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呟き尾形の色の心理学 第34回
 紫と感情について

 

 

 

 

 

 

 

 

★★★
 ボォン ジョルノ、こんにちわ。クニークルスです。
「こんにちわ。みなさん。ムーシコスです」
《こんにちわの、めぐたんなのだ》
『こんにちわ。呟き尾形です』
「今回は紫の心理だったよね?
『はい。
 一般に、紫は、やさしさ、優雅、情緒的、ロマンチック、感情的、
女性的、性的という印象があるとされています。
 これは、日本の歴史上、高貴な存在しか許されなかったという、色
であったということ。
 それと、古典において、紫が性の象徴として描かれていた事が理由
にあげられます』
「あれれ、紫って、高貴な人しか身に着けられなかったの?」
 うん、どうも、そうみたい。
 歴史をたどれば、飛鳥時代の冠位十二階で、一番位の高い色は、
紫だったということも関係しているみたいだね。
《昔の人でも12回の建物を立てられるのか〜。
 五重塔というくらいだから、5階立てだと思ったのだ》
『あ、いや、めぐたん。
 冠位十二階というのは、建物じゃなくて、役職の仕組みのことだ
よ』
《(||0Д0)カンチガイシタノダー》
 それと、紫色が綺麗に染めることが難しかった。
 というのもあるみたいだね。シニョール呟き尾形。
『そうですね。
 また、冠位十二階の流れもあって、江戸時代は庶民は紫色が禁じられ
ていた。という歴史もあります』
「高貴な存在しか許されなかった理由は、わかったけれど、性的な意味を
もってしまうのは、なぜ?」
『そうですね。
 紫は、あってはならない、道徳的に禁じられた性的な行為の象徴として
古典や文学で作り上げられてきた。
 ということもあるようです。
 さらにいえば、紫は情緒不安定な気持ちを誘発するようです』
「それはなぜ?」
『一説によると、赤の情熱と青の孤独感の中間色が紫だからという説明
もあることにはあります』
 一人で空回りする情熱。ってわけだね。
『また、紫は、不安や、ストレス、不健康というマイナスイメージも
もっているようです』
「高貴でいつづけるのも大変だからかなぁ」
《あ、なんとなくなっとくしたのだ
( ̄ー ̄(_ _( ̄ー ̄(_ _ ウンウン》
『めずらしくまとまったところで、今日はここまでということにしたい
とおもいます。次回は、無彩色の心理にしたいと思います』
 それじゃ、アルデベルチ。



 

 




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