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呟き尾形の色の心理学 第180回
国旗と色 58 国旗のオレンジが象徴するもの 2
インドの国旗 糸車が法輪になった経緯
★★★ ボォン ジョルノ、こんにちわ。クニークルスです。 「こんにちわ。みなさん。ムーシコスです」 《こんにちわの、めぐたんなのだ(⌒o⌒) 》 『こんにちわ。呟き尾形です』 「前回は、インドの国旗についてで、もともとは、法輪 じゃなくて、糸車が描かれていたってはなしだったよね」 『そうですね。 さて、糸車が法輪になったのは、さまざまな事情と経 緯があります。 現在の国旗は、インド国民議会が1931年に採用した3 色旗に由来するデザインとなっています。 インドは長らく、イギリスの支配下にありました。 イギリス支配下からの独立を目指したガンディーは、 1921年にインド国民会議に対して民族自決・自治獲得 運動、いわゆるスワラージ運動の象徴としての旗のデザ インを提案しました。 《すわらない運動なんて退屈じゃないか?( ´△`)アァ- 》 スワラージ運動だよ、めぐたん。 スワは自己、ラジは統制を意味するので、スワラージ で自治という意味になるね。 『インドの言葉で自治、独立を意味するスワラージです が、1906年,イギリスによるベンガル分割法に対する抗 議運動のなかでスワラージが唱えられ、次第に植民地統 治のもとの自治の拡大から、イギリスからの独立の要求 となりました』 「独立運動の合言葉だったってことだね」 『そうとも言えますね。 言葉の意味が変り、29年以後にはプールナ・スワラー ジ、完全独立が叫ばれました。 このスワラージ運動につかわれた最初の旗は白・緑・ 赤のストライプに、スワラージや英貨排斥・スワデー シーの中心であった糸車運動に使われました。 大量生産方式によって綿織物をインドにダンピングし たイギリスの機械文明に対抗する、伝統的な糸車を配し たものでした』 《便利がいいってことじゃないものなo(*^▽^*)oエヘヘ!》 『1931年に国民会議は新たなスワラージ旗を策定した。 それは現在のインド国旗と同じサフラン・白・緑のス トライプに、青の糸車を配したものでした。 1947年8月にインドはインド連邦として独立することな りましたが、制憲議会においてインド国旗の制定作業が 行われました。 国旗制定委員会は6月23日にスワラージ旗を元にした新 国旗を策定したが、国旗のシンボルは特定の共同体や運 動を代表するものであってはならないという判断により、 糸車のかわりに仏教のダルマ(法)を意味するアショー カ・チャクラを配することとなったのです。 ガンディーは糸車の排除に不服であったが、結局これ を受け入れた。7月22日の制憲議会で満場一致で採用が 可決されたのでした』 それじゃアルデベルチ。 前へ ・ 次へ ・ 質問、感想などは 、呟き尾形の色の心理学 掲示板に書き込みしください。 |