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ミフスキー粒子

 おそらく、ミノフスキー粒子はガンダムで最大の謎であり、ガン
ダムの世界にミノフスキー粒子(以後M粒子)なくして、ガンダム
が成立しない存在です。

 M粒子とは静止質量がほとんどZEROの粒子なんです。
 えっと、静止質量というのは、ニュートン力学のおける質量と同
意なので、単純に質量だと思ってください。
 で、このM粒子には、プラスとマイナスがあって、こいつらが引
き合っている空間には強力な不可視フィールド(見えないバリアー)
ができるそうなんです。で、厄介なのが、その不可視フィールドを
通過しようとするマイクロ波、電磁波などをおそろしく減退させ、
その密度によっては超集積回路に誤作動させるほどなんです。
 よく、ブライト艦長が「ミノフスキー粒子を散布しろ!」
 という命令は、ミサイルが打たれても、誤作動させて命中させな
かったり、レーダーそのものを誤作動させ、敵の索敵を混乱させる
効果があったようです。さらに通信系の機器もだめになるので、効
果覿面です。
 そうなると、頼れるのは己の目と耳だけ。ということになってし
まいます。そうなると、機動兵器の役割は大いに大きくなるわけだ
そうです。つまり、戦略的にも、戦術的にもモビルスーツの役割は
重大になったということですね。
 飛行機よりも人型なのは、有視界による接近戦(たぶん、格闘の
事だと思います)の必要性と汎用性が良かったようです。

 ミノフスキークラフトというのは、そういった、M粒子の特性を
制御することによって生まれた技術だそうです。手元の資料にはそ
こまでしか書いていませんでしたが、多分、同極のM粒子同士の反
発の力とプラスとマイナスの引き合いの力で何とかしているのでは
中と思われます。
 ホワイトベースの場合は、両側にある丸い盾のような形のやつ
が、M粒子の制御装置だったようです。飾りじゃなかったんです
ねぇ。
 当時、私はあれがヨーヨーのように飛び出ることを期待していま
した p(*´∇`*)ノ