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●エピローグ
グレイ・ルース準尉は顔にもう一つの痣を作った。
ケイス・ウィンターホース大尉からの容赦のない拳が叩きつけられたのだ。
「自分の犯したミスがどんなものだかわかっているのか!」
ケイスはそのままその場を立ち去った。
「ねぇ・・・・ルース。その、仕方ないよ」
今回、1番の功労者であるZRFのパイロット、シン・イチジョウ中尉がルース
を慰める。
「す、すいません」
自分に過失があることを十分理解しているルースにとって、そのことばしか
でなかった。
リュージ・サワムラ中尉は冷ややかな目でルースを一別すると、言葉もなく
その場を立ち去り、ラグナ・バナード少尉はリュージとは対照的にな同情の念
を込めた視線で見守っていた。
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