占いを非科学的だと思う方へ

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『こんにちわ。呟き尾形です』
＜オス！　アルクィン・ピクトルだ＞
【こんにちわ。フォルス・テッセラです。
＜フッフッフ、今回は結構、難問だぜ＞
【自信ありげですね】
＜おうよ。
　占いっていうのは、誰にでもある性格的特長を寄せ集めにすぎなんじゃ
ないのか？＞
【たとえばどういうことですかぁ？】
＜そうだな。たとえば、”プレッシャーに弱い”って占いの中であったと
き、プレッシャーに弱いことを否定できる人間なんてそうそういないぜ。
　まぁ、俺は言えるけどな。
　だが、だいたい俺みたいな精神的に強いやつばっかりじゃねぇし、真面
目で、自己批判的なやつほど、こういう言葉を真に受けやすいんじゃねぇ
のか？＞
【なるほどねぇ。占いというのは、誰にでも当てはまることを書いてある
から思い当たる部分があるだろう。ということですねぇ。
　性格とは、たしかに相対的な側面もありますからね。そういったことも
言えなくはないでしょうねぇ】
＜へへ、どうだ。まいったか＞
【いえ、占いでは、そうしたプレッシャーに弱いのであれば、なぜ、弱い
のかを説明して、占いの中で分類された各種タイプでの対策を言いますよぉ。
　火の星座が多い人なら、そういったプレッシャーよりも、自分のヴィジ
ョンを信じてとにかく行動しなさい。とか、土の星座が多い人なら、これ
までの自分が積み重ねたものを信じて行動しなさい。とか、風の星座が多
い人なら、プレッシャーに弱い自分を自己分析した後に行動しなさい。と
か、水の星座の多い人なら、不安な気持ちはあるとは思いますが、不安な
未来よりも、希望ある未来のことを考えながら行動しなさい。とですねぇ】
＜な、なんだと！＞
『つまり、言い当てることだけで止まってしまう占いならば、アルクィン
の指摘は、大変重要な指摘なのです。
　しかし、占いは言い当てることが目的ではありません。
　占いが性格判断するのは、その人の気質を知り、その気質にあった対策
を打ち出すＫＮＯＷ－ＨＯＷです。
　だからこそ、誰にでも当てはまることがらが書いてあることもあるとは
思いますが、それはまだ結論ではなく、対策を出すための過程のステップ
なのです。
　占いを否定する人は、占いを知ろうとしないことから、短絡的な結論だ
けを探してしまいます。むしろ、占いを非科学的だと思うあまり、自らが
非科学的になってしまうことがよくあります』
【たしかに、性格の評価基準は曖昧でいいかげんなところがありますから
ね。性格を数値で表す行為は本当にナンセンスな行為だし、ましてや、
型に当てはめて考えることは言語道断ですよぉ～】
＜なんでぃ。だとすると、俺はむしろ、誰にでも言い当てることができる
から何でもあたるんだからといっておきながら・・・性格を型にはめよう
としていたわけか・・・＞
【そうですね。でも、それに気がついたんですから、そっちの方が重要で
すよぉ。
　呟き尾形さんが指摘したように、占いを否定しようとすればするほど、
そういった考えに陥りやすいですし】
『というわけで、今回はここまで』
＜ちくしょう、また、次の反論をしてやる＞
【・・・アルクィンさんは、自分で言うだけあって逆境につよいですねぇ。
　まぁ。宿題ということでお待ちしておりますよぉ。
　また、ＭＬ、メールを通して読者の皆様から感想やご意見をお聞かせいた
だければ、メールマガジンに出来るだけ反映していきたいと思いますよぉ。
　それではまた次回】

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呟き尾形の占いの話
　呟き尾形が占星学についてまとめた、ノート代わりのｂｌｏｇです。