Q・日本の国民だからといって、外国に長期に在住していないとは限りませんし、仕事上、外国に行く事などそれほど珍しい事ではありません。
このとき、裁判員になることは辞退できるのでしょうか?
海外旅行だってありえるでしょう。
裁判員に選ばれたら、海外旅行はいけなくなるのでしょうか?
海外旅行は娯楽だから、義務を優先すべきでしょうか?
裁判員という義務は、国民が人生を楽しむという権利を奪うだけの権限を与えていいのでしょうか?
海外旅行をする場合は、長期的に計画をたて、裁判員に選ばれたから、その娯楽を楽しむ権利を奪う権限が裁判員制度にあるでしょうか?
裁判員に選ばれ、辞退出来ない事によって生じた損害(キャンセル料や楽しみを暴力的に奪ったという心理的な被害)、さらには、裁判員に選ばれた事によって家族旅行が中止になるという事態を招くのは、国民として遺憾です。
裁判員になりたいと立候補したのならともかく、裁判員制度に国民の人生を楽しむ権利を奪う権限があるとは思えません。
本来、裁判員制度は、無作為に選ばれるものではなく、最初は裁判員になりたいという意思のある人が成るべきなのでは無いでしょうか?
義務とはいえ、やる気の無いのに選ばれた人が、誠心誠意をもって評議に望むとは非常に考えにくいことです。
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