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呟き尾形の色の心理学 第67回
民族と色 ラテン系民族の好む色
★★★ ボォン ジョルノ、こんにちわ。クニークルスです。 「こんにちわ。みなさん。ムーシコスです」 《こんにちわの、めぐたんなのだ(⌒o⌒) 》 『こんにちわ。呟き尾形です』 「今回は何についてなの?」 『今回は、民族と好みの色についてお話したいと思います。 今回は特に、ラテン系民族の好みのいろですね』 《らてんけい?(?_?)》 ラテン語という言葉を使う民族だね。 たとえば、イタリア人・フランス人・スペイン人・ポルト ガル人・ルーマニア人などだね。 それと、特に中南米に居住する、スペインやポルトガル などのラテン系民族の植民者と混血した人々は、ラテン人 あるいはラテンアメリカ人と呼ばれることがあるみたいだ よ、めぐたん。 「地域で好みの色が決まってくるなら、民族でも決まって くるんじゃない?」 『そうですね。 たとえば、ラテン系民族といえば、ビビッドな色が好みだ とおもわれがちです』 《びびっとくる色ってどんな色なのだ?》 生き生きしている色だね。めぐたん。 『さて、ヨーロッパのラテン系民族の国は、スペインが挙げ られます。 スペインは、フラメンコと闘牛の国です』 《ふらみんごととうにゅうのくに?(・_・?) ふらみんごも、砂糖のはいった牛乳もめぐたんもすきなの だ(⌒o⌒) 》 いや、めぐたん、ふらみんごじゃなくて、フラメンコ、ス ペイン南部の アンダルシア地方で,ロマという少数民族によって伝えられ ている芸能のことだよ。 で、糖乳じゃなくて、闘牛。 闘牛士と牛とがたたかう競技で、スペインでは国技だとさ れているよ、めぐたん。 『ま、まぁ、それはさておき、ラテン系の民族は、赤、橙、 黄の暖色系の特に鮮やかな色をむとされています』 「ということは、ラテン系の人口の割合の多い国は赤道の 近くに多いのかな?」 『はい、そのとおりです。 また、ラテン系の民族で、特に赤道近辺に代々暮らす民族 は、強い太陽光への大勢で皮膚が浅黒く、神と目の呂は黒か 黒茶髪という外見です』 「前回の話しだと、豊かな太陽光線を浴びて赤色視細胞が発 達しているってことだね」 『はい、そのとおりです。 ラテン系民族は、赤を見ると歓喜し正確は明るく外向的、 衝動的で屈託がないといった傾向があるようです』 「赤道に近い地域で育った人は目の赤色視細胞が発達してい けど、光の強さは関係があるの?」 『そうですね。 実際、光の強さを比較してみると、赤道近くのホノルルあ カルカッタでは、北緯51度のロンドンと比べて2倍の強 さ、赤道直下のケニアでは、ロンドンの2.2倍の強さに達 します。 仮に、霧深く、グレイッシュな色彩が支配するロンドンに 南国と同じくらいの光が注いでいたら、ラテンのりのイギリ ス人気質ができあがっていたかもしれません』 《じゃぁ、ラテン民族は赤い色とかがすきなんだなd(^▽^ ) ネッ》 『そうです、といいたいところですが、ラテン民族でも、フ ランスは、ラテン系民族の国ですが、さほどビビッドカラー 好きなイメージはありません。 それは、南仏はともかく、首都パリの井戸が48度と北海 道よりも高く日差しが強くないためともいえるでしょう。 つまり、色の好みは民族というよりも、太陽の光の強さだ ということになるでしょう』 「へぇ、そうなんだ」 『実際、フランスの印象派画家ゴーギャンは、パリから南太 平洋のタヒチ島にアトリエを移してから、絵を描きましたが、 タヒチで描いた人物画には、褐色の肌にビビッドな黄色やオ レンジの腰布スタイルの女性が登場するようになっています。 これは、太陽の光の強い地域では、強い色でたちむかわな なければ、生理的にも感覚的にもしぼんでしまうのだと推測で きます。 民族というよりも、同じ人であっても、場所が大きく変われ ばだいぶ異なる見え方がしているのだといえるのでしょう』 それじゃ、アルデベルチ。 前へ 次へ 質問、感想などは 、呟き尾形の色の心理学 掲示板に書き込みしください。 |