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エルメス

 MAN−08 エルメス

 



 全高:85.4m
 本体重量:163.7トン
 ジェネレーター出力:14200W
 スラスター出力:645200Kg
 パイロット:ララァ・スン

 エルメスは連邦将兵から「ソロモンの亡霊」としておそれられた。
 初の実践型ニュータイプ専用モビルアーマーである。
 だが、エルメスという本機案する詳細情報は、戦後の混乱で失われたも同様であったし、パイロットであるララァ・スン少尉の個人情報も同様だった。
 研究家の中には、実在した事を疑うものさえいたのは、「ソロモンの亡霊」の異名にふさわしいといえるかもしれない。
 エルメスの最も恐るべき部分は、ニュータイプという特殊能力者を用いる事によって、ミノフスキー粒子散布下での長距離遠隔攻撃を可能にしたという点である。
 その、ミノフスキー粒子散布下での長距離遠隔攻撃を可能にした兵器とは、ビットと呼ばれるサイコミュメカ搭載の遠隔操作の小型ビームポット(サイコミュ兵器)である。
 エルメスは、ビットを操る事によって、ブラウ・ブロで試されたサイコミュ兵器の完成の域まで押し上げたのだ。