ホーム > 目次 > 呟き尾形の色の心理学

呟き尾形の色の心理学 第50回
 高齢者の過ごす空間の配色

 

 

 

 

 

 

 

 

★★★
  ボォン ジョルノ、こんにちわ。クニークルスです。
「こんにちわ。みなさん。ムーシコスです」
《こんにちわの、めぐたんなのだ(⌒o⌒) 》
『こんにちわ。呟き尾形です』
「今回は、色の何についてなの?」
『今回は、高齢者に向いた配色についてに使用と思います』
《おじーさんや、おばーさんの色なのか?(’−’)。o0ウ〜ン
 だったら、茶色が落ち着いていいのだd(^▽^ )》
「それだと、暗くて気持ちも落ち込むんじゃない?」
 そうだね、むしろ、高齢者に向いた色って、優しい色がい
いんじゃない。
 ね、シニョール呟き尾形。
『いえ、案外そうではありません。
 優しい色といえば、パステル系の色ですが、クニークルス
が言ったように、高齢者には刺激の少ない優しい色の配色
がいいと思われがちです。
 具体的にいえば、優しいパステル系の色です』
「えっと、パステルって、柔らかい感じの中間色だったよ
ね?」
『はい。
 そこで、老人ホームなどでは、パステル調の配色を行わ
れることが多いのですが、しかし、実は、パステル調の色
ほど他の色の影響によって見え方が変化しやすいため、
年齢を重ねて、視力がおちてしまう高齢者にとって判別し
にくい色になってしまいます』
《それは危ないのだ!(||@Д@)》
『そうですね。
 実際、パステル調でまとめてしまうと、柔らかい感じの
中間色の配色になるので、明度の高い色同士でまとめると
いうことになります。
 すると、視力が落ちてくる高齢者にとってどれも同じ色
に見えてしまうのです』
 おっと、そうすると、階段、段差、滑りやすいなど危険
がある場所じゃまずいよね。
 シニョール呟き尾形。
《あ、めぐたんもそうおもったのだ
( ̄ー ̄(_ _( ̄ー ̄(_ _ ウンウン》
「ということは、優しいパステル調の色でまとめてしま
うのは避けたほうがいいってことだね」
『そうですね。
 むしろ、危険が伴う場所には、ビビッドな赤やオレン
ジなどのはっきりわかる色を配色すべきだといえるで
しょう。
 また、瞳の保護のために、薄い黄色や茶色のサングラ
スをかけている高齢者もいますので、サングラスをかけ
たままでも判別できる色を使う配慮は必要だといえるで
しょうね。
 また、精神的にも、淡く優しい色だけでに囲まれてい
ると、緊張感がもてなくなり、脳への刺激がなくなって
しまうということもあります。
 そのため、ボケ防止の意味もこめて、適度な刺激色を
加えた上での優しい空間を作ったほうがいいでしょう』
「なるほどねぇ。
 やっぱり、どんなときでも配色はバランスが重要なんだね」
『そうですね。
 今回はここまでにしましょう』
 それじゃ、アルデベルチ。










戻る  次へ

質問、感想などは 、呟き尾形の色の心理学 掲示板に書き込みしください。

 

タイトルへ戻る