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呟き尾形の色の心理学 第83回
生命と色
★★★ ボォン ジョルノ、こんにちわ。クニークルスです。 「こんにちわ。みなさん。ムーシコスです」 《こんにちわの、めぐたんなのだ(⌒o⌒) 》 『こんにちわ。呟き尾形です』 「今回は何についてなの?」 『今回は生命と色について、お話したいと思います』 《ふに、せめんとの色は、灰色じゃないのか?(@0@)》 生命と色だよ、めぐたん。 「やっぱり、生き物と色って関係があるの?」 『そうですね。 植物も動物もごく一部のいきもの以外は光が生命の源に なっています。 たとえば、葉が緑に見えるのは、光の緑の波長を反射し、 残りの波長を吸収しているからです。 つまり、葉にとっては吸収するというのは、生命維持に必 要であるといえるわけです』 「植物はたしかにそうだね」 『同じように、人間も住む地域などによって生命維持の為に 必要な光や反射する光の微妙な違いで目の色や皮膚の色が 違っています』 「人間と色はたしかに、これまでのメールマガジンでいっぱい やっているものね。 それこそ、ファッション、住む空間、食べ物、感情、国旗 なんかもあるよね」 『はい。 人間と色は切っても切れない関係といえるでしょうね。」 人間だけではありません。 昆虫の中では色に反応し、繁殖行動を起こすなど本能の中に 色の選択が組み込まれている場合もあります』 《虫もキレーな色がわかるのか(◎_◎;) 》 『綺麗かどうかはわかりませんが、ミツバチは、蜜のある花を 色で見分けます。 ただし、動物の多くは、色を感じる錐体視細胞が網膜に存在 しないので、世界は無彩色、モノクロームの映画のように見え ていると考えられています』 人間と色の見え方がちがうってことだね、シニョール呟き 尾形。 『そうですね。 視覚の構造自体が違うのですから、人間と色の見え方が違う のはある意味当然といえるでしょう。 ただし、一部、クジャクや熱帯魚など、オスがメスの気を引 き寄せるために派手な色で美しく変身する生き物は色が見えて いるともいわれています』 《たしかに、クジャクの羽はキレーだし、綺麗なお魚もいっぱい いるのだ(☆o☆)キラキラ》 『おそらく、クジャクや熱帯魚など、にとっては、色は繁殖の 為の機能として捉えられているのでしょう』 「ほかにはあるの?」 『はい。 たとえば、弱い昆虫や動物では、自分の身を守るために、 自然の色と同化することで、保護色をもつものもいます』 手段や目的は違えど、色は生命にとって機能として使わ れているってわけだね。シニョール呟き尾形。 『そうですね。 このように、生命と色というのは、さまざまな関係がある わけですが、その生命の中でも脳が発達し、高度な感情や知能 を持った人間にとっての色は、他の生命とはまた違った意味や 価値、つまり、感情を生起させる重要な要素になっています。 色が人間にとって重要なものであることは、人間の感覚が視覚 に偏っていることからも明らかです』 《どんな風に?( ̄0 ̄?)》 『それについては、また次回にお話しましょう』 それじゃ、アリベデルチ 前へ 次へ 質問、感想などは 、呟き尾形の色の心理学 掲示板に書き込みしください。 |