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NPCリプレイ 

NPCリプレイとは、参加者としてのプレイヤーがいない、キャラクター(プエルギガスの住人)のリプレイです。
リプレイのサンプルとして掲載しておきます。

サンプルプレイング

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店主に適当な食事を注文し、なにかめぼしい仕事がないか質問する。
台詞
「ところで、なにか変わった話はありませんか」

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アウル・キース NPC リプレイ
 オルフィー王国 ロンドー
 世界暦660年4月1日

●灰色熊亭
 アウル・キースは、さまざまな冒険者の集う灰色熊亭にやってきた。
「ああ、わかったから、適当な食事をたのみます」
 アウルは、長くなりそうな灰色熊亭の主人の熊を倒したという自慢話の話の腰を、わざと折って注文する。
 灰色熊亭の主人は、不満げな表情を浮かべたが、そこは客商売。注文を受け、厨房にいる男にアウルの注文を伝える。
 アウルは店内の様子を伺うと、そのほとんどが傭兵や冒険家上がりの人間のような風貌だった。
 中でも目立ったのは、大声で自分の経験をサーガのように自慢する自称冒険家、キョロキョロ酒場を見渡す正装をした初老の男。カウンターで一人酒を飲む女性。大荷物を抱える男がいた。
「へい、ワインとパン。それと特性スープだ」
 アウルは深くかぶったフードから黒い手を出し、ワイングラスを手に取る。
「ところで、なにか変わった話はありませんか」
「変わった話?
 ああ、仕事の話か。あそこに大荷物を抱えた男が、ある薬草を見つけてくれる人を探していたみたいだぜ。結構危険な場所にある薬草らしい。まぁ、詳しくは本人に直接聞くんだな。
 あと、あの大声で自慢話をしている奴。
 奴も仲間を探しているらしい。ドラグスレイバーがどうのこうのいっていたなぁ」
 ドラグスレイバーとは、5歳の子供でも知っている御伽噺で登場する怪物で、12神と7つの魔神の争いのときに、12神の兵がギガスガーディアンという巨人であるのに対し、7つの魔神はドラグスレイバーという竜の化身が先頭にたって争ったという。
 ここまでは一般常識のレベルであり、アウルはそのドラグスレイバーはものもとユース神の兵であったが、7つの魔神の北の巨神ローフに騙し奪われたたという伝説も知っている。さらに、ドラグスレイバーは御伽噺だけの存在ではなく、実際、過去に魔道兵器として存在し、人間が戦争で使ったという事実も知っている。
「まぁ、そんな迷信を信じている奴はいなくて、ごらんの通り、やつの周りにいる輩は、奴のほら話を楽しみに聞いているわけさ」
「・・・ありがとうございます」
 アウルは、既に知っている知識についての説明は聞き流していた。
「いえいえ、どういたしまして。だが、あんた。どんな事情があるか知らないが、早めにロンドーを出ることをお勧めするぜ。
 魔法使いってだけで、差別する輩が多すぎる。
 もし、仕事を探しているんなら三剣男爵のカシュナー家の門を叩けばあんたの能力次第でいい仕事をもらえるかもしれないぜ」
「三剣男爵?」
「ああ、カシュナー家、マーヴェリック家、レイクウッド家の3人の男爵家が共同で統治している領地がある。ちょうどロンドーから一番遠い辺境の地だったところを、今では結構栄えた街に作り上げたってことで、ねたむ貴族も多いらしいぜ。
 特にカシュナー家はいい。家長のウィルフレッド様は俺みたいなどこの馬の骨か分からない奴も従者にしてくれるんだからな」
 灰色熊亭の主人は白い歯を見せて、柄に合わないさわやかな笑みを見せた。

PC情報

 サンプルNPC
名前:アウル・キース
性別:男
年齢:25
性格:冷静沈着、理論的、狡猾
種族:トゥクル人人
身長:約160-170cm
体重:約40-50s
髪の色:茶
目の色:ブルー
声の質:高い
外見:やせている、色白、目が大きい
口調:です。でしょうね。。
能力値:
 ア)心・・・高い
 イ)技・・・低い
 ウ)体・・・低い
スキル:
 魔法使い:3
 学者:4

特技
 毒舌
 雄弁
 言いくるめ
 レトリック

設定など
 究極の魔法を捜し当てる 

PCを動物に例えると
 梟、猫、カラス


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