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呟き尾形の色の心理学 第69回
民族と色 宗教と赤
★★★ ボォン ジョルノ、こんにちわ。クニークルスです。 「こんにちわ。みなさん。ムーシコスです」 《こんにちわの、めぐたんなのだ(⌒o⌒) 》 『こんにちわ。呟き尾形です』 「今回は何についてなの?」 『今回は、クリスマスの赤と戦いの赤についてお話したいと思います』 《クリスマスと戦いなんて関係ないんじゃないのか?(・_・?)》 「どっちも、赤が象徴するってことじゃない?」 『はい、そのとおりです。 まず、クリスマスは、キリストの誕生祝です』 《キリギリスがクリスマスと関係があるのか?( ̄_ ̄?)》 キリストだよ、めぐたん。 この世の終末に現れる救世主の意味だね。 のちに、イエスの敬称になるんだね 『そうですね。 キリスト教国では、クリスマスには、街中が赤と緑でデコレーショ ンされます。 最近では、日本でも、クリスマスにライトアップする家も増えてき ているようです』 《デコレーションケーキは好きなのだ(^¬^)》 デコレーションは飾りという意味だから、ケーキとはかぎらないよ めぐたん。 《ショックなのだ。Σ(○ロ○) くえないのか(┓_ _)┓》 『さ、話を進めましょう。 話をもどして、クリスマスカラーとされる赤は、キリスト教のシンボ ルカラーのカーディナルレッドと呼ばれ、枢機卿の衣装の色です。 キリスト教においての赤は、神の愛とキリストの贖罪の血を表す色を 象徴し、互いに矛盾する色を持っている重要な色です。 そこから。キリスト教の祭礼のさいに、枢機卿たちが切るもっとも神 聖な色として赤が用いられています』 《じゃぁ、サンタさんが赤い服をきているのか、そのせいなのだ な(⌒o⌒) 》 『それも、一説にありますが、それだと白の説明がつきません。 サンタクロースの赤と白の服装の由来は、アメリカで、コカコーラ社 が缶の色である赤と白の衣装をサンタクロースにきせたイラストを宣伝 につかったとところ、それが世界中に普及したという話が有名です。 それに加えて、白の純粋なイメージがマッチしたためだと思われます』 「クリスマスカラーが赤なのはわかったけど、緑はどうなの?」 『緑色というと、栗しますツリーのもみの木を象徴しています。 一年中緑を絶やさない常緑樹としての生命力から、キリストの永遠の 証しとして緑が使われています』 「へぇ、じゃぁ、赤は平和のシンボルなのかな」 『いえ、そうとも限りません。 赤は、生命の血や火を連想させます。 もっとも、激しく強力な色だともいえるでしょう』 《クリスマスとぜんぜん違うのだ(>_< )( >_<)》 色が象徴するものは一つじゃないからね。 めぐたん。 『そうですね。 ただ、赤は、赤は戦いの色、勇気を鼓舞する色として、戦いの場 に多く使われました。 たとえば、合図に使う旗の色として、赤は勝利、白は降参を意味 しています』 たしかに、ギリシアやローマでも、赤は軍神マルスのシンボルカ ラーとされていたよね。 シニョール呟き尾形。 『はい。 ジュリアス・シーザーは軍神マルスにあやかり、ローマ軍隊の外 装の色を赤にまとめたという説もあります。 一方、赤は目立つため、赤い服では標的になりやすいため、次第 に実用としては使われなくなり、逆に目立たない色がつかわれるよ うになりました』 「どんな色なの?」 『周囲に溶け込みやすい迷彩服が主な軍服として上げられます』 《じゃぁ、もう、赤は戦争につかわれなくなったのか?(?_?)》 『そうですね。 ただ、近代に入ると、赤は濃厚な政治的な意味をもつことにな ります。 発端は、1792年にフランスの民衆がデモ行進に赤い旗をつかっ たことがあります。 その後、ロシアの赤色革命のシンボルカラーとなり、共産主義 をはじめとする反体制反対体制主義や思想を表す色となりました』 「赤は、人の気持ちを熱くさせて対抗意識をつよくさせるって ことかな」 『そうですね。 赤は人間の気持ちを高揚させる効果があるのは、色の心理学でも 述べたとおりです』 それじゃ、アルデベルチ。 前へ 次へ 質問、感想などは 、呟き尾形の色の心理学 掲示板に書き込みしください。 |