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東北大学の青葉山移転

 
こんにちわ。呟き尾形です。

東北大学の青葉山移転

 東北大学の青葉山移転というのは、既存にある東北大学が、仙台市内にある片平、河内、青葉山、星陵、雨宮などに点在する10学部、13の大学院研究科、5つの付属研究所、さらに各種の研究センターのほとんどを1つのきゃんぱつに統合しようという計画です。
 このことによって、東北大学は、国際的にも通用する総合大学として生まれ変わることが、東北大学の青葉山移転計画の肝だともいえるでしょう。

 さらに、この計画の柱は、なんと、移転費用を独自に捻出することです。
 「どうやって?」
 「できるの?」
 「そもそもなんで?」
 というのが、真っ先に浮かぶ疑問です。

 これは、大学を民間連携の本格研究施設とすることによって、企業と大学の利害を一致させることで、東北大学をサイエンスパークにするという構想をもって、実現させようとしています。

 手法としては、既存の施設の売却と、PFI(プライベート・ファイナンシャル・イニシアチブ)の導入の検討です。
 PFIとは、公共施設を民間資金を活用して、整備するという手法です。
 つまり、公共施設は、公共部門が整備をし、公共サービスするのではなく、民間の資金やノウハウを活用するということです。
 それは、上述した、サイエンスパーク構想によって、大学を民間連携の本格研究施設にすることで、民間企業の投資を得るということです。

 とりあえず昨年度(2004年度)までの目玉は、学部間の垣根をこえて、各プロジェクトごとに、研究者が集まるという柔軟な研究体制を構築することだそうです。
 それによって、共同実験や人的交流を行うことで、大学の人材と資源をを活用するというわけです。

 これらは、まだ計画であり、さらにいえば、確定した計画。というわけでもありません。

 とはいいつつも、企業にとって、大きな研究所ができた上に、企業が専門的な人材を得ることなく、資金次第で、研究を委託することも可能になるということです。
 これは、一時的に大学の人材を得るということだといっても過言ではないでしょう。

 では、これをどのように活用すればいいのか。
 おそらく、これは、問題にも発展するでしょうが、中小企業や零細企業は、なかなかこのメリットにあやかれないということです。
 となれば、各自治体に窓口になってもらい、自治体が、地域活性を目的に、地元企業の技術開発を推進のするという活用方法があります。
 そうすることによって、東北大学は、本当の意味でみんなに求められる研究が進められるということです。
 

 

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