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志賀原子力発電所2号機

 

 志賀原子力発電所2号機

こんにちわ。呟き尾形です。
 ちょっと思うことがあり、原発についての記事を書く事にしました。
 言うまでも無く、原発はとても凄い量の発電をする反面、核廃棄物
をだしたり、大事故の可能性が常に付きまといます。
 もちろん、現状を考えれば原発を今すぐ止める事は出来ないほど、
日本は原発に依存しています。
 となると、現実を考えれば、日本は原発を運用しつつ、原発事故を
発生させないような体制作りが必要になるといわざるを得ないわけです。
 さて、原発事故を防ぐために、私たち国民は何ができるでしょうか?
 それは原発に関心を持ち続けることです。
 大事故というものは、信じられないほど単純なミスの積み重ねから始まるものです。

 さて、北陸電力が北陸電力が志賀原発停止で通期売上予想を減額修正をしたそうです。
 これは、
★★★
北陸電力<9505.T>は、停止中の志賀原子力発電所2号機の再開メドがたたないことから、2007年3月期連結売上予想を100億円減額して4800億円にすると発表した。2号機は日立製作所<6501.T>製タービンのトラブルで7月5日から停止している。
★★★
[ロイター:2006年08月03日16時34分]より

 とあるように、7月5日以降、点検が行われていいました。
 点検が行われるようになったきっかけは、2006年6月15日にトラブルを起こした浜岡原子力発電所5号機のタービンと同型であった為です。
 で、この点検の結果、2006年7月18日に、点検をした志賀原子力発電所2号機のタービンにひびが入っていることが確認されたので、点検が終了するメドがたたないという事情があったわけです。

 もちろん、北陸電力では今後、トラブルの原因調査に入る方針だそうです。

 ところで、この志賀原子力発電所、北陸電力志賀原発2号機をめぐり、運転差し止めを求めた民事訴訟の判決が3月24日にありました。

 なんでも、「電力会社の想定を超えた地震動によって原発事故が起こり、住民が被曝(ひばく)をする具体的可能性がある」
 とのこと、つまり、巨大地震による事故発生の危険性があると裁判所が判断したわけです。
 住民側の請求通り北陸電力に対して志賀原発2号機の運転を差し止める判決を言い渡されています。
 予想外である判決ではあるものの、判決ポイントは下記のとおりのようです。
・原発近辺にある邑知潟断層帯がM7.6程度の地震になる可能性がある。
・2005年8月にあった、女川原発の敷地内で、国の想定する「想定最大加速度」を超える揺れがあった。
 ということでした。 
 つまり、原子力発電所の耐震性に対して、警鐘を鳴らす判決が示されたということです。

 ちなみに、電力業者の言い分としては2005年8月の宮城県沖地震で、東北電力女川原発は自動停止した。「だから、安全だ」ということだそうです。
 しかしながら、地震の大きさこそ耐震設計の範囲内でしたが、問題は、女川原発の敷地内で想定を上回る揺れを観測していたことが重視されたようです。
 ところで、北陸電力側は直ちに控訴したため、志賀原発2号機は直ちに止まるという状況にはなっていません。
 そんななか、志賀原発で防災訓練が8月20日におこなわれたそうです。
 県や経済産業省原子力安全・保安院、同町、北陸電力など92機関の職員と周辺住民ら計約1350人が参加したそうです。
 緊急時の通信連絡や負傷者の救護、住民の退避誘導などの訓練をしたそうですが、裁判の判決を考えると、緊迫感のある訓練だったと思われます。

 ちなみに、志賀原子力発電所で、過去にあったトラブルです。

 2004年6月10日 志賀原子力発電所1号機 廃棄物処理建屋内における水漏れ

2005年4月1日 石川県羽咋市で高さ90メートルの北陸電力株\登幹線の鉄塔が、大規模な地滑りの影響を受け倒壊し、送電できなくなったため1号機を午前4時30分に手動停止。6月に運用開始予定であった能越幹線の運用を早め、4月26日、運転再開。

 2006年1月26日 志賀原子力発電所2号機 営業運転に向け試験中、原子炉隔離時冷却系の蒸気供給隔離弁の試験をおこなったところ、2つあるうちの1つが全閉できなかった。その後、全閉することを確認したが、詳細に点検するために原子炉を停止する。

 2006年3月24日 耐震性の疑問に対し金沢地方裁判所より志賀原子力発電所2号機に対し運転差し止め命令が命じられる。北陸電力側はただちに控訴、運転を止める予定はないとのこと。

 2006年7月18日 志賀原子力発電所2号機のタービンにひびが入っていることが確認される。6月15日にトラブルを起こした浜岡原子力発電所5号機のタービンと同型であった為、7月5日以降、点検が行われていた。なお、この点検は今後も続くとのこと。

 

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