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呟き尾形の哲学講座
第20回 永遠の愛、不滅の愛はあるのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

登場人物紹介
『呟き尾形』:講師・・・のはず
クニークルス:奇妙な物言うウサギ。生徒のはず
「ムーシコス」:音楽の好きな少年。生徒。
《めぐたん》:魔女ッ娘。生徒
【フォルス・テッセラ】:オチこぼれ占い師
※各台詞は、名前を囲んでいる括弧の人


★★★
 ボーンジョルノ。 こんにちわ。クニークルスです。
「こんにちわ。ムーシコスです。
 今日は前回予告した通り、プラトンの哲学についてです」
 16号でこんな質問をしました。
 一つ目、お店に並んでいるハート型のチョコレートは、なぜ同じハート型
のチョコレートが作れるのでしょうか?
 二つ目、ハート型って一言で言っても、たくさんの色や形がありますが、
なぜ、ハート型ってわかるのでしょうか?
 三つ目、バレンタインのチョコレートは、なぜ特別な意味があるのでしょ
うか?
 四つ目、永遠の愛、不滅の愛はあると思いますか?』
 で、前回は3つ目までの質問の解説だったけど、残りの分は?
『今回は最後の4つ目の質問の解説になります。
 おっと、その前に軽くおさらいをしましょう。
 1つ目の質問では、チョコが一つ一つは違うのに一括してチョコとして認
識する共通した概念がある。
 そして、その概念の根拠は、イデアがあるから、いろんな形のハート型を
ハート型だと分かるということで、二つ目の質問を解説しました。
 3つ目の質問の解説では、、バレンタインデーの由来をたどったとして
も、結局は、知らないうちにイデアを根拠にしているわけですね』
「う〜ん、イデアがあるから、何事も確信できる。っていうこと?」
『そうですね』
《でも、イデアなんて見たことも触ったことも無いのだ》
『めぐたんの言う通り、イデアは見ることも触ることも、感じることも出来
ません。ただ、確信できるのです。
 私たちが今、見たり触ったりして感じるものは、いわゆる五感を使って感
じ取っています。これを感覚界という世界だとします』
 え〜っと、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の五感の感覚のことだね。
『そうです。そして、その五感で感じ取れるものは、その時の条件によって
善いものとして感じ取ったり、美しいものとして感じ取ったり、本当のこと
として感じ取れるわけです。
 しかし、それはその時の条件によって流れ去るものであり、不滅の真実で
はないのです』
 なるほど。やっと、4つ目の質問とつながったね。永遠の愛、不滅の愛は
あると思いますか?
「じゃぁ、僕らは普通、五感で物事を感じ取っているわけだから、永遠で、
不滅のものなんて存在しないってことかなぁ」
『もし、人が五感で感じ取ったことしか認識できなければその通りです。
しかし、実は、五感で感じ取ったことを確信する根拠を、私たちはもってい
ます』
「それがイデアってこと?」
『その通りです。
 そして、そのイデアについて哲学を行ったのがプラトンなのです。
 詳しくは次回以降に持ち越しましょう』
《さて、これをよんでいる、みんなはわかんないことはなかったか?
 めぐたんは、わかんないことばかりなのだ。
 もしあったら、めぐたんが代わりに質問するからメールをするのだ〜。
 それと、とってもむずかしー意見や質問をして、呟き尾形の困る顔を見
るのもけっこー楽しいから、とってもむずかしー意見や質問もあったらメ
ールを送るのだ。
 それではさらばなのだ〜。
 ゚★。.:*:・'゚☆。.:*:・'゚ 。.:*:・'゚☆。.(ノ ̄▽ ̄)ノキラキラワ

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