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呟き尾形の色の心理学 第179回
 国旗と色 57     国旗のオレンジが象徴するもの 1
 インドの国旗 ヒンズー教のサフラン色

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呟き尾形の色の心理学
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★★★
 ボォン ジョルノ、こんにちわ。クニークルスです。
「こんにちわ。みなさん。ムーシコスです」
《こんにちわの、めぐたんなのだ(⌒o⌒) 》
『こんにちわ。呟き尾形です』
「前回は、エストニアの国旗についてだったよね」
『今回から、国旗のオレンジが象徴するものについて、
お話させていただきます』
《ふに、めぐたんは、オレンジが大好きなのだ》
「でも、オレンジ色の国旗ってどこの国だろう?」
 インドの国旗はオレンジを使っているよ。
 ムーシコス君。
『そうですね。
 オレンジ色はサフラン色とされ、勇気と犠牲をそして、
ヒンズー教を象徴します』
《サフラン色?》
 英語では、サフランイエロー とも呼ばれるけれど、オレ
ンジに近い黄色かな。
『そうですね。
 サフランの雌蕊から造られた染料で染めたときに発色
する色で、サフランの雌蕊はヨーロッパでは紀元前1000
年以前から黄色の染料として使用されています。
 サフランイエローも13世紀から使われている色名です。
 花に由来するヨーロッパの色名は大半が花の色に由来
することがおおいのですが、サフラン色やサフランイエ
ローは染料の色から由来する数少ない例ででしょうね。
 さて、サフラン色はヒンドゥ教では聖なる色とされて
いることから、ヒンズー教を象徴するわけです』
《ヒンズー教?》
 インドやネパールで多数派を占める民族宗教だね。
「緑色はどんな意味?」
『緑色は公平と騎士道又はイスラム教を象徴します。
 そして、白は、白は平和と真理を象徴します。
 そして、ヒンズー教とイスラム教という2大宗教のは
両宗教の和合を表わします』
「インドの国旗の色は宗教に関わる意味が強いんだね」
『そうですね。
 サフランと緑は天然資源を表すとも解釈されてもいま
す、ただし、公式には、オレンジは勇気と献身、白は生
命と平和と真実、緑は公正と信仰の色とされています。
 また、インドの国旗の中央にあるチャクラと呼ばれる
法輪は、中央は古代インドのアショカ王の記念塔からとっ
たものです。
《アシカのショーのマークか?》
 アショカ王だよ、めぐたん。
 インドの最初の統一王朝であるマウリヤ朝第3代の王
のことだから、インドの建国の王ってことになるのかな。
「青いマークだけど、青にはどんな意味があるの?」
『青は空と海を表します。
 法輪の中の24本の線は1日24時間を表わします。
 多数派として、ヒンズー教とイスラム教が意味しまし
たが、他にも宗教があります。ですので、法輪は全体で
多宗教・多民族の団結を象徴します。
 また、チャクラは、アショカ王の仏典念塔に由来する
仏教のシンボルであるため、インドの国旗には、世界四
大宗教のうち3つが象徴されていることになります。
 法輪ですが、実は、1931年にガンディの命を受けて正
式旗となったは中央に法輪ではなく糸車が描かれていま
した』
《ふに、なんでかわったのだ?》
 それは次回ということで。
 それじゃアルデベルチ。










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