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呟き尾形の色の心理学 第159回
 国旗と色 37 国旗の青が象徴するもの 24
 ミャンマーの旧国旗の青 

 

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呟き尾形の色の心理学
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 ボォン ジョルノ、こんにちわ。クニークルスです。
「こんにちわ。みなさん。ムーシコスです」
《こんにちわの、めぐたんなのだ(⌒o⌒) 》
『こんにちわ。呟き尾形です』
「今回はどこの国の国旗の話なの」
『今回はミャンマーの国旗についてお話したいと思います』
《みゃーみゃーいって、猫の国か?(ΦωΦ)》
 ミャンマーだよ、めぐたん。
 インドシナ半島西部にある連邦国で、昔は、ビルマとも呼ばれていたんだよ。ビルマは、1989年にビルマ連邦社会主
義共和国名を改称してミャンマーになったんだね。
『そうですね。
 今のミャンマーの国旗は、ミャンマーの軍事政権が2010年10月21日に、国旗を新しいデザインに変更し、即日使用を開始しました。
 国旗は、上から黄色、緑、赤に塗られた三色旗の上に、大きな白星が描かれています』
「真ん中の白い星はどんな意味なの?」
『白い星は、三色の帯にまたがる白星はミャンマーが地理的・民族的に一体化する意義を示し国家の統一を象徴します』
《黄色は何なのだ?( ̄へ ̄?)》
『黄色は、国民の団結、平和、平穏。緑は、豊かな自然環境、赤は、勇気と決断力、そして愛を象徴します』
「あれれ、タイトルでは国旗の青が象徴するものだけど、ミャンマーの国旗に青はないよ」
《タイトルに偽りありなのだ(-ω-#)》
 実はね、ミャンマーの国旗は2010年にかわったけれど、それ以前の国旗に青があったんだよ。めぐたん。
《どーゆーことなのだ?(◎o◎)》
『今のミャンマーの国旗が黄・緑・赤なのに対し、昔の方は赤・青・白となっています。
 更に星ではなく左上に歯車の上にある稲の絵でした。
「なんで、こんなに大きく変わったの?」
『まず、稲の絵は農民を表す絵であり、歯車は労働者を表す絵となってます。
 これは、ミャンマーの主産業である工業と農業を象徴し、社会主義というイデオロギーが色濃く出ており、ネ・ウィン将軍によって変更されたデザインした。
 社会主義では、農民や労働者というのは、思想上、重要な立ち位置になっています。
 そして回りにある14の星はミャンマーの14の地域を表しており、白は純潔と美徳、青は平和と高潔、赤は勇気と団結を象徴しています』
「新しい国旗はまだ短いけど、前の国旗に青があったわけか」
『前の国旗は、クーデターでネ・ウィン将軍が樹立した軍事政権でした。
 そのため、アウンサンスーチーやNCGUBなど軍事政権の正当性を否定する側は、共和制時代のビルマ連邦の国旗を、ミャンマー民主化の象徴として使用していたという背景があります』
「農民と労働者を意味する稲と歯車が消えて、白い星がミャンマーの統一ってことは、社会主義から民主主義になるっていう象徴だったてことか」
 働き手としての国民から主権者としての国民として一つになる、つまり14の星が一つになるというのが、そういうことかな。
 で、青の高潔がなくなり、黄色に団結と、平和、農民を象徴する稲の代わりに緑の豊かな自然環境ってところかな。
 シニョール呟き尾形。
『そうですね。
 国旗と言うのは、国家の目指す思想があらわれるものですからね』
 それじゃアルデベルチ。







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