クラウドは、これ以上、ダメージを受けることは、敗北を意味していた。
 かといって、防御に回れば、相手の思うツボである。
 攻撃は最大の防御。とばかりに、サウザーにむかって突撃する。
 サウザーはそれを待ち受けるように、掌をクラウドに向けると、そこから5発の光の玉が放たれる。
 クラウドは、助走をつけて飛び上がった。
 その動きはサウザーの予想を裏切り、光の玉はクラウドに命中することなく、すれ違う。
 サウザーの放ったエネルギー弾は壁を破壊するだけだった。
 一方、クラウドのとび蹴りがサウザーに命中する。
 吹き飛ばされ、後ろの壁に叩きつけられる、その場に倒れこむサウザー。
 クラウドもとび蹴りで崩した体制と立て直す頃には、サウザーも立ち上がる。
 サウザーの肩には怒りに振るえ、その屈辱に顔をゆがめていた。
「ぶっ殺す!」
 憎悪に満ちた表情でクラウドを指差す。
 それは、サウザーのプライドをひどく傷つけたことを意味する。
「それはこっちの台詞だ」
 クラウドは静かに応えた。




 攻撃する(D05)

 ダークキャノンを使う(AM05)

 防御する(AN05)