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占星学の歴史

 占星学と神秘主義

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こんにちわ。呟き尾形です。

 グノーシスとはギリシア語で「霊知」という意味であり、1〜2世紀にかけて、普及したキリスト教の一派が信奉した思想です。
 その思想を、大雑把に説明しますと、善と悪、或いは光と闇の二元論を論拠として展開されています。
 たとえば、創造神話においては、光の一元論世界の存在を前提としていましたが、光のなかに内在した何らかの瑕疵によって、光の調和世界が破れ、そこから「闇と悪の世界」の萌芽が発出した。
 とされています。
 そして、上位の世界より下位の世界への垂直的「流出」創造が為され、それが「この世の起源」であると説かれています。
 この思想において、神との超感覚的な合一という、一種の神秘主義の形式がとられています。
 そして、占星学は、グノーシス主義の影響を少なからずうけた。
 ともいえます。

カバラ思想とは、ユダヤの神秘哲学であり、宗教体系のことをさしています。。
 ソフィア(叡知)によって、大宇宙である神の世界があるとしています。
 その大宇宙のミニチュアが、小宇宙、すなわちわれわれの住んでいる地上であるとかんがえました。
 つまり、この世界を創造した大宇宙の存在が小宇宙を想像したのだから、すべてが神にかかわりのあるものであると考えました。
 特に、カバラ秘数術というものがあるように、言葉や数字も、神によって神秘的な力が秘められたものに違いない。
 と考えたわけです。
 その考えからいえば、神の創造した言葉や数字を操ることにより、世界自体
に働きかけることが出来ると言い得るわけです。
 そして、占星学は、このカバラ思想の影響を少なからずうけた。ということもいえますが、カバラ秘数術をみると、太陽系内の天体も関係してくるので、一方的に影響を与えたというよりも、お互いに影響を与え合った。
 ということなのだと考えられます。

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