ホーム > 目次 > 呟き尾形の色の心理学
呟き尾形の色の心理学 第66回
地域と好まれる色
★★★ ボォン ジョルノ、こんにちわ。クニークルスです。 「こんにちわ。みなさん。ムーシコスです」 《こんにちわの、めぐたんなのだ(⌒o⌒) 》 『こんにちわ。呟き尾形です』 「今回は何についてなの?」 『今回は、地域によって色の好みが異なることについて お話したいと思います』 《え? 色の好みは人それぞれで地域なんて関係ないんじゃ ないのか?ヽ(≧∀≦)ノ》 『いいえ、確かに個人差はありますが、地域によって好き 嫌いはことなります』 「どういうこと?」 『たとえば、熱帯地方の民族は、赤を好む傾向がありますが、 赤色視細胞が発達しているためだそうです』 《そのなんとか細胞って何なのだ?( ̄ε ̄;)》 まず、視物質とは色や明るさを感じる物質のことをいうん だよ、めぐたん。 例えば赤の視物質を持っていれば赤い色を感じることがで きるってわけさ。 「でも、熱帯地方だから太陽を崇拝するとか、お祭り好きな 性質で派手な色を好むからってイメージ、あるよね」 『そういったイメージは確かにありますが、実際は、の発達 は地域によって異なり、赤道に近い熱帯地方の人の目は赤色 視細胞が発達しやすくなっています。 ですので、赤、橙色、黄色の微妙な違いを見分けるのは得 意です。 それだけに、赤の美しさを感じるというわけです』 《じゃぁ、ねったいちほういがいだと、どんなのがあるの だ?(||@Д@)》 『逆に寒い地方で暮らしているイヌイットなどは、白色視 細胞が発達しています。 ですので、白の微妙な違いが見分けられるわけです。 実際、熱帯地方の人々が白の衣服を身に着けることは余りあ りませんし、寒い地方の人々が赤い衣服を見につけることはあ まり無いようです』 「なんだか意外だよね。 だって、赤はあったかい色だから、寒い地方の人は赤を好んで、 熱帯地方は暑いから、白い色が好みそうだもの」 『そうですね。 しかし、実際は、地域によって好みの色が異なるのは、身体的 な発達の他、地域による色の見え方も大きな要素だといえるで しょう』 「自分の育った地域での自然光の色に慣れ親しんだ色彩が好きな 色に大きな影響を与えるってこと?」 『はい。 特に、人間の色彩感覚は、16歳から18歳までに完成されると いわれています。 この時期にすごした時間の長い地域によって、色の好みが分かれ るといいえるかもしれません』 それじゃ、アルデベルチ。 前へ 次へ 質問、感想などは 、呟き尾形の色の心理学 掲示板に書き込みしください。 |