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呟き尾形の色の心理学 第26回
 色彩のセンスの磨き方 @

 

 

 

 

 

 

 

 

★★★
 ボォン ジョルノ、こんにちわ。クニークルスです。
「こんにちわ。みなさん。ムーシコスです」
《こんにちわの、めぐたんなのだ》
『こんにちわ。呟き尾形です』
「今回は、色彩のセンスの磨き方がテーマだったね」
『はい。色彩のセンスと聞くと、どこか、才能とか生まれつきという
印象がありますが、実は、色彩のセンスと言うのは磨くことができま
す』
 へぇ、それはどんな風に?
『何事もそうなのですが、まずは、実際に周囲のものを観察すること
です』
 ということは、色について、観察することだ。
《色といっても色々あるのだ(☆o☆)キラキラ》
「具体的にはどういうこと?」
『まずは、自然の作り出す色彩を観察することが有効です。
 春の色といえば、桜の桃色もあるでしょうが、樹木の萌黄色もあり
ます。
 夏の色といえば、空の青、新緑の緑。
 秋の色といえば、紅葉と果実の実りの色といえる赤や茶色。
 冬の色といえば、雪の白とありますが、自然の中に、季節を代表す
る色を美しく見せる配色に満ち溢れるからこそ、人々は、自然が美し
いと感じることがあるわけです。
 つまり、自然の配色は良いお手本であり、色彩のセンスを磨くには
もってこいというわけです』
《そういえば、自然の風景でセンスが悪いなぁ。って思ったことは
ないのだ(゜ロ゜ノ)ノケッコウオドロキ》
『そうですね。そして、次に大切なのは、先入観や固定観念でなんで
もかんでも、当たり前で自然と向き合わないことです』
 それって、難しいんじゃない?
 だって、これまで色の心理学では、逆のことをやってきたわけじゃ
ない。
「あ、そういえば、赤はこんな印象があるとか、こんな効果があると
か、むしろ、先入観や固定観念を植え付けることだよね」
『いえいえ、観察をするときは、そうした先入観や固定観念をもたない
ように”どんな風に?”という疑問を持ちながら観察することが、色
彩のセンスを磨く為には必要だということです』
《なんだか、むずかしそーなのだ(○`ε´○)ぶーっ》
『いえいえ、見えるものをただ見るのではなく、綺麗に見える色彩には
きちんと理由があるということです。
 たとえば、真っ赤なバラは情熱的な印象があります。
 これは、真っ赤なバラに赤の強い存在感があります』
「それはバラだからじゃないの?」
『いえいえ、もし、そのバラの色が白、ピンク、黄色だったら、情熱
的な印象をうけるでしょうか?』
《みえないのだー ┐('〜`;)┌》
「なんで? なんで?」
 なるほど、それを考えながら観察するのが、色彩のセンスを磨くっ
てことか。
 ということは、これまでの配色の関係を思い出せばわかるってこと
だね、シニョール呟き尾形!
『はい。おっしゃるとおりです』
「んー、ということは、バラは真っ赤。バラの葉の色は緑」
 赤と緑は補色のかんけいだったから、赤がより存在感を増す。そして
赤は人を興奮させる効果があるから、バラは情熱的な印象があるって
わけだね。
《むずかしーけど、なんとなく納得なのだヾ(@^▽^@)ノ》
『その通りですね。
 そして、実は、バラの葉の色にも秘密があります。
 花の色の違うバラの葉の色もちがいMす。薄く淡い色の花が咲くバラ
は、その花を美しく見せる、黄緑をしています。
 また、緑と一言で言っても万緑といわれるように、たくさんの緑色が
森や山を美しい緑を演出しているとも言えるわけです』
 なるほどねぇ。色彩のセンスというからといって、単に”色”を感覚
的に捉えるだけじゃだめで、色の理論に裏付けられた”色”の使い方を
勉強していけば、色彩のセンスを磨くことができるというわけだね。
『はい。もちろん、訓練も必要ですけどね』
「でも、なんで、センスなのに自己流じゃだめなの?」
『それは次回ということで』
 じゃぁ、次回は色彩の法則の勉強するコツってことだね。
 それじゃ、アルデベルチ。

 


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