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呟き尾形の色の心理学 第18回
 色の組み合わせとその効果について

 

 

 

 

 

 

 

 

★★★
  ボォン ジョルノ、こんにちわ。クニークルスです。
「こんにちわ。みなさん。ムーシコスです」
《こんにちわの、めぐたんなのだ》
『こんにちわ。呟き尾形です』
「今回のテーマはなんなの?」
『今回は色の組み合わせについて、具体例を挙げてみたいと思います。
 今回はフランスの国旗。ですね』
《ふらんす?》
 シニョール呟き尾形の世界の、ヨーロッパの国さ。たしか、タテシマで、
青、白、赤が並んだ国旗だよね。
『はい。フランスは、豊かな国土を持っており、10世紀の終わりにす
でに独立国家となっていました。以来、ヨーロッパの経済や文化の中心と
して繁栄してきました。
《色の心理学と何か関係があるのか?》
『これからです。で、「自由・平等・博愛」のシンボルとして知られる
トリコロール(3色)のフランス国旗は、1789年の革命の際に国民
軍が使用した旗で、革命後に正式に国旗として制定されました。青は自
由を、白は平等を、赤は博愛を表しまして、国旗も左側からその順番に
ならんでいます。
「あれ、10世紀に独立国家だったのに、18世紀に国旗ができたの
は変じゃない?」
『ええ、革命前は、赤・白・青の順でしたが、青が空の色で見えにく
いので、赤と青の順を変えたそうです。
 で、ここからが、色の配色についての話題です』
《どういうことなのだ?》
『このフランスの国旗の各色の寸法です』
「おんなじぐらいに見えるけど?」
 いや、微妙に寸法が違うよ。
「さすが、ウサギのクニークルス君。ウサギと人間では色の見え方が
違う。ということかな?」
 なにおぅ!
「ほめたつもりなのに(;w;)」
《日ごろの行いなのだ(= ̄∇ ̄=)》
『まぁ、実際、フランスの国旗は、青が37%、白が33%、赤が30%と掲
げたとき平均して見えるよう工夫してあります。
 これは、配色というのは、色の順番のみではない。ということをあ
らわしていまして、同じ順番でも、白の割合を半分に変えると、たち
まち、色のバランスが崩れて、自由、平等、博愛を意味したとしても
そのような印象が与えられません』
「そうか、赤は進出色だから割合が若干少なくしてあるんだ!」
《どういうこと?》
 それはね、めぐたん。赤は前に出てくるような印象を与えて、近く
にあるように見えるから進出色で、青は後ろに下がっていくような
印象を与えて、遠くにあるようにみえる色だから、後退色となるの
さ。
 で、まったく同じ割合にしてしまうと、青の方が割合が小さく見
えるような印象を与えてしまうって訳さ。
「だから、赤が少なくなった分を青の割合にしたんだね。でも、白
は・・・」
『白はどちらでもないし真ん中と言うこともあるので、3分割した
ときの割合のままということになります。
 このように、配色の効果は、色相、明度、彩度、使う色の分量や
ら面積と配置によってその効果をコントロールする技術のことです』
「たとえば?」
『視認性、つまり目立つこととか、誘目性、つまり目立つ上に人を
ひきつけることが大事のときは、目立つ配色にすることがポイント
になります。
 ファッションなどでは、こうしたイメージにしたい。というとき
にそのイメージにあわせた配色をします。インテリアは人が安らぐ
空間を演出したりするということです。
 ですから、配色によって状況の欠点をカバーすることが可能。と
いうことになりますね』
「なんだか、配色って便利ですごいね」
 ということで、次回は食の配色についていってみよう!
『か、勝手にテーマをきめないでくれぇ』
《手遅れなのだ。呟き尾形は今から調べてくるのだ〜
 トンデケの魔法!( ・_・)ノ ミ★》
『ξэξэξэξэ>−O>(」゜ロ゜)」トバサレルー』
《次回をお楽しみ。なのだ!》
 それじゃぁ、アルデベルチ。






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