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呟き尾形の色の心理学 第10回
 色の分類について

 

 

 

 

 

 

 

 

★★★
 ボォン ジョルノ、こんにちわ。クニークルスです。
「こんにちわ。みなさん。ムーシコスです」
《こんにちわの、めぐたんなのだ》
『さて、今回からは、各色の解説ではなくて、色の分類をしていきたいと
思います』
《色のぶんるい?》
 でも、色はもう分類されているよ、赤、青、黄色と言う感じでね。
「え? 赤と青って同じ種類に属するものなの?」
 もちろん、色という同じ属性や性質をもつものだよ。
「あ、たしかに色って、明るさや、色相や、あざやかさで分類されるもの
ね」
《むむむ、さっぱり分からないのだ。
 赤は赤だし、青は青なのだ》
『たしかに、めぐたんの言っているとおりなんだけど、なぜ、色が見える
と思う?』
《赤は赤いからなのだ。赤いリンゴは赤いからだし、空は青いから青だし、
めぐたんの宝物のこの色眼鏡だって、黄色いから黄色なのだ》
『でも、なぜ、リンゴは赤いんだろう? リンゴは赤くなる前までは、緑
色だし、空は確かに青く見えるけど、青いものではない。夕暮れになれば、
赤くなるよ。それに、色眼鏡をかけるとみんな黄色がかって見えるけれど、
取ると、それがなくなる。
 つまり、リンゴは赤いのではなくて、赤く見えて、空も時間帯によって
青く見えたり、赤く見えたりする。
 黄色い色眼鏡も、レンズを通せば黄色くなる。
 色の正体とは・・・』
 ルーチェ、つまり、光なのさ。リンゴは赤い光を反射するから赤くて、
空は時間帯によって、地球の大気が通す光の色の違いによって青かったり、
赤かったりするわけで、黄色いサングラスみたいなものだね。
『あ、わ、私の台詞が・・・』
 シニョール呟き尾形はしゃべりすぎ。
 で、その色の種類によって心理的に影響を受けやすい。
 たとえば、赤、橙、黄色などの暖色系と、青、青緑、白などの寒色系と
分類したとき、暖色系は暖かさを感じ、逆に寒色系は寒さを感じる。
「なんでかなぁ」
『暖色系は火や太陽など熱いものを連想させ、寒色系は雪や氷を連想させ
るかもしれません』
「たしかに、赤いコートとか、オレンジ色の手袋なんか暖かそうだよね」
《青いうちわの風は、涼しそうなのだ》
『もちろん、赤いうちわで煽いだ風だって涼しいし、青いコートや手袋だ
って暖かい。実際、色が熱をもっているわけではなく、知らないうちに、
そんな風な印象を与えているともいえるわけです』
 もちろん、他にも色に重さがあるわけでもないのに軽い色と重い色があ
るし、色が語りかけるわけでもないのに、興奮色と冷静色があります。
『とりあえず、今回はここまでにしたいと思います』
 それじゃぁ、アルデベルチ


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