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呟き尾形の哲学講座
第6回 相対主義の問題点 ソクラテスについて
登場人物紹介 『呟き尾形』:講師・・・のはず クニークルス:奇妙な物言うウサギ。生徒のはず 「ムーシコス」:音楽の好きな少年。生徒。 《めぐたん》:魔女ッ娘。生徒 ※各台詞は、名前を囲んでいる括弧の人物の台詞です。 ★★★ 呟き尾形! 『は、はい、クニークルスさん、なんでしょう』 メールマガジンはどうした!!! 『あ、いえ、その、いそがしくて・・・』 言い訳にならん!!! というわけで、こんにちわ。怠惰の限りをつくす、呟き尾形に鞭を打 ったクニークルスです。 「いくらなんでも乱暴じゃないかなぁ・・・、あ、みなさんこんにちわ。 ムーシコスです」 《いい子ぶるのはやめるのだ。といわけで、こんにちわのめぐたんなの だ》 『さて、だいぶ時間をおいたから、前回のおさらいを』 相対主義は、いってしまえば、硬式野球のルールで野球をしていたら、 状況に応じて軟式野球のルールに変えられてしまうようなもの。 だったよね。 『そうです。そして、ギリシアの中でもアテネでは、紀元前でありながらも 民主主義を選択した社会でした。 現在の民主主義と異なるのは、アテネの場合、民主主義の舞台は市 民集会と裁判でした。 つまり、雄弁に人々を説得させることが、重要だったということです。 それは、議論するためのテクニック、弁論術を磨く必要がありました。 これが、前回のおさらいでしたね』 「それで、アテネはどうなったの?」 残念なことだけど、どんどん腐敗していったよ。 真実を解き明かすべき裁判では、詭弁によって濁され、人々を説得 するはずの市民集会は、言いくるめる場になってしまったのです。 《それって、なにか変なのだ》 そう、とってもおかしなことだよ。 『でも、大丈夫。ソクラテスという哲学者がそれに異を唱えました。 で、次回はソクラテスの紹介です。 これをよんでいる方、なにか質問、疑問点はありませんでしたか? もし、ありましたら、ぜひメールにて質問してください。 それでは失礼致します・・・ や、やっといえたこの台詞・・・』 ★★★ 質問、感想などは 、呟き尾形の哲学講座 掲示板に書き込みしください。 |