです。 ハウスは全部で12室ですが、12室すべてに惑星がはいるというわけではありません。 惑星が1つも入っていないハウスについては、ハウスのカプスのサインの支配星があるものとして解釈するわけです。 もちろん、このハウスのカプスのサインの支配星は、あくまで代役であることを忘れてはいけません。 また、1つのハウスに数個の惑星が入っている場合は、すべてが影響しますが、このとき、カプスに近い一志にある惑星が最初に影響力が発揮するものとして解釈されます。 さて、ハウスと星座と惑星、関係は、ハウスはその名の通り家で、星座が家主、惑星がはテナントにたとえることができます。 占星学とハウス タイトルに戻る 質問、感想などは、 |
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