占いを非科学的だと思う方へ

★★★

『こんにちわ。呟き尾形です』
＜オス！　アルクィン・ピクトルだ＞
【こんにちわ。フォルス・テッセラです】
＜前回は、占いを非科学的だという主張は、”しろうと理論”に基づ
いているってタンカきってたな＞
【そこまでは、言っていませんが、そうですねぇ。
　占いはでたらめだ。と主張する人の多くは、”しろうと理論”的特
長があるのは、確かですよぉ】
『そうですね。
　”しろうと理論”そのものは、情報整理するための一種の智恵です
から、それ自体が悪いとは言いません。
　しかし、”しろうと理論”を根拠に議論を求められても、こちらも
困ってしまうわけです』
＜なんでだよ＞
【”しろうと理論”は自己批判というプロセスが全くないからですね】
＜自己批判？＞
『そうですね。科学は、仮説が正しいか実験などのデータを取得し、
その結果を考察する。というのが基本プロセスです。
　科学において、仮説はあくまでも仮説でしかなく、自分の意見であっ
ても、実験結果や観察による裏づけが無ければ、常に自己批判しなけれ
ばいけません』
【”しろうと理論”にはそれが無いわけなんです。
　いえ、それは仕方の無いことなんですよぉ。専門家でもない限り、実
際の実験や観察をして、理論構築をするわけではないですからね。
　むしろ、専門家も、そういった科学のプロセスが無ければ、”しろうと
理論”に汚染されるはずですよぉ】
＜なんでぃ。じゃぁ、自己批判さえすればいいってことじゃねぇか。
　たとえば、地震は地下のナマズが起こすとか、噴火は神の怒りだとか、
ああいった、迷信を信じる”しろうと理論”があったとすれば、本当に
そうなのか、現実と比較すればいいわけだろ？＞
『そのとおりです。
　ただ、心の問題や、未来予測については、これが実際に確かめることが
出来ないんです。
　さらに、ポイントはこういった、”しろうと理論”が人の心に影響を与
えてしまうということ』
＜なぬ？
　おいおい、まてよ。ってことは、”しろうと理論”を聞いてしまったら、
その時点で、その理論が正しいように心に影響するってことだろ？＞
【そうです。
　占いの例でいうなら、占いはでたらめで、あらかじめどんな場合でも当
てはめられるように、謎めいた言葉を巧みに使うＫＮＯＷ-ＨＯＷだ。
　といわれたとしますよねぇ。
　すると、その人が聞く占いは、疑心暗鬼になって、占い師の言うことは、
全て言葉巧みに聞こえてしまうんですよぉ】
『あるいは、占いは統計だ。
　といわれ、なんとなく、最もだから納得する。
　過去に話したとおり、占いが統計とするなら、統計の裏付けとなるデータ
が必要になるはずなのに、占いにはそれが存在しない。
　けれども、統計なら実績がありそうだからと信じてしまう。
　という現象もあります』
＜で、呟き尾形は、自己批判というフィルタを通した、占いを非科学的だと
考える人間の意見は聞いたことがない。
　というわけか＞
『そうです。
　そして、自己批判が繰り返されないプロセスは・・・』
【あ、なんか長くなりそうですから、それは後にしませんか？】
『そうですね。では、長くなりそうなので、さらに詳しい説明はまた次回と
いうことで。
　さて、議論の中で、感じたこと、意見、異論反論、質問があれば、
それも、メールマガジンの中で取り上げていきたいと思っています』
【そうそう、投稿のさいはメールマガジンにメールの内容を引用して
よいかどうかをメールの中に明記してくださいね。
　とりあえず、メールのタイトルに投稿とつけるか、あるいは、
メールの中の文章にその旨を書いてください。
　もし無い場合で、メールマガジンに掲載したいときは、確認の
返信をいたします】
<ちくしょう今回は手も足もでなかったが、次は何とかしてやるぜ。
　だれかいい智恵をもってないか？
　まぁ、今日はここまでだな。じゃ、投稿待ってるぜ>

前へ　次へ

呟き尾形の占いの話
　呟き尾形が占星学についてまとめた、ノート代わりのｂｌｏｇです。