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今の政治に物申す 第91回〜100回
呟き尾形の今の政治に物申すは、呟き尾形の雑記帳の政治・経済・国際のカテゴリーをまとめているコンテンツです。
- ・リーダーとして不適格の可能性(2011年1月16日追加).
- ・失敗するリーダーは、苦言に耳を貸しません。(2011年1月16日追加).
- ・鈍感力というよりも、呑気で甘い認識の呑甘力(2011年1月16日追加)
- ・厚労相としての責任(2011年1月16日追加)).
- ・なぜ、事務所費公表が出来ない・・・(2011年1月16日追加).
- ・宰相の資格(2011年1月16日追加)
- ・漢方薬タイプの総理大臣?(2011年1月16日追加)
- ・国民の声? 都合のいい国民の声しか聞こえないのでしょう。(2011年1月16日追加).
- ・麻生太郎氏に期待します 日本の底力を引っ張り出してください(2011年1月16日追加).
- ・国民投票法法案についての意見、質問(覚書)(2011年1月16日追加).
。
「呟き尾形の今の政治に物申す」の目的は、政治はお上の決めること。政治は他人事。国民が何をいっても変わらない、という考えをなんとか変えたいという理念をもって書いています。
特定の組織のための、プロパガンダなどをはじめとした、他意はありません。
ですから、私の意見を読んで、思ったこと、考えたことを下記のサイトで述べていただければさいわいです。民主主義とは、少数の意見も正当性を議論によって検討し、正しければ採用するというイデオロギーです。決して多数決のみのことを指すのではありません。
こうして、インターネットという媒体があり、直接意見を言う窓口を作っているのですから、利用しましょう。
小泉内閣
自由民主党
公明党
民主党
共産党
社民党
第91回
リーダーとして不適格の可能性
<中川自民幹事長>「忠誠心なき閣僚は去れ」講演で苦言呈す
(毎日新聞 - 02月18日 20:00)
★★★ここから★★★
「安倍晋三首相が(閣議で)入室したときに起立できない、私語を慎めない政治家は美しい国づくり内閣にふさわしくない」。自民党の中川秀直幹事長は18日、仙台市で講演し、異例の厳しい表現で政権内の緊張感欠如に苦言を呈した。
中川氏は「閣僚、官僚のスタッフには首相に対して絶対的な忠誠、自己犠牲の精神が求められる。首相の当選回数や、かつて仲良しグループだったかどうかは関係ない」と強調した。
閣僚の相次ぐ失言や、正副官房長官、首相補佐官らの連携不足が首相の指導力発揮を妨げているとの党内の懸念を代弁した形だが、中川氏のボルテージは上がる一方。「自分が目立つことを最優先する政治家や、野党の追及が怖くて改革を進められない政治家は、内閣・首相官邸から去るべきだ。首相を先頭に一糸乱れぬ団結で最高峰を目指すべきだ」とぶち上げた。
★★★ここまで★★★
だそうです。
ポイントは二つですね。
一つ目は、閣僚、官僚のスタッフが忠誠心をみせるべきは、総理大臣
よりも、主権者であること。
二つ目は、小学生が注意されるようなレベルの注意を、受けざるを得
ないような状況が事実として存在したことです。
まぁ、一つ目は、状況を懇意的に想定したとして、中川現自民幹事長
は、自民党という組織の気持ちを引き締めるための苦言でなんでしょう
から、とりあえず、保留します。
実際、なんであれ、何かの組織のリーダーに、そのメンバーは従う
べきであるということは正論です。
そうしなければ、大抵、その組織は維持できません。
組織を、人間の体になぞらえれば、総理大臣というのは、大脳です。
大脳の言う事を体が聞かなくなれば、大抵は自滅します。
ですから、メンバーは、組織のリーダーに従うべきです。
たとえば、何か班があったとして、班長などのリーダーにメンバー
は従う。
これは、小学生でも理解できるレベルです。
で、二つ目のポイントにおいて、
会議なり公演なりで、私語を慎むべきです。
これも小学生でも理解できるレベルです。
で、この2つ目の小学生が注意されるようなレベル
の注意を、受けざるを得ないような状況が事実として
存在したことは、結構、深刻な問題です。
といいますのも、小学生レベルでも理解できるレベ
ルのことができていないメンバーの存在する組織が、
道徳を重視した教育改革をしようとしている問題
があります。
安倍現総理大臣の教育に対する主張は正論だと思うし、
中川現自民幹事長のこの報道の中にある一部は正論だと
思います。
が、正論だけではどうしようもありません。
正論は行動がともなって、はじめて力をえるもの
なのです。
そうでなければ、巧言令色の徒として、軽蔑の対象
となるからです。
リーダーの説得力というのは、一貫性のある言動です。
言動とは、言葉と行動の両方であり、言葉だけではなく、
行動も必要なのです。
まず、口で言うだけではなく、やってみせることが
なければいけないということで、組織に今回のような
現象がおきてしまう殆どの原因は、言う事だけは正しいが、
行動がともなっていなかったり、リーダーの言動に
一貫性が無い場合です。
つまり、私語が慎めない現象を注意する苦言があった
ということは、メンバーが、リーダーを巧言令色の徒
と判断しているのか、一貫性の無いリーダーであると
判断しているからではないかという憶測が出来るわけで
す。
どこぞやの企業のリーダーなら、勝手に自滅してくれ
といいたいところですが、大問題なのはこの日本全体
の奉仕者である公務員の行政担当の奉仕者のリーダー
が、巧言令色の徒である、ないし、一貫性のないリーダー
ではないかという疑いが生じます。
つまり、安倍現総理大臣は、リーダーとして不適格の
可能性があるということです。
ま、この疑いが事実だろうが、そうでなかろうが、確実に
いえるのは、日本の主権者は国民で、常識レベル
の礼節は、守って欲しいとは思います。
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第92回
失敗するリーダーは、苦言に耳を貸しません。
<中川幹事長苦言>首相官邸も神経とがらせ…指導力問われ
(毎日新聞 02月19日 20:31)
★★★ここから★★★
安倍内閣に緊張感がないという自民党・中川秀直幹事長の苦言に、首相官邸は神経をとがらせている。中川氏の指摘通り、閣議で安倍晋三首相が入室しても起立せず、私語も慎まない閣僚がいるならば、教育問題で言う「学級崩壊」の状態。首相の指導力が問われ、「ダメ教師」のらく印を押されかねないからだ。
首相は19日、官邸で中川発言の真意を記者団から聞かれ「それは中川幹事長に聞いて下さい。心配をしていただく必要はない」と機嫌を損ねた。ある政府筋も「大体、幹事長は閣議に入っていないのに、政府内の文句を言われるのはご苦労なことだ」と不快感を隠し切れないようだった。
ただ、小泉前政権時の閣議と比べると、確かに緊張感が欠けていると言われて否定できない面もあるようだ。
中川氏には、こうした基本的な規範の緩みが閣僚の相次ぐ失言、官邸内の連携不足につながっているとの不満がある。この日の政府・与党連絡会議でも、中川氏は首相を前に「政府・与党の足並みが乱れていると言われないように」と忠告。その後の記者会見では「首相を中心に団結しないといけない。(規範が)緩んで、自壊していくことが脅威だ」と訴えた。
官邸内からは「まだ安倍さんの政治経験も浅いから」(政府筋)との弁明も聞こえるが、4月に統一地方選、7月の参院選を控え、与党内のいら立ちは高まっている。
★★★ここまで★★★
だそうです。
リーダーとして不適格の可能性
http://blogs.yahoo.co.jp/tubuyaki_o/28461253.html
にかきましたが、どうも、本当に安倍現総理大臣はリーダーとしての資質が無いのかもしれません。
正直、中川氏に同情します。
新聞記事に苦言と表現されているくらい、中川氏は正論を述べています。
ちなみに、苦言とは、言われる人にとってはいい気はしないが、その人のためにあえて言う忠告です。
基本的な規範の緩みを引き締めるのは、立場上は安倍現総理大臣が戒めるべきなんですよね。
それを替わりにやってくれた中川氏に感謝するどころか、
「それは中川幹事長に聞いて下さい。心配をしていただく必要はない」
という始末。
黙っていても酷くなるから、心配するわけで、会議なり公演なりでの私語なんて、常識はずれもいいところです。
小学生レベルでも理解できることですが、私語とは、ひそかに話すことです。
小学生レベルの注意事項な上に、純粋にみっともないだけではなく、会議や公演で私語をしたら、会議中での話し合いに集中できていないし、重要な情報を聞き取れなくなります。
非常に不合理です。
それで、組織としての連携が取れるかといえば出来るはずもありません。
組織活動について重要なのは、
報告、連絡、相談です。
会議中に私語をするような人に限ってこれすらできません。
すると、組織的な連携が出来なくなります。
こうした組織としての基本もできなければ、その先に行くつく結果は、失敗です。
大抵、失敗する組織や倒産する会社などは、こうした基本的なことができないわけです。
まぁ、人間、物事が思い通りにいかないと、都合の悪いものに目を背けたくなるものですが、格差問題の認識同様、官邸内の基本的な規範の緩みにも目を背けているようです。
本来、リーダーの資質があれば、組織内の問題点は積極的に解決するべきで、それに目を背ける時点でリーダーの資質なしということになります。
無関係な組織なら、勝手に自滅してもらってもかまわないのですが、日本の政治の舵取り役なのは間違いありません。
座礁されてもこまるので、マキャベリズムか韓非子に目を通すか、それに精通した側近なり秘書をつけることを安倍現総理大臣にお勧めしたいと思います。
繰り返しますが、苦言とは、言われる人にとってはいい気はしないが、その人のためにあえて言う忠告です。
苦言に耳を貸さない、安部現総理大臣。
で、失敗するリーダーは、苦言に耳を貸しません。
・・・中川氏には、同情いたします。
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第93回
鈍感力というよりも、呑気で甘い認識の呑甘力
<小泉前首相>「鈍感力が大事だ」…政権運営に注文
(毎日新聞 02月20日 22:31)
★★★ここから★★★
自民党の小泉純一郎前首相は20日、国会内で中川秀直幹事長、塩崎恭久官房長官らと会い、「目先のことに鈍感になれ。『鈍感力』が大事だ。支持率は上がったり下がったりするもの。いちいち気にするな」と、長期的な視点から政府・与党が一体で政権運営に当たるよう注文をつけた。「鈍感力」は作家、渡辺淳一氏が今月刊行したエッセーのタイトル。
小泉氏が党幹事長室に立ち寄り、塩崎長官も遅れて同席した。中川氏は18日、安倍内閣の閣僚に緊張感が無いと苦言を呈したが、小泉氏は「閣僚はみんな一家言持っている。無理にまとめる必要はない」と中川氏を諭したという。高支持率の維持に成功した小泉氏だが、記者団に「(支持率は)40%でも30%でも十分だ」と語った。
小泉氏の指摘について安倍晋三首相は20日夜、首相官邸で記者団に「小泉(前)総理らしい言葉だと思う。鈍感力というのは必要かもしれない」と語った。
★★★ここまで★★★
だそうです。
鈍感力とは、嫌なものを「ま、いっか」と許せるおおらかさや、皮肉を右から左へ聞き流せる要領のよさ、何があっても眠れるだけの精神的なたくましさなどの、結果的にプラスに働く鈍さのことです。
小泉前総理大臣の言葉を聞いた、安倍現総理大臣は、
「小泉(前)総理らしい言葉だと思う。鈍感力というのは必要かもしれない」
なんていいましたが、指摘されるまでもなく、安倍現総理大臣は超強力な鈍感力があると思います。
と、いいますのも、安倍現総理大臣のように、離党した議員や「女性は生む機械」発言を「ま、いっか」と許せるおおらかさや、
「ワーキングプア」と呼ばれる正社員並みにフルタイムで働いても生活保護水準以下の収入しか得られない就業者が、格差社会の中で苦しんでいるという指摘をうけても、指摘を聞き流せる要領のよさや、何があっても北朝鮮には強気の精神的なたくましさなど、自分に都合のいい、利己的な鈍感力といえるでしょう。
ただ、問題は、この鈍感力は、安倍現総理大臣には、プラスに働いても私たち国民には、マイナスになるということです。
その結果が支持率です。
支持率低下を、無視する鈍感力。
格差社会はないという鈍感力。
苦言を無視する鈍感力。
なにより、国民の声を無視する鈍感力。
どれも、見栄や虚栄心によるもので、それは、鈍感力というよりも、呑気で甘い認識だからこその呑甘力なんじゃないかと思うのです。
で、小泉前総理大臣のおっしゃった鈍感力というのは、一度やると決めたものを意思貫徹するためのもので、何事も先送りするんじゃないよ。
という意味だとはおもうんですが、自分の都合のわるいことについては、聞こえなくなる利己的な鈍感力の持ち主には通じているのかどうかは不安です。
で、それをうらづけるような、小学生の学級会レベルの発言もあります。
<閣議>私語やめ起立 幹事長発言には反発の声
(毎日新聞 02月20日 20:01)
★★★ここから★★★
政府は20日、国会内で閣議を開いたが、この日は安倍晋三首相が入室すると閣僚たちはいっせいに私語をやめ、立ち上がり「おはようございます」とあいさつした。一方で、中川秀直・自民党幹事長から忠誠心を疑問視されたことには記者会見などで不満や反発の声が相次いだ。
塩崎恭久官房長官は「いつものようにやらせていただきました」と閣議後の記者会見で述べたが、これまでと違う緊張感が漂っていたのは明らか。久間章生防衛相は「(中川氏の発言は)いい刺激になったんじゃないか」と語った。
一方で各閣僚は、中川氏から首相への忠誠心の欠如を指摘されたことについては「忠誠心を欠くことはない」(長勢甚遠法相)などと一斉に反論。中川氏に対して「一種の親心だと思うが、うるさく感じることもある」(渡辺喜美行政改革担当相)、「意図がよく分かんない。(首相の求心力が)落ちていると思ったことはない」(麻生太郎外相)など、神経を逆なでされた様子がありあり。「首相になったらお友達ではない。線を引かなきゃいけないという警鐘を鳴らしたのではないか」(甘利明経済産業相)との理解派は少数だった。
★★★ここまで★★★
だそうです。
注意されてきちんとして、いつもとかわらないと言い張るし、
「忠誠心を欠くことはない」(長勢甚遠法相)
「一種の親心だと思うが、うるさく感じることもある」(渡辺喜美行政改革担当相)
「意図がよく分かんない。(首相の求心力が)落ちていると思ったことはない」(麻生太郎外相)
という反発の声。
君ら小学生ですか、という印象があります。
いえ、小学生が説教されたときの反論の質が非常ににているわけで・・・。
他のニュースなんかには、私語といっても、その内容は、時間調整ができないから、重要なことについて、話していたんだなんてのもありましたが、それは、自らが仕事ができません。
といっているようなものです。
時間調整できないほど不幸率かつ現実的でない計画をし、重要な話を、別の会議や公演で、私語として話すなんて、不合理かつ最悪です。
なんとも、小学生の学級会レベルに感じます。
さらに、
■「言い過ぎた」が、必要なら「また言う」…中川幹事長(読売新聞 02月22日 18:31)
★★★ここから★★★
「言い過ぎた」が、必要なら「また言う」…中川幹事長
(読売新聞 - 02月22日 18:31)
「ちょっと言い過ぎた」――。自民党の中川幹事長は22日、党本部で、安倍首相と会い、閣僚の忠誠心などを批判した自らの発言について陳謝した。
首相は「心配には及ばない。(安倍内閣は)ちゃんとやっている」と笑顔で応じた。
中川氏の発言に、首相は記者団からの質問に答えて不快感を示したほか、自民党内にも「逆効果」(片山参院幹事長)との批判が出ていた。中川氏は首相への謝罪で発言の沈静化を図ったと見られる。
ただ、中川氏は「(必要なら)また言う」とも語った。
★★★ここまで★★★
というニュースもありました。
ここでも、見事に、呑甘力を発揮しています。
いわゆる、鈍感力ならプラスに働きますが、鈍感力に対して、本来のの意味、つまり、気が利かないという鈍感は、あきれはてられ、マイナスに働きます。
なぜそうなのかは、
リーダーとして不適格の可能性
http://son.cocolog-nifty.com/tetugaku/2007/07/post_8af7.html
や
失敗するリーダーは、苦言に耳を貸しません。
http://son.cocolog-nifty.com/tetugaku/2007/07/post_2cde.html
にかきましたが、なんともかんとも、無礼とわかっていながら、○○殿と、一言言いたい気分ですが、無礼なことは思ってもいっちゃいけませんね。
それにしても、今の日本の宰相は、本気で、中川氏がなにいいたいかわかってないんでしょうね・・・。
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第94回
厚労相としての責任
厚労相不信任案提出で一致=時期は慎重判断−3野党
(時事通信社 : 02月20日 11:10)
★★★ここから★★★
民主、社民、国民新の野党3党は20日午前、都内で幹事長会談を開き、女性を「産む機械」に例えた柳沢伯夫厚生労働相に対する不信任決議案を提出する方針で一致した。時期は国会審議の動向を見極めつつ慎重に判断する。
会談で、国民新党は厚労相不信任案について「2007年度予算案の衆院通過が1つのタイミングだ」と主張した。これに対し、民主党は不信任案が否決された場合、問題の幕引きにつながることや、厚労省関連の法案が後半国会の焦点の一つとなることなどから「タイミングを見極めて判断すべきだ」と慎重な考えを示した。
★★★ここまで★★★
だそうです。
厚生労働大臣に少子化問題を期待できないということは、
少子化対策家庭にまるなげ
http://blogs.yahoo.co.jp/tubuyaki_o/28337870.html
にあるとおり、
「夫婦間の育児分担」「仕事と家庭の調和」という抽象論で終わり
ではなんのかいけつにもなりません。
せめて、
・残業時間を減らす政策の提案(残業代の率のアップなど)
・通勤時間を減らす政策
・育児休業、育児フレックス制度、ワークシェアリング、職場の託児所などを推進する企業を優遇する政策。
・駅前保育園ないし駅前託児所、託児施設を増やす優遇政策。
・育児インフラの整備ないし、公営団地は育児する家庭を優遇したり、育児融資する政策
などが提案があってしかるべきですがそれがありません。
つまり、厚生労働省のトップとして不適切になります。
さらに、現厚生労働大臣は、他にも問題山積です。労働問題でも論外な提案がされています。
少子化問題だけなら、内閣府特命担当大臣(少子化・男女共同参画)の肩書きを持つ方に、という話になってもいいのですが、その方が報道的には、”無視”されているような状況ですし、ずっと黙っています。
となれば、現厚生労働大臣が責任をはたすしかないわけですが、上述したとおり、その人が、失言するわ、政策にしても、抽象的で家庭にまるなげする政策を提案するわで、現厚生労働大臣は現在のポストに適任ではないことは明らかです。
これで、口はわるいが、LDRシステムの充実(出産において妊婦の負担を和らげるシステム)をします。
なんてことがあれば、そんなことはないのですが、それすらありません。
ちなみに、LDRとは、LDRは、陣痛(Labor)・分娩(Delivery)・回復(Recovery)の略です。
どういうことかというと、出産における陣痛・分娩・回復までの一連の流れを、機能を集約した一室で行うシステムだそうです。
私、呟き尾形は、生物学的にオスなので、出産というものについては、正直経験のしようがありません。
しかし、妻、およびいわゆる母親になった人たちからの経
験談を聞くと、それがとてつもないものであることが伝わっ
てきます。
その中に、いわゆる陣痛がはじまってから、分娩の間と言
うのは、個人差があるものの、妊婦にとって、精神的、肉体
的にも大きな苦痛になるそうです。
その中でも、出産間近の一連の過程で、自宅から病院まで
の移動が強いられますが、これがまた大変です。
LDRのメリットとしては、
・利用者のプライバシーを守ることが出来るということ
・出産時に夫や家族などが立会うことも容易ということ
・院内感染を防げるなど、安全性も高めることが可能ということ
・移動する必要がないため、母体への負担が軽くて済むということ
があげられます。
メリットがあるということは、デメリットが当然あるということで、
・施設が必要なことと
・経費がかかる。
・施設が使いたくてもあふれてしまうだろう。
ということが予測されます。
これをなんとかするのが、政策であり、厚生労働大臣というポストの責務です。
それを、家庭に任せる、個人に任せるというのでは、政策でもなんでもなく、単なる責任放棄と税金の無駄遣いになります。
そんな責任放棄と税金の無駄遣いをする人は厚生労働大臣というポストにふさわしくありません。
揚げ足取りと判断される意見もききますが、その後の政策の提案、少子化政策は家庭にまるなげするような無責任な方には、辞めていただきたいと思いますが、しかし、反省の色もあるんですよね。
といいますのも、
■柳沢厚労相、「産む機械」でまた反省…市民団体と面会(読売新聞 02月21日 22:51)
★★★ここから★★★
柳沢厚生労働相は21日、女性を「産む機械」に例えた発言について、出産にかかわる医療事故の被害救済を訴える市民団体「陣痛促進剤による被害を考える会」(出元明美代表)と大臣室で面会し、「全くなっていない言葉で、おしかりを受けるのは当然」と、改めて反省の言葉を述べた。
面会したのは、陣痛促進剤による医療事故で妻子を亡くしたり、子どもや母体に障害を負ったメンバーら12人。脳性マヒで寝たきりになった女児(10)も同席した。出元代表は、同省が導入を進める産科医療の無過失補償制度について、被害者や親の声を生かすことなどを求める要望書を手渡した。
出元代表は面会後、「(発言は)失言には違いないが、いつまでも辞めろと言うのではなく、今後、いいお産のために国がどう動くか見て判断したい。歴代大臣で、初めて面会してくれたことを評価する」と述べた。
★★★ここまで★★★
だそうです。
おお、偉いです。
これが誠意というものじゃないかと思います。
いままでは、それこそ、機械のように同じ言葉を繰り返して、言葉と行動が伴わず、批判していましたが、見直しました。
このまま気持ちを入れ替えてもらえば、応援、提案していきたいという気持ちになります。
提案事項としては、
・助産師の業務を増やし、助産師の育成の推進
・健康カウンセラーを育成し、いつでも、国民が健康について相談できる窓口を設置する(窓口は病院、薬局、薬店を中心に展開)
・残業時間を減らす政策の提案(残業代の率のアップ)
・通勤時間を減らす政策(在宅勤務の推進、および、在宅勤務を推進する企業の優遇)
・育児休業、育児フレックス制度、ワークシェアリング、職場の託児所などを推進する企業を優遇する政策。
・駅前保育園ないし駅前託児所、託児施設を増やす優遇政策。
・育児インフラの整備ないし、公営団地は育児する家庭を優遇したり、育児融資する政策
・出産・育児の不満窓口を作り、不満を解消する対策案を立案する。
・教育にお金がかかる問題については、国が国債の一つとして教育債、奨学金をする団体の優遇、学資保険の優遇により、教育費を心配せずに教育ができる仕組みづくりを行う。
・なぜ、教育、勉強するかを社会に問いかけをすることで、教育は学校だけではなく、自らも教育すべき立場にあるという意識改革を行う。
※有名人による、「なぜ、教育するのか?」「教育とは何か?」という著書の出版を依頼するなど
・LDRシステムの充実(出産において妊婦の負担を和らげるシステム)
※LDRシステム
http://homepage2.nifty.com/SON/hp1_6_6.htm#column06
という政策があればいいなぁ。
と思います。
とにもかくにも、厚労相としての責任は、厚生の面で結果を出すことなんでしょうね。
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第95回
なぜ、事務所費公表が出来ない・・・
事務所費関連の所感を書き連ねたいと思います。
何をいまさらと自分の中で思いつつも、一連の話を、自分なりに整理の意味をこめて書き残しておこうとおもいます。
閣僚の事務所費公表、重ねて拒否=小沢氏の不動産取得「異例」−安倍首相
(時事通信社 - 02月23日 15:10)
★★★ここから★★★
安倍晋三首相は23日午後の衆院予算委員会で、民主党が求めている閣僚の事務所費詳細の公表について「法律で定められてないことを事後的に公表しろと言うのはおかしい」と述べ、応じない考えを重ねて示した。その上で「一定額以上の事務所費を計上している場合は中身を公表する、ということになったら公表するのは当然だ」と語った。
首相はまた、小沢一郎民主党代表の資金管理団体による不動産取得に関し「年間4億円と極めて巨額な事務所費を計上し、自身の名義で土地を購入して建物も造っているのはかなり異例だ」と指摘した。枝野幸男氏(民主)への答弁。
★★★ここまで★★★
だそうです。
>「法律で定められてないことを事後的に公表し
>ろと言うのはおかしい」
個人レベル、つまり私費なら正論ですね。
が、これが公費、つまり、おおやけの費用ならどうでしょう?
公費が公表できない?
集めた税金を使って、何に使ったか公表できないという理屈は非常におかしいものです。
公な費用だからこそ、法律で決められなくとも、いつでも公開できるように管理されるもののはずです。
公費を私費のようにつかっているからこそ、私費を使ったときの正論が出てくるのだとは推測します。
なんにしろ、財政再建で無駄を無くすとのべていらっしゃった方が、事務所費詳細を管理していなかったら権威ががた落ちというところでしょうか。
それにしても、争点は、事務所費を公開するかしないかで、私費の正論をいう、この空気の読めなさといったら、
呑気で甘い、呑甘力ありありの呑甘宰相・・・
http://son.cocolog-nifty.com/tetugaku/2007/07/post_8c76.html
でかきましたが、
なんともかんとも、無礼とわかっていながら、○○殿と、一言言いたい気分ですが、無礼なことは思ってもいっちゃいけませんね。
ともあれ、公開できないということは、国民に対して誠意がないことであり、やましい事があると疑われるというリスクがあるということを気にしないのでしょうか?
呑気で甘い、呑甘力ありありの呑甘宰相ですから、気がついていないかもしれませんね。
自民内で松岡農水相批判広がる=安倍首相「迷惑掛けてる」
(時事通信社 03月14日 17:10)
★★★ここから★★★
松岡利勝農水相の資金管理団体が多額の光熱水費を計上していた問題で自民党内に14日、詳細説明を拒否し続ける松岡氏に対する批判の声が広がった。安倍晋三首相が首相官邸で開いた当選1回の同党衆院議員約40人との昼食会では、出席者から「(統一地方選を控えた)地元の市議、県議は納得しない」「国民の視線は厳しい」などの意見が続出。首相は「迷惑を掛けていることは分かっている」と述べた。
一方、同日の津島派幹部会では、津島雄二会長が総裁派閥である町村派の町村信孝会長から「松岡氏を守りたいのでよろしくお願いしたい」と要請があったことを紹介。しかし、笹川堯副会長は「安倍内閣をつくるのに協力はしたが、1閣僚を守ると言った覚えはない。自分で転んだのだから自分で起きなければいけない」と反発し、松岡氏自ら疑惑を払しょくすべきだと主張した。
★★★ここまで★★★
だそうです。
説明すればいいのに、それをしないから、
「なにか不正をしているんじゃないの?」とか
「適切に処理していないから説明できないんじゃないの?」
と疑われているにすぎません。
実際、他にも過去に
出資法違反容疑で福岡県警察の家宅捜索を受けた「エフ・エー・シー」の関連団体「WBEF」に絡む不祥事
・政治資金収支報告書未記載
・内閣府へのNPO申請照会、口利き疑惑
といったような不祥事がある方だけに、疑われてもしかたありません。
ちなみに、政治資金収支報告書未記載は、WBEFから2005年12月1日に100万円のパーティー券収入を得たが、政治資金収支報告書に記載しなかったというものです。
これについては、安倍内閣組閣当日の2006年に報告書を訂正したそうです。
で、内閣府へのNPO申請照会、口利き疑惑は、同じく、WBEFから内閣府に提出された特定非営利活動法人申請について、故松岡氏の秘書が内閣府に対し審査状況について照会していたという問題があります。
これについては、はじめの方は、故松岡利勝前農水相は衆議院での答弁で照会の事実自体を否定しているそうですが、内閣府にて内部文書が作成されていた旨が報道されると、一転して発言を翻し、衆議院での答弁が誤りであったことを事実上認めたそうです。
こんな経緯があって、今回の、光熱水費問題となると、松岡前農水相の言葉を鵜呑みにすることは難しいと判断せざるを得ません。
この光熱費問題、の資金管理団体の「松岡利勝新世紀政経懇話会」が、賃料が発生しない議員会館に事務所費として極めて高額な支出を計上しているものです。
ちなみに、2003年は2600万円超。
2004年は、3100万円超。
2005年は、3300万円超。
といったものです。
また、政治団体「松岡利勝後援会」は、事務所費として2005年に4000万円を超える支出を計上しているそうです。
正直、私は、これが妥当な金額なのか、それともあり得ない金額なのかわかりませんが、地元関係者から、松岡利勝後援会の事務所費に4000万も費用が発生するはずがなく、不自然とのしてきがあるそうです。
ちなみに、事務所のある場所の主たる事務所の家賃で、高いところでも月額20万円だそうです。
賃料が発生しない事務所で、高額な支出を計上されたり、賃料を大幅にうわまわるような高額の金額の計上。
過去に、いくつかの疑惑があることがあれば、しっかり説明しないと疑われるのは当然といったところでしょう。
で、この事実を知ってかしらずか、日本の現在の宰相は、どんかん力を発揮します。
なんでも、日本の現在の宰相は、当時前農水相は政策分野で相当の見識があるという認識をしているようで、今後とも職責を果たすことで国民の信頼を得る努力をしてもらえるように期待だけして、自分は、何もするつもりはないようです。
ちなみに、日本の農政は、どうなの?
といえば、特に、安倍政権から新たな提案もなく、とどのつまりは、小泉政権の政策を引き継ぐぐらいなもので、松岡前農水相でなければいけないというわけでもありません。
むしろ、水道光熱費問題でかえって、やりにくくなっているんじゃないかとは推測します。
それで、日本の現在の宰相に期待される側の松岡前農水相はといえば、「各党で公表の基準が決まればそれに従う」とのこと。
となると、日本の現在の宰相も、他人任せで、自ら好評するなり、説明するなり、罷免するなり、辞任するなりの責任を取ろうとはせず、無責任っぷりを発揮しております。
で、日本の現在の宰相は、
「地元の市議、県議は納得しない」
「国民の視線は厳しい」
などの意見が続出するなか、
「迷惑を掛けていることは分かっている」
と発言しています。
迷惑をかけている自覚があるなら、迷惑をかけていることにたいして、”自分”がなんとかするものじゃないでしょうかね。
そんなこと、小学生でもわかりそうなものです。
そんな押し問答の末、
■松岡農相の遺書見つかる…議員宿舎で(読売新聞 - 05月28日 15:41)
★★★ここから★★★
警視庁赤坂署が、松岡利勝農相(62)が自殺した新衆議院議員宿舎を調べたところ、遺書が見つかったことがわかった。
★★★ここまで★★★
というニュースがながれました。
正直ショックでした。
いろいろな自問自答が頭をよぎりました。
まず、全体的に私は、松岡利勝農相に批判的な考えをもっているものの、死者を批判する事へのためらい。
進みかけた責めの農政において、舵取りが自殺してしまったということについての戸惑い。
説明責任を果たすことなく自殺したという事実への戸惑い。
このまま、林道関係の官制談合事件の捜査は進むのかな、止まるのかなという疑問。
他の閣僚も自殺しちゃうのかな・・・そんなわけ無いな。
政府が子供たちに自殺はいけないといった。
でも、閣僚は自殺した。
これはどう消化しよう・・・。
政府が子供に対して「自殺はいけない」と言いつつ、当の政府の役人が自殺してしまうという事実を、子供はどう受け止めるのでしょうか。
大人なら、そのあたりを、その人の立場や、理想と現実の違いと、帳尻あわせて受け止めることができますが、子供は違います。
子供は、結構素直に大人から教えられた事を正しい
と思うものです。
しかし、言っていることと、現実が違うとき、大人への信頼が薄れます。
それが、政府の閣僚自ら否定したこと、正直、ショックです。
とはいいつつも、安倍政権は美しい国という、美辞麗句にはじまり、言葉巧みに耳障りのいい言葉で表現していきます。
しかし、現実を冷静に見れば、現実離れした、机上の空論であり、理想をかかげ、それを実現する努力すら怠っています。
これでは、巧言令色と判断せざるを得ないんですよね。
う〜ん、なんとも、複雑なきもちです。
ほかにも、自問は続きます。
事務所費について、法的に問題が無いのに自殺したということへの戸惑い。
自殺という結果が、政治献金関係で潔白で無いであろうとついつい邪推してしまうこと。
現職の閣僚が自殺してしまったという事実がなかなか受け入れられないこと。
なにより、安倍晋三現総理大臣は、野党を中心とした批判が自殺の原因だと責任を転嫁し、安倍晋三現総理大臣自身は、まったく責任を感じていないであろうことへの怒り。
いろいろなことが頭をよぎっていますが、なんとも考えがまとまりません。
故人を悪く言いたくもないのです。
ただ、上記にあげたようなさまざまな事を批判され、それに対して、自分は法的に正しい、適切な対処をしたと主張していた人が突然自殺し、それが閣僚という責任ある立場の人だったことへのショックで、正直混乱しています。
その混乱の中、何を許せばいいのだろう・・・という疑問がおしよせます。
松岡農相「国民宛遺書」の全文
★★★ここから★★★
<松岡農相自殺>遺書8通残す 「国民の皆様」宛てなど判明
(毎日新聞 - 05月29日 15:21)
故松岡利勝農相が残した8通の遺書のうち、封書の6通のあて名は▽安倍晋三首相▽縁せき関係にある島根県選出の景山俊太郎参院議員▽小林芳雄・農水事務次官▽青山豊久農相秘書官と警護官(本名)▽小泉純一郎前首相の前秘書官の飯島勲氏▽事務所の事務担当者(本名)。そのほか、「国民の皆様 後援会の皆様」と題された農水省のA4判の便せんに横書きで記された遺書の全文と、発見者のために便せんに書かれたとみられるものは次の通り。
◇国民の皆様 後援会の皆様
私自身の不明、不徳の為(ため)、お騒がせ致しましたこと、ご迷惑をおかけ致しましたこと、衷心からお詫(わ)び申し上げます。
自分の身命を持って責任とお詫びに代えさせていただきます。
なにとぞお許し下さいませ。
残された者達には、皆様方のお情けを賜りますようお願い申し上げます。
安倍総理 日本国万歳
平成19年5月28日 松岡利勝
◇(発見者のために書かれたとみられるもの)
家族への手紙は、女房が分かるところにありますので、ぜひ探さないで下さい。
女房が来るまでは、どこにも触れないで下さい。
★★★ここまで★★★
だそうです。
故人を悪く言うつもりはありません。
むしろ、思いつめるほどの葛藤があったのであろうと推測もします。
不正があったのかもしれませんし、ぬれぎぬだったのかもしれません。
実は、不正があり、それを正直に言おうとしたら、それはダメだといわれたのかもしれません。
実は、不正なんてまったく無く、ぬれぎぬだが、聞く耳を持ってもらえなかったのかもしれません。
どれも憶測の域を超えない話しです。
事実がわかれば、なんとも判断のしようがありますが、なんとも、事実がわからないままです。
さらに、閣僚の自殺、それに続くように、陰のドンと称される、旧森林開発公団の山崎進一・元理事が続いて自殺したこともあり、真相は藪の中になってしまったようです。
真相もわからず、松岡氏はいったい、何の責任をとったのか、国民である私が何を許せばよいのか、わかりません。
私たちは、何をどう許せばよいのでしょう?
真相がわからぬ限り、許したくても許しようがなく、とまどっています。
なんとも、今回の件で、どう判断していいのか戸惑っています。
どんな考えでも、推測の域を越えられず、考えがまとまりません。
あやまるのですから、もしかしたら、検察が引っ張り出そうとしていた本体へとつながる糸を(自ら)切ったことで、支持基盤の大半の国民に対して重大な背信行為をおこなったことなのかもしれません。
さらにいえば、真実と身内の安全を秤にかけて、後者を選択してしまった今回の行為を許して欲しいということかもしれません。
ゆるして欲しいといったのですから、何か国民に対して悪いことをしたのでしょう。
個人レベルで、よし、人には言えないことの一つや二つあるだろう、許してあげよう。
なんていえるわけもありません。
農相という地位は、公人レベルとなります。
農相として、人に言えないことをした時点で、それは、罪であり、説明する罰があると思うのです。
それを聞いて初めて許すという行為が可能になります。
キリスト教なんかで、懺悔なんてのがありますよね?
あれは、神に告解して初めてゆるせるんですよね。
神ですらそうなのですから、というお話です。
なにはともあれ、情報がないので、その推測が私の妄想に過ぎない可能性をぬぐいきれません。
本当の事がわからないままで、本当にそうだという確信がもてません。
いまどきの政治屋だから不正をやっていて当然というのは、証拠も無い、思い込みですし。
なんにしろ、故人が悪いかといえば、どうも、陰口を言うようで良心が痛むものです。
「なぜ、事務所費公表が出来ない・・・」という気持ちと、不正は追求したいが、故人を責めるわけにもいかずなんとも、はがゆいところです。
なんとも、複雑な気持ちになります。
最後に、故松岡利勝前農相のご冥福を祈ります。
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第96回
宰相の資格
安倍内閣メールマガジン(第22号 2007/03/22)
こんにちは、安倍晋三です
http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2007/0322.html
を読んだ感想を、小泉内閣に送信した内容です。
http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/iken.html
★★★ここから★★★
> 「勇とは義(ただ)しき事をなすことなり」
義しき事とは、すなわち、正義のことです。
正義とは、一貫した適法と法のもとの平等です。
身内だから、あきらかに疑問が残ることについて、説明責任をしなくてよく、仲がいいから、復党させることは、すなわち、義しき事をしない、不義といえると思います。
義しき事をする勇をもつひとは、泣いて馬謖を斬ります。
一国の宰相たるもの、そのくらいの覚悟がなければ、資格なしと判断します。
★★★ここまで★★★
泣いて馬謖を斬るというのは、
情として処分するに惜しい人物であっても、違反があったときには全体の統制を保つために処分することの意味です。
馬謖は、中国、三国時代の蜀の武将です。
雲南討伐で活躍し、当時の蜀の宰相諸葛亮の信任をうけ参軍となります。
しかし、街亭の戦いで命令に背いて戦略を誤り魏軍に大敗したため、軍律により亮は泣いて馬謖を斬ったそうです。
組織のリーダーというものは、情として、処分することに惜しい人物が存在します。
しかし、だからといって、法律や道義に反することをして、罰しないと規律が緩みます。
規律が緩むと、組織は腐敗します。
組織が腐敗すれば、国民が苦しみます。
組織のリーダーのするべき義しきことというのは、組織と義しき道に導くことです。
それができなければ、勇なきリーダーとなります。
だからこそ、一国の宰相たるもの、泣いて馬謖を斬るくらいの覚悟がなければ、義しきことのできない勇なき宰相となってしまいい、宰相の資格なしと指摘せざるを得なくなります。
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第97回
漢方薬タイプの総理大臣?
安倍内閣メールマガジン(第22号 2007/03/22)
東奔西走
http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2007/0322.html
を読んだ感想を、小泉内閣に送信した内容です。
http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/iken.html
★★★ここから★★★
安倍内閣メールマガジン(第22号 2007/03/22) 東奔西走の感想です。
> 最近安倍総理は自身のことを「漢方薬タイプの総理大臣だ」
>と表現することがあります。
>
> 小泉前総理のように効き目のはっきりした特効薬ではなく、
>服用し始めた時には効果がはっきり自覚できないが、長い間
>服用していると体質全体が良くなっている。そういう意味です。
とありましたが、せめて、現在日本がどのような問題をかかえ、
どのような体質で、どのような症状であるか、的確に認識されている
かどうかが、非常に疑問です。
といいますのも、支持率の低下にくわえ、不支持率が支持率を
上回ったという国民の声を無視したり、日本の国民は格差が生じて
いるという国民の声があるのにもかかわらず、格差はないと誤認
されていたりするところで、主権者の声を意図的に無視しているように
思います。
さらに、公務員改革の必要性の根拠に、国民の声を持ち出す一面
もありましたが、都合のいい部分だけ国民の声を持ち出すのでは、
現在、日本が抱えている問題を正しく、的確に把握しているか
非常に不安です。
漢方薬タイプの総理大臣であるなら、せめて、めざすべき
日本の姿を示し、その青写真を主権者に提案し、そのために、何と
何が必要であるかを、提示すべきですが、残念ながら、安倍現
総理大臣にはそれが見当たりません。
国民の努力を報われる社会作りが必要とされるなら、格差固定社会
を無くす政策が必要ですが、それが提示されていません。
教育が問題とされながらも、どんな教育にすべきか、青写真が提示
されておりません。
多くの人々は、未来への期待へ魅力を感じるものです。
漢方薬タイプの宰相であると、自称されるなら、その場しのぎの
政策よりも、将来の青写真をしめしつつ、その説明を怠らないこと
切にお願いいたします。
ちなみに、漢方薬には副作用がないというのは、迷信に過ぎず、
漢方薬による症状の悪化があります。
それを漢方薬では、診断ミスか投薬ミスとみなされるそうです。
★★★ここまで★★★
漢方薬というものがあります。
漢方薬は、伝統中国医学の一種である漢方医学の理論に基づいて処方される薬のことです。
古代中国の経験医術から生まれ、全体的治療を主眼とする。主に草の根や木の皮などから作られるます。
さて、この漢方薬。
自然の材料を用いているので副作用が無く、安全である、と信じられていますが、安全性については、明治以降、ここ数十年の間に広まった迷信です。
たとえば、猛毒を含む天然物は無数に存在し、漢方薬でもそのような原料(例:トリカブト)が用いられているそうです。
次に、「漢方に副作用がない」というのは本当だそうです。
しかし、これは薬が天然のものだからという理由でなく、漢方の方法論において副作用という概念がないということからくるもので、漢方では、副作用のような症状がでたときは誤治、すなわち診断ミスか投薬ミスとみなされますので、患者からすれば、副作用も診断ミス、投薬ミスによる症状の悪化は同じ事だといえるでしょう。
なんか、安倍現総理大臣に顕著にでている、自分に都合のいいことだけどりみたいなところが顕著にでている自称におもえます。
まさに、漢方薬は、時間がかかるけど安全で副作用がないという先入観を今の政権の問題点をごまかしているわけです。
時間がかかるのは、地道にコツコツとやっているからです。
地道な政策なら、安全で副作用がありませんよ。
という印象を刷り込むわけです。
まぁ、実際、漢方薬タイプなら、漢方薬タイプなら、地道に現実を分析しつつ、コツコツと投薬的政策をとるべきです。
が、今の宰相ときたら、現実を誤認しているので、的外れな言動をとっているし、もめごとがあれば、結論をだすことなく、先送り。
なにより、日本の舵取りで、何をどうすべきか決める立場の方が、将来の青写真を国民に提示しない始末。
漢方薬タイプだからこそ、将来、めざすべき目的を、国民を共有していかないと、地道にコツコツと投薬的政策はできません。
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第98回
国民の声? 都合のいい国民の声しか聞こえないのでしょう。
「公務員改革は必要ない?」=安倍首相が記者団に切り返す
(時事通信社 03月15日 23:10)
★★★ここから★★★
「必要ないと思ってます?」。安倍晋三首相は15日夜、公務員制度改革に関する「今、なぜ必要なのか」との記者団の質問にこう切り返す一幕があった。さらに「やるべきだというのは国民の声だ。あなたもそう思いませんか」と続けた。
これに記者団が「ええ」と答えると、首相は苦笑交じりに「だったら質問しなくていいじゃないですか」。自民党や各省庁が反発している渡辺喜美行政改革担当相の改革案への評価は示さず、記者団をけむに巻いていた。
★★★ここまで★★★
だそうです。
今年の3月の記事です。
正直、とても、民主主義国家の首相とは思えない回答です。
いえね、記者も聞き方が悪いし、聞き出したい質問のノウハウをしらないか、本当に能力のない記者なのかもしれませんが、さすがに、「だって、国民がゆーんだもーん」みたいな無責任な回答は非常に非建設的です。
よっぱらいのおっちゃんの言うことなら、別にかまいませんが、民主主義国家の首相が、国民に意見を伝える媒体にそんなことをいっては、国民に嫌味を言っているようにしか聞こえません。
まぁ、あなたも公務員改革やるべきだと思っているんでしょ?
だったら、「今、なぜ必要なのか」と質問する必要はないでしょ?
と安倍現総理大臣は言いたいのでしょうが、そんなこと国民に、政治の情報を伝える場で、国民に政治の情報を伝える仕事の人にいわんでもいいでしょう?
公務員改革をする必要性があるにしても、それを「どのように」行われるかが重要なんですよね。
で、それを主権者に伝えるのも政治屋さんの仕事です。
仕事さぼって、目の前の記者の質問をはぐらかしていい気になってもらってはこまります。
これから、どのような行政を行うか説明する説明責任を果たしていただきたいのです。
じゃないと、私もなんとも判断のしようがないわけです。
公務員改革をするのは、経費節減です。
とでも言っておけばいいでしょうに。
国民の声? といえば、支持率ですが、2007年3月時点の支持率は、30%台です。
去年の安倍内閣発足当時は70%台です。
もちろん、その後、内閣改造前まで下がり続けるわけですが、3月時点の国民の声に耳を傾けるなら、何らかの決断を3月でやるべきだったともいえるのではないかともいえます。
ともあれ、やることなすこと、裏目裏目にでるのは、うまく、国民の声を聞き取れなかった証拠だといえるでしょう。
結局、都合のいい国民の声しか聞こえなかった結果だったのでしょうね。
それにしても、辞任の意向表明は、ほんと、よくわからないタイミングです。
空気が読めないのと、朝令暮改は、安倍内閣のお家芸でしたが、きっとなにか、裏であったんでしょうね。
あれだけ頑固だったのに、あっさり掌返すようになるなんて・・・。
そういえば、週刊誌で安倍氏の相続税脱税疑惑の記事が出るとかでないとか小耳に挟みました。
なんでも、安倍氏の父の晋太郎氏が平成3年に死亡した際、多額の遺産を相続したそうですが、その一部が政治団体に寄付され、相続税逃れに利用されたという疑惑があるとかないとか。
これは、疑惑だけでも大問題ですものね。
健康上の理由もあるみたいですが、う〜ん、よくわからんです。
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第99回
麻生太郎氏に期待します 日本の底力を引っ張り出してください
宰相目指し再々チャレンジ?=永年表彰で意欲にじませ−麻生外相
(時事通信社 03月20日 19:10)
★★★ここから★★★
「底力が日本にあると確信して活動を続けていく」。20日午後の衆院本会議で議員在職25年の表彰を受けた麻生太郎外相は、昨年9月の自民党総裁選で発表した政権公約のタイトル「日本の底力」を引用し、宰相取りへの決意をにじませた。
謝辞を述べるため壇上に立った外相は、結婚直後の1983年の衆院選で落選した際、田中角栄元首相から「変えなければいけないのはその(票)差だけだ」と激励されたことを、早口のだみ声で田中氏をまねながら紹介。続いて、「地域経済の成長なくして日本の元気は回復しない」などと総裁選で訴えたことばを繰り返した。その上で「未来に自信を持ち、政治家として精進したい」と宣言して謝辞を終えた。
★★★ここまで★★★
だそうです。
まってました。
去年の総裁選で麻生氏を応援していました。
もちろん、今回も応援いたします。
前回の、総裁選で出していた公約
自民総裁選:候補者政策比較表
http://blogs.yahoo.co.jp/tubuyaki_o/19052628.html
なんかありましたが、個人的には麻生氏の公約の方が期待できます。
福田氏優勢とありますが、負けずにがんばってください。
といいますのも、自民党にはうんざりしつつも、もし、麻生氏がトップになれば、考えてしまう私がここにいます・・・。
とはいいつつも、麻生氏の個性は、あまり一般受けしないような印象があります。
>田中角栄元首相から「変えなければいけないのは
>その(票)差だけだ」
ということがあるように、麻生氏が個性的で、かつ独創性があるがゆえに、麻生氏の言葉だけでは、その真意と効果が伝わらないということが、票の差につながるのだと思います。
そこで、麻生氏の言葉を解釈し、メリット、デメリットを明確にするワンステップが必要だとおもわれます。
麻生氏の口の悪さというか、皮肉めいた言い方は、いまさら変えられないでしょうから、わかりやすさを雄弁に主張できる、小泉純一郎氏のような、人材が必要になるかと思います。
そんな人材がいるのかどうかは、問題ですが、年齢のことを考えれば、無名でもいいから、若手の後継者的な存在をもつことが、宰相への道の第一歩のような気がします。
まぁ、宰相目指し再々チャレンジというフレーズ自体、マスコミの推測なんだけど、便乗しちゃいました(笑)
ともあれ、応援いたします。
麻生太郎氏のホームページ
http://www.aso-taro.jp/
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第100回
国民投票法法案についての意見、質問(覚書)
国民投票法法案が成立する前に
http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/iken.html
におくりました。
まぁ、覚書ということで。
★★★ここから★★★
国民投票法案
国民投票法案について、意見、質問があります。
意見、質問は下記の通りです。
<投票の対象>
修正案では、憲法改正について国民投票に関する手続きを定めるとされて
いますが、これは、反対です。
最近の、政治への無関心は、国政について、直接的な意思表示が制度的に
できていないことが原因の一つです。
国政の重要課題の結論に、民意という根拠は必要不可欠です。
<過半数の意義>
修正案では、賛成が有効投票総数の2分の1を超えた場合は承認とあるり
ますが、投票率も考慮にいれるべきと判断するとあります。
これは反対です。
なぜなら、2分の1の賛成ということは、51%賛成であれば、可決とな
ります。
しかし、その場合、49%の反対があったことになり、これを無視するこ
とは、むしろ、議論の必要性、および説明に説得力がなく、国民の理解が得
られなかったと判断すべきです。
少なくとも、3分の2、ないし4分の3の賛成を得るだけの案がなければ、
民意を得た案だとはいえないと判断します。
また、投票率も有効投票が50%を上回らなければ無効とすべきです。
不在投票についての検討されていないとおもわれます。
<公務員、教育者の地位利用の禁止>
修正案では、公務員、教育者が影響力を利用して国民投票運動はできない
。罰則は設けないとありますが、悪質な場合は罰則は設けるべきだと考えま
す。
<投票日前の広告放送の制限>
修正案では、投票日の14日前からテレビ・ラジオの有料の広告放送を禁
止とありますが、いまひとつイメージがつかめません。
国民投票日前が、もっとも議論がなされるべき期間にテレビ・ラジオによ
る放送を規制するのは、説明不足および、対象となる案への誤解を招きます。
きちんとした、判断材料と説明がされるか疑問です。
投票者が、誤解したまま、意思表示すれば、国民投票の意味自体がとわれ
ます。
<個別発議>
修正案では、憲法改正原案の発議は内容に関連する事項ごとに行うとあり
ます。
イメージがいまひとつ、つかめません。
たとえば、憲法改正というのは、全部一機に改正するのではなく、9条だ
ったら、9条の国民投票、10条なら10条の国民投票となるのでしょうか?
複数の案が提出された場合、案の数だけ投票の用紙が配布されるのでしょ
うか?
<憲法改正原案の審査権限の凍結>
修正案では、憲法審査会は公布3年後の施行まで憲法改正原案の審査、提
出をしないとあります。
これは、個別の発議ごとの話でしょうか?
それとも、何がなんでも、国民投票は3年間開かれないということでしょ
うか?
★★★ここまで★★★
で、なんだか、水面下で、国民に内容を目だった説明をしないまますすめているようです。
いってしまえば、国民の意見を聞くための法律なのに、国民の意見を聞かずに決めようとしているのが、本末転倒に見えてしまうのは、私だけでしょうか?
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後日、追加予定アリ。ご期待ください。それではまた(^^)/
目次へ戻ろう(´0`)フウ いや、ホームかな?