クラウドは身構えて、サウザーの出方をみることにする。
 不用意な攻撃、超能力は危険を招くと判断したのだ。
 その判断は、サウザーも同じだったようだ。
「貴様、誰かに雇われた?」鋭い眼光をサウザーに向けてクラウドが問う。
「答える義理は無いな」軽くあしらうサウザー。
「ふん、金で殺しをするような奴は悪人だ」とクラウド。
「警察ってのは疑うのが仕事だからな、なんとでも言えばいいさ。
 もっとも、サイクラフトなら、人殺しぐらいするんだろ?」
 サウザーの挑発にクラウドは眉を動かす。
(人殺し? そう言った意味では俺も同じだな・・・・いいさ、とっくに墜ちているのさ)
 クラウドは自嘲した。
「図星ってところだな」サウザーさらにクラウドを挑発する。
「弱い犬ほどよく吼える」クラウドの自嘲をやめ、目の前の敵に集中した。


 攻撃する(I04)

 探索者の影(シャドウシーカー)を使う(T04)

 防御する(S04)