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 強欲で大金持ちのジラニィが夢を通して体験する、
不思議な物語。
 夢の価値ってどのくらい?

*童話は時間のある時にごゆっくりご賞味ください。
 
質問、感想などは、童話掲示板などに書き込みしていただければ、モチベーションもあがります(笑)

*改行位置がおかしい時はwindowを横に広げますと快適に読めるかと思われます。

『夢の壷』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●作品紹介

クニークルス:奇妙な物言うウサギ。生徒のはず
「ムーシコス」:音楽の好きな少年。生徒。
『呟き尾形』:メールマガジンの発行者
《めぐたん》:スペシャルゲスト 魔女っ娘。
(ジラーニィ):今回のゲスト 
※各台詞は、名前を囲んでいる括弧の人物の台詞です。


夢の壺
http://homepage2.nifty.com/SON/hp_1_1_3.htm
 

 ボォン ジョルノ、こんにちは。クニークルスです。
「こんにちは。みなさん。ムーシコスです」
『こんにちわ。呟き尾形です』
《なのだ、なのだのめぐたんなのだ\(⌒▽⌒)/》
(うむ。ジラーニィだ)
「うわ、なんかえらそう」
(ふん、偉さなんてもっている金の量できまるからな)
 まぁ、とりあえず、今回紹介するのは、夢の壺だったね。
《おお、夢のツボなんて、すごいマッサージなのだ
◎(^0^)◎ 》

『それは、お灸やハリの治療で効果のある、人体の定まった
位置のことで、夢の壺は陶器とかの容器のことなんだけどなぁ』

 細かいことを気にすると、夢の壺の紹介ができなくなるよ。
「えっと、じゃぁ、僕が紹介するね。
 昔々、白い時計塔のある村のはるか東にある歴史のある国に、
ジラーニィという欲の深い大金持ちがいて、その大金持ちは、た
くさんの召使いを雇っていたけど、ケチだから、安いお金で召使い
達をこきつかっていたんだよね。

召使いの中で一番年をとっている召使いは、動かない手足を無理
矢理使って畑仕事をしていたある日、1匹の野鼠を捕まえました。
 その野鼠はただの野鼠ではなく、人の言葉をしゃべるのでした。」
(欲深はよけいだし、雇い主の自由だ。金持ちはえらいんだからな)
『 召使いの中で一番年をとっている召使いは、動かない手足を無
理矢理使って畑仕事をしていたある日、1匹の野鼠を捕まえました。
 その野鼠はただの野鼠ではなく、人の言葉をしゃべるのでした』

《それで、野鼠がにくたらしいこいつを懲らしめるにちがいない(σ・ω・)σ》
(ふん、野鼠ごときにやられるわけがないだろうが、金持ちだから、
見張りもやとっているんだからな)

「でも、その見張りも安く雇っているんでしょ」
 ま、どんなふうに、ジラーニィが懲らしめられるかは、読んでから
のお楽しみ。
「それもそうだね」
《よし、読むのだ
ぃぇ━━━━━ヽ(*゚Д゚)人(゚Д゚*)ノ━━━━ぃ 》
(・・・主役はわしだぞ・・・)
『ムーシコスのバイオリンとナイチンゲールの恋を書き上げた私。
 童話の難しさに試行錯誤して、次回作を考え、テーマもアニマとアニ
ムスの成長なんてテーマを掲げて、アリクイスとカレネという作品に手
をかけました。
 私にとって難しいテーマなだけに、未だに未完です。
 で、逆に開き直って、短編で書いて見ようということで、書き上げたの
が夢の壷です。
 テスト的な意味合いもあり、多少、作者のアイロニーを入れてみました。
 なので、テーマというものは具体的に無く、物語の中のカラクリを楽し
んで欲しいなと思っています』

 それじゃアルデベルチ。

夢の壺
http://homepage2.nifty.com/SON/hp_1_1_3.htm