地球侵攻作戦
ジオン公国は、共和国が樹立された時点から、連邦政府に依存しない国家体制の確立を目指していた。
そのため、資源衛星の調達やコロニーの階層など独自に行っていた。
特に、重化学工業技術は発達しており、他のコロニーよりも先んじており、モビルスーツを初めとした兵器の開発も進んでいた。
しかし、独立を認めさせることができなかったため、戦争の長期化が避けられない状況下において、資源確保が急務となった。
そして、地球の資源を確保すべく、地球侵攻作戦が実施されたのである。
そこで、ジオン軍は、2月7日に地球侵攻作戦を本格的にはつどうさせた。
そして、月面から地球に向けてマスドライバーでの攻撃を実施し、目的基地の対空防衛を弱体化させた。
その後、3月に入り、宇宙基地制圧隊、資源発掘隊を第一次降下作戦にて天然資源の多いカスピ海及び黒海沿岸部、コーカサス地方のオデッサ・バイコヌールに降下し占領する。
その後、第二次作戦では北米大陸に降下し、占領。
このとき、キャリフォルニアベースで捕獲したU型潜水艦数隻を改修してユーコンとし、ハワイ攻略作戦で多数が使用されたといわれている。
続いて、アジア・オセアニアに降下し、アジアの拠点の一つペキンを占領。
さらに別の作戦でアフリカ・キリマンジャロも手中に治め、地球の約3分の2が[[ジオン軍]]に占領される。
しかし、この後、連邦・ジオン共にこれまでの作戦で疲弊しており、大きな衝突は起きず各地で小競り合いが発生するのみであった。
この硬直状態の水面下では、ジオン側はモビルスーツや陸上部隊、航空部隊の戦力増強や新型モビルスーツ・拠点攻略及び防衛用モビルアーマーの開発を着々と進めていた。
一方の連邦側では、レビル将軍は大鑑巨砲主義にこだわり続ける反対勢力を振り切り、モビルスーツに対抗するための[[V作戦]]を4月1日発動した。
[[連邦軍]]は、モビルスーツの開発であるRX計画と一週間戦争及びルウム戦役で失われた艦隊再編の為のビンソン計画を発動させ、戦力の増強と一大反抗作戦のチャンスを狙っていた。
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