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呟き尾形の色の心理学 第76回
 音と色 3 共感覚と芸術作品

 

 

 

 

 

 

 

 


★★★
 ボォン ジョルノ、こんにちわ。クニークルスです。
「こんにちわ。みなさん。ムーシコスです」
《こんにちわの、めぐたんなのだ(⌒o⌒) 》
『こんにちわ。呟き尾形です』
「今回は何についてなの?」
『前回に引き続き、今回は、音楽の作品などを例にして、
色と音についてお話をしたいと思います。
 まず、ドイツのオペラ作曲家である、W・R・ワグナー
は音楽家として、色彩と音楽にふれています。
 また、ロシアの画家のV・カンジンスキーは、色彩の
リズムとハーモニーを音楽的に計量し、画面の動きの効
果を求めたといわれています』
「ふ〜ん、音楽家は、音楽から色彩について研究してい
るし、画家も、色彩からリズムを求めているんだね」
『そうですね。
 また、ウォルト・ディズニーの作品である、ファンタ
ジアは音楽映画として色彩と音楽を融合させた最高傑作
だとされています。
 この作品の中で、ベートーベンの交響曲、第六番ヘ短
調「田園」作品68の全曲が色彩に翻訳され見事に描か
れていたと評価されています』
《音楽を色に直したって事か?(◎_◎?) 》
『そうですね。
 また、ロシアの作曲家、スクリャービンが音楽の中に
色彩を持ちこんだ話は有名でです。
 1915年、スクリャービンは自身の共感覚を表現しよう
と試みます』
「どんな風に?」
『スクリャービンの最後の作品、プロメテウスにおいて、
色光ピアノを使用したとされています』
《色光ピアノ?( ̄_ ̄?)》
 虹の七色が鍵盤によってスクリーンに投影されるもの
で、色光をコントロールするキーボードや、光線をコン
サートホールに放つなどしたんだよ。
 めぐたん。
『ほかにも、共感覚のある画家、カンディンスキーは、
コンポジションシリーズという抽象画で、音と色の調和
関係を表現したそうです』
《ちゅーしょーが?(?_?)》
 具体的な対象をかきうつすということのない絵画なん
だけど、観たほうが速いよね。
http://www.momat.go.jp/kandinsky/index.html
 ここにあるような絵だよ。
 めぐたん。
《うわぁ・・・色がぐちゃぐちゃなのだ(@0@)。
 ちゅう しょう が・・・Σ( ̄□ ̄;)
 中 小 ・・・が・・・あ!Σ(=゜ω゜=;) 
 抽象画は、蛾のりんぷんを使っているのだ!d(ー.ー ) ネッ
 そうか!(* ̄▽ ̄*)
 蛾は大きさによって、りんぷんの色と量が違うのだ
な( ̄ー+ ̄)》。
 わかったのだ! めぐたんは天才なのだ( ̄^ ̄)》
「なんか、どんどん脱線していくような・・・」
『話を元に戻しましょう』
《ふふ、呟き尾形の台詞を取ったから話をずらそうとして
いるのだな》
『で!
 このように、共感覚というものは、作曲家や画家など
色や音のプロによって表現可能なものであるように、個
人差はあれど、存在しうる感覚であるということです』
 それじゃ、アルデベルチ。



















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