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呟き尾形の色の心理学 第87回
 エジプトと色 2 

 

 

 

 

 

 

 

 


★★★
 ボォン ジョルノ、こんにちわ。クニークルスです。
「こんにちわ。みなさん。ムーシコスです」
《こんにちわの、めぐたんなのだ(⌒o⌒) 》
『こんにちわ。呟き尾形です』
「今回は、前回の続きのエジプトと色についてだったよね」
『はい。その通りです。
 まず、前回は、エジプトでの白についてお話させていただきました』
「白は、輝く太陽の光の色の象徴だったんだよね」
『そうですね。
 今回は、白の対局にあるのが黒について、お話したいと思います』
《ふに、黒はどんな意味なのだ?(◎_◎) ン》
『まず、エジプトでは、黒は漆黒の闇の色をしていることから、冥界の色
とされてきました』
《ふに、めーかいって、黒とは全然つながらなさそーなのだ(;'◇')》
 めぐたん、もしかして明快とまちがえていない?
 冥界というのは、死後の世界という意味だよ。めぐたん。
《ひょへー、そんなおっかない世界があるのか
(||゜Д゜)ヒェ〜〜〜〜〜〜〜!!!》
『エジプトで冥界の神といえば、犬の頭を持つ死者を来世に導くアヌビス
です。
 そして、アヌビスの頭は黒く描かれ、死者の色とされていたのです』
 え、でも、古代エジプトでは、黒は夜の闇や死の反対の意味でもつかわれなか
ったっけ?
『ええ、そうなんです。
 たしかに、古代エジプトでは、黒を”生”や”裕福さ”を表す時にも
使われます』
《わけわかんないのだ(゜Д゜)・・・・・・??》
「ほんと、どうして黒は死と生や裕福さをあらわせるの?」
『これは、古代エジプトの国土の特徴にあります。
 古代エジプトでは、黒を”生”や”裕福さ”を表す理由は、エジプトの耕地
の色からきています』
「えっと、その土って、もしかしてナイル河が運んできた土のこと?」
『はい。そのとおりです。
 ナイル河の水からもたらされた、農作物が豊かな土は黒い色であり、耕地を
”生”に関連づけていたとされています』
「そういえば、エジプトは、砂漠が広い国で、人口はナイル川というおおきな川
の流域に偏っているんだったよね」
『はい。
 ナイル河は、この黒い土を運びますが、その黒い土は、穀物を育てるためには
なくてはならないものでした。
 ですから、黒は生命力を象徴する色と考えられたわけです』
 たしかに、エジプト文明は、豊穣をもたらす黒土によってもたらされたとも
いわれているね、シニョール呟き尾形。
『はい。
 ちなみに、エジプトの国土を表すケメトという言葉は、エジプト語のケム(黒)
をその語源とされています。
 また、再生復活をつかさどる神々の顔は、黒く彩色されています』
《ふに、めーかいの神様も黒石、さいせーふっかつの神様も黒なの
かΣ( ̄◇||||)エッ??》
『たしかに、矛盾するようですが、古来から生と死は関連付けられて考え
られるケースもありますからね』
それじゃ、アリベデルチ











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