戻る 

プエルギガス年代記(マニュアル)

 ようこそ、プエルギガスへ。
 プエルギガスの門をくぐるためには、こちらの法則に従って貰わねばなりません。
 あなた自身がプエルギガスに来ても構わないのですが、あなたの分身の目を通してプエルギガスを旅することをお勧めします。決めなくてはいけないことは、あなたの分身の名前、性別、年齢、外見的特徴、職業に加え、世界に住む種族の選択、プエルギガスを守る守護神の選択、そして、あなたの分身の精神の要素(エレメンタル)があげられます。これさえ決めてしまえばプエルギガスで旅することは可能ですし、他のことは必要に応じて私、愚者の語り部があなたと相談しながら決めていこうと思っております。

 まず、PCを作成する上で下記のことを決めていきます

 ・PCの守護神を決める
 ・PCの種族を決める。
 ・PCの能力を決める。
 ・PCの技能(できること)を決める
 ・PCのエレメンタルを決める
 ・PCの個性、目的、長所、短所を決める
 

PCの守護神

 12の神から選びます。基本的には守護神が信仰する神となりますが、信仰する義務はありません。また、守護神がいない人間が少数ながらいますが、神の加護を受けられない反面、彼らは神々の影響力も少なく、神々から恐れられています。

プエルギガスに存在する主な神
12神
 人間を創造し、プエルギガスを統治する。12神紹介
7つの魔神
 創世記に追放された神々。
虚神
 創世記までプエルギガスを統治していた古き神々。(現世に関わることは無関心なのでほとんど名前すら知られていません)
唯一神
 人間が創り出した偶像ですが、人間の観念や欲望が創り出した神。信者はこの神を『主』とよび、禁欲主義を主張しています。
7つの魔神
 暗黒神が破れ、光明神も力つきたとき闇と光は融合し、至高神ラクシェが誕生しました。
 そのときはじき出された暗黒神の肉体が7つにはじけ、その肉片が魔神となったのです。魔神は秩序を憎み混沌を好み、秩序ある世界にありとあらゆる災害をおこし、秩序を乱そうとします。
 また、7つの魔神を守護神として選択も可能ですが、12神よりも人間を支配しようとします。守護されると言うより、支配されることが多いようです。

PCの種族
 種族が人間であれば、基本的に12の種族から選びます。民族は社会的な地位などに影響します。
 以下の民族から選択して下さい。民族の説明は、民族性ですので、その民族にあわない特性があっても全く構いません。その度合いにもよりますが、社会的に変わり者として扱われてきたという事はご了承下さい。
 また、肌、髪、瞳も同様です。
 成人年齢は社会的に財産の所有や結婚を許される年齢として見て下さい。他の種族は愚者の語り部までご相談を。
 人種一覧



人間以外の種族
 プエルギガスの人々は人間以外のヒューマノイドをデミヒューマンと呼びます。かれらは12神が人間を作る試作品的な存在でした。そのため人間のような精神がないと言われています。精神とはエレメントを備えていると言われています。しかし、エレメントを持つデミヒューマンは存在しており、そのデミヒューマンの中ではエリートとして扱われ、族長などになることが多いようです。
 デミヒューマンには次の種族がいます。

 種族一覧


PCの能力
 PCには個々の能力を持っています。民族によって修正は加わりますが、以下に示す能力を30の値で0〜30の範囲振り分けて下さい。

心:
 主に精神的な能力や知覚力を表します。具体的に言うと、以下のことをするとき、この能力が高いと何かと有利です。
 対人鑑識、聴覚、嗅覚、味覚、殺気感知、音感、詩、記憶術、話術、寝起き、断食、徹夜、精神集中、眼光
技:
 主に器用さやすばやさを表します。具体的に言うと、以下のことをするとき、この能力が高いと何かと有利です。
 調理、床技、読心術、尾行、綱渡り、縄抜け、忍び歩き、登坂、変装、声色、歌唱、楽器演奏、化粧、ダンス、乗馬、木登り、家事、釣り、手品、大道芸、馬車、水泳
体:
 主に体力や忍耐力を表します。具体的に言うと、以下のことをするとき、この能力が高いと何かと有利です。
 飲酒量、大食い、早食い、重量運、持久力、肺活量、遠泳、大声、忍耐、体力

 上記の具体例の他にも能力は有利に働きますが、あくまで得意分野と言うだけです。
 スキルを持ってさえいれば、不得意な分野でも成功させることができます。いわば、能力は先天的な才能であり、スキルは後天的に得た技術なのです。

PCの技術(できること)

スキル

 スキルとは各PCがこれまでの経験で得られた技能(できること)のことです。戦士、騎士、僧侶、魔法使い、盗賊、商人、貴族、音楽、学問、自然、海洋、山岳、職人、庶民と大きく別れています。
 これらのスキルは1〜10のレベルがあり、それぞれの言葉から連想される事ならば、何でもできるということにしています。プレイングのさいは、●●スキルを使用し、●●をする。と言う感じで書いていただければ問題ありません。
 ただし、ちょっと苦しいなと思われる場合はそのように連想した理由も書いていただけると成功しやすいかと思われます。
 スキルに関しては、そのスキルに関連する事であればオールマイティーに対応できます。

 スキルの取得方法

 

 

01

02

03

04

05

06

07

08

09

 

自然海洋 山岳 職人 庶民

 1

 2

3

4

6

7

9

 

学者商人貴族音楽

 2

4

 6

 8

10

12

14

16

18

 

戦士盗賊

 3

 6

 9

12

15

18

21

24

27

 

僧侶騎士

 4

 8

12

16

20

24

28

32

36

 

魔法使い

 5

10

15

20

25

30

35

40

45

 


 
 そのほか特技を加えられます。これは各PCの特技なので、職業と関係ありません。たとえば、喧嘩の強い鍛冶屋を作成したければ、特技に素手格闘、あるいは喧嘩と書いていただければ問題ありません。
 ちなみに、戦士スキルの上に剣技をつけ加えますと剣の戦闘に剣技の特技の半分のレベルが加算されたものとして扱われます。
 たとえば、貴族なんだけど、レイピアの達人のPCの時は特技にレイピアと設定していただければあなたはもうレイピアの達人です。戦闘系のスキルは武器格闘であれば具体的な武器、素手格闘であればボクシングやレスリングなどの戦闘スタイルを明記して下さい。
 特技は欲しいものを登録時に書いて下さい。4種類まで1レベルであれば自動的に取得できます。それより高いレベルが欲しいときはスキルポイントの加算と同様になぜその特技がレベルが高いのか設定を愚者の語り部までお知らせ下さい。

言語について
 PCが話せる言語は共通語とあなたの種族のもつ言語です。
 そのなかで、学者スキルと貴族スキル1レベル毎に1つの言語の会話か、読み書きが追加可能です。また、スキル以外に特技として追加可能です。貿易商であるとか、プエルギガスを旅している等の設定を加えれば追加可能です。
 ルール化はしているものの、設定次第でどうにでもなりますが、参考までに書いておきました。

流派
 戦士スキルを持つPCは流派を選択できます。各流派は得意分野、不得意分野があり、流派毎に必殺技が使用できますます。どのような必殺技があるかは、リプレイの時のお楽しみにして下さい。
 また、流派を選択しなければ、そのPCは我流ということで、オールマイティーな戦闘が可能になります。我流の場合は必殺技は取得できません。
 ただし、我流のPCは戦士スキルが6以上のPCは新たに流派を作ることができます。
 また、世に埋もれている流派があるかも知れません。それはあなたが考え出し、その設定と特徴をプレイングに同封して下さい。

アリス・バルキリー
 軽装で、ショートソードとシールドを駆使して闘う流派。小柄な女性でも強い戦士は珍しくはない。テクニカルファイター向きです。

バラン・ギガス
 一撃必殺を重要視する流派。バトルアックスやグレートソードの扱いは最も優れている流派である反面、騎乗戦は洗練されていません。重装備な戦士向きです。

ユース・ファイター
 剣、弓、騎乗戦、防御すべてに置いて最もバランスの取れている流派で、世界各国の多くの戦士がこの流派です。

シャルク・アロー
 弓矢や、飛び道具を駆使して闘う闘法。この流派は、森での戦闘を想定しているだけに、サバイバル戦やゲリラ戦では優れた効果を発揮します。

ジェガ・ダンス
 シミターを使う流派で、その闘う様は舞を踊るかのようである。流れるような剣さばきは、柔良く剛を制しています。

ジェパード
 刀を使う流派であり、ジェパード人の戦士はほぼこの流派を選択しています。ただし、ジェパードの中にも無数の流派が存在するらしく、それら流派をつなぐ共通点はブシドーと呼ばれる掟のようなものがあるようです。

ヴォルフガルダン・クンスト
 破壊を目的としたこの闘法は、強靭な肉体があって初めて使用できるという過酷な流派であり、今や伝説と化しています。
 伝説ではどのような武器も使いこなすと伝えられています。

魔法

 プエルギガスにおいての魔法の原動力は『意志』です。しかしながら、その魔法を意識的に制御し、意のままに扱うことは簡単なことではありません。
 魔法のプロセスは、使い手の『意志』の力を大地の『力』と融合させ、それを天に輝く星に反射させることで『意志』の力が増幅される。と言うプロセスを取り、10種類の魔法はそれぞれ司る星があります。
 使用できる魔法については、魔法使いスキル、あるいは僧侶スキルを取得したPCを登録後、後日お知らせします。登録時に希望する魔法があれば、効果を明記して下さい。
 EX スリープ この呪文は相手を眠らせる

 @象徴魔法・・・魔法文字を使う、月
 魔法文字をアイテムに刻んだり魔法文字の印を組むことで魔法が使用できます。
 A精霊魔法・・・法(自然)の精霊の助けで魔法を使います。海王星
 精霊語により精霊と会話し、精霊に力を借りて魔法を使います。
 B呪術・・・・・混沌(精神)の精霊を媒体として魔法を使います。冥王星
 踊りを踊ったり、仮面を被ることで魔法を使えます。
 C占術・・・・・星などの動きにより、時の流れを読みます。天王星
 ある星と盟約が成功したのなら呪文によりその星の魔法を使用できます。
 D神聖魔法・・・神々の力を借りて魔法を使います。太陽
 信仰する神と交信して魔法が使えます。
 E暗黒魔法・・・悪魔を召還し魔法を使わせます。土星
 悪魔を召喚するための媒体を使用し魔法を使います。
 F妖術・・・・・マナを利用し魔法を使用します。火星
 呪文を唱えることによって魔法が使えます。一番オールマイティーで、スタンダードな魔法です。
 G幻術・・・・・催眠術、主に五感をだますような魔法を使います。金星。
 規模により媒体も必要だですが、大抵は呪文により魔法が使えます。
 H氣功術・・・・体内の氣やツボを利用した魔法。水星
 体内の氣の流れを利用するため相手に触れたりする必要がある。特に呪文などは必要ありません。
 I風水術・・・・大地の氣を利用した魔法。木星
 土地の氣を利用するため、その土地によって使える魔法が異なります。


PCのエレメンタル
 あなたの分身の精神的な要素です。この要素があるため、常にあなたがいなくてもあなたの分身は行動できるようになります。あなたの分身はあなたの一部の魂とエレメンタルと呼ばれる要素を吹き込まれることによってプエルギガスで活動可能になるのです。
 ちなみに、火は風か水、地は風か水、風は火か地、水は火か地と組み合わせることが可能です。

 火 直観
 火はそこにあるものを変化させるエレメントであり、すべてを一つにまとめてしまう力がある。後に残る灰は無意味であるように、そこにある物よりも、現実にあるものが燃えることにより現れる炎の光を重視する。
 その為、火のエレメントが強い人間は物事を直感的に見ることができる。いわゆる第6感と言うものが強く、物事の本質を見抜く能力に優れていることが多い。反面、ものを燃やした後に残るものが灰であるように、感覚的なものが軽視される傾向がある。

 地 感覚 地はそこにあるものを物理的に形成するエレメントであり、地のエレメントが物理的な世界を形を作る原材料となる。
 その為、地のエレメントが強い人間は、世界を形成する要素に敏感になり、物事を感覚的に感じる能力に優れ、いわゆる5感が敏感である。反面、直感能力が軽視される傾向がある。

 風 思考
 風はそこにあるものを他の場所に動かすエレメントである、すべてのものを関係づけるエレメントでもある。風はものだけではなく、音を伝えるように、言葉を伝える。
 その為、風のエレメントが強い人間は物事を秩序を付けて判断し、分析能力に優れている事が多い。また、感情を抜きにして理論を重要視する。反面、ものを運んたり、分類することはできても、一度つくりだされた理論を無視した感情的な判断に関しては混乱する傾向がある。

 水 感情
 水はそこにあるものを溶かしたり柔らかくするエレメントである。すべてのものを溶かし、一つにまとめるエレメントでもある。水には溶けるもの溶けないものがあるように、その人間に受け入れられるか受け入れられないかと言う、物事の善悪を判断する能力に優れている。ここで言う善悪はあくまで個人的なものに限るが、実際に溶けるかどうか見てから判断するわけで、溶けるはずのものが実際に溶けなければ溶けないで受け入れない事になり、理屈抜きに好き嫌いを決定してしまう。そのため、理論づけて物事を整理できない傾向が強い。

 上記のエレメントは同じ状況で、見るべき視点が異なることを表します。たとえば、異なるエレメントのPCが探偵だったとしましょう。
 殺人事件が起こったとき、火のエレメントの探偵は何の理由もなく、犯人の目星をつけます。それに対して地のエレメントのPCはその場にあった状況証拠をせっせと集め始めます。風のエレメントの探偵は起こりうる状況の可能性を論理的に検討し始めます。水のエレメントの探偵は真っ先に被害者に同情し、犯人の動機から調査を始めるでしょう。
 というわけで、物事の優先順位や重要性の決定に関係して行くわけです。また、エレメントはあくまで目安です。

PCの個性、目的、長所、短所
 創られたPCに個性があると、WRPGはさらに面白味が増してきます。
 また、PCの目的があると、行動が迷ったときに、決めるものさしになるので、決めておいた方が楽しめます。
 また、PCに長所と短所を決めておくと、PCを演じる醍醐味ができますので、決めてみてはいかがでしょうか?

 そうそう、個性を作る要素として下記の要素を考えると、イメージがわきやすくなります。
 ・種族
 ・職能
 ・性別
 ・社会的地位
 ・信仰
 ・外見
 ・性格
 ・過去
 ・趣味や興味

 




戻る