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占星学とハウス

 第一ハウス アセンダント 本人の室 

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 こんにちわ。呟き尾形です。

第一ハウス
 ホロスコープとは、地球と天体の位置関係を表していますが、本来、東の地平線付近にあって、昇りはじめた星たちのことを意味していました。
 それがやがて、第一ハウスをさすようになり、やがて、天宮図そのものを意味するようになりました。
 第一ハウスが重視されたのは、第一ハウスがその人のに与える影響の大きさゆえだともいえるでしょう。
 ホロスコープでは、地平線のことをASC(アセンダント)と呼びます。
 第一ハウスは、ASCから第二ハウスのカプスまでの区間のことです。
 第一ハウスは、ホロスコープの入り口であると同時に、代表的なハウスであるといえます。
 それは第一ハウスが、そのホロスコープの持つ人の性質や性格、健康を現しているからです。
また、第一ハウスは、本人の室とも呼ばれ、本人の基本的な運命や人生に対する姿勢を暗示します。
 それは、この世に生まれた人間の肉体や自我にもっとも強い影響を与えることを意味します。
 人間の性質や性格は、生まれつきのもので、その人が生まれたときの環境によって、左右されることが多いものです。
 かつての人間社会では、王を父とする人は、王様になり、奴隷を父とする人はやはり奴隷にしかなれなかった時代がありましたが、ちょうど、そのようなものと同じように考えられたのです。
 上述しましたが、過去において、占星学では、とくにASCを非常に重視していました。
 また、健康や体質、容貌など、先天的ともいえるようなものについても同じことが言えます。
 人間はさまざまな病気をしたり、あるいは自分の意思で体を鍛えるものです。
 それも、生まれつきの健康状態によって、影響を受けていること多いことからも判断できます。
 人間の健康を考える場合には、出世時の母体から受け継いだ体質や、遺伝的な要素などを無視することはできません。
 もし、ホロスコープを人間の体に当てはめてみたならば、第一ハウスは頭であるといえるでしょう。
 たとえば、顔写真1枚で、あるていどその人の性格や健康状態が判断できるのと同じように、第一ハウスは、さまざまな状態を検討することは、ホロスコープを解読するうえでも、最初の大事な手がかりであるといえます。

 さて、第一ハウスに惑星がはいっていればいるほど、第一ハウスの基本的な意味とする自我や自意識、自己表現が強く現れると考えられます。
 具体的には、太陽があれば、自己表現が得意になり、早熟になると考えられます。
 また、月や金星があると人気と魅力に恵まれ、水星は多彩な人柄、木星はは社会的な発展を目指す気質を与えると考えられます。
 また、火星や天皇制は、波乱に富む人生を暗示します。
 土星は困難の多い人生であり、海王星は放浪の人生を象徴します。
 星が入っていない場合は、ASCに星が入っているのと比べて自我などが表に現れにくいと考えていいでしょう。
 また、アセンダントのサイン(星座)の支配星が入っているハウスが自我を確立するために最もふさわしい環境を示しているとも判断できます。
 特に、現代では、第一ハウスは社会で立ち振る舞う自分自身を象徴しており、仮面になぞらえられます。
 仮面は他者から見られる印象であると同時に、自分自身がそうなろうとする姿です。
 ただし、自我が自分自身の1側面であり、そのすべてではないのと同様に、第一ハウスによってつけられる仮面もまた、自分自身の1側面でしかありません。
 それであるのにもかかわらず、仮面は他者から見られること、そしてなにより自分自身が演じることで自分自身と錯覚しがちで、第一ハウスだけでは現れない他の自分自身とのギャップで悩むことすらあるため、注意が必要だといえるでしょう。

 また、第一ハウスのサインは、本人自身を表すため、表面上現れる性格、気質、才能、容貌などをあらすため、いわゆる星座占いの性格などと一致することがしばしばあります。
 このことから、占星学では、サンサインとともに重視されます。


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