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南極条約

 緒戦の圧倒的な勝利を後ろ盾に、[[ジオン公国]]は[[地球連邦]]に休戦条約を持ちかける。
 そして、中立のサイド6を仲介として、交渉の場を設定した。
 地球連邦の南極基地において行われた交渉は、当初、ジオン公国による事実上の降伏勧告であった。
 さらに、[[地球連邦]]にはこれ以上の抗戦を行う戦力が残っておらず、条約をのむしかないと思われた。
 しかし、奇跡的に生還を果たしたレビル将軍が、条約締結のための会合が開かれているときに、「ジオン軍に兵なし」とする演説を全地球規模で放送し、連邦軍以上に、ジオン軍も疲弊している事を訴えた。
 これによって、戦時条約の締結に変更された。
 この条約は南極条約と呼ばれ、NBC兵器の使用及び大質量兵器(核兵器やコロニー落とし等)の禁止や、サイド6等の中立宣言区の承認、捕虜の取り扱いなどを主な項目を規定するものとなった。
 これによって、戦争の長期化は避けられないものになった。

 一年戦争が終結した段階でこの条約は失効しているが、NBC・大質量兵器の使用禁止に付いては、戦後も尊重する傾向がある。