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呟き尾形の哲学講座
第22回 プラトン まとめ

 

 

 

 

 

 

 

 

登場人物紹介
『呟き尾形』:講師・・・のはず
クニークルス:奇妙な物言うウサギ。生徒のはず
「ムーシコス」:音楽の好きな少年。生徒。
《めぐたん》:魔女ッ娘。生徒
【フォルス・テッセラ】:オチこぼれ占い師
※各台詞は、名前を囲んでいる括弧の人


★★★
 
 ボーンジョルノ。 こんにちわ。クニークルスです。
「こんにちわ。ムーシコスです。
 ついに、今回でプラトンの哲学について最終回となります」
 前回も言ったけれど、ずいぶん、時間を費やしたね。
 シニョール呟き尾形?
『ばーぶー』
《はは、成長の魔法をやっているんだけど、なかなかドラゴンを倒せないの
だ》
「え? RPGのゲームをやっていたんじゃないの?」
《このゲームは成長の魔法の儀式なのだ。やりながら楽しんでいるけど》
 じゃぁ、今回はどうするのさ?
【え〜っと、代役は私、フォルステッセラが行いますよぉ〜】
 あ、オチこぼれ占い師のフォルス!
【はは、言ってくれますねぇ。まぁ、事実は認めますよぉ。
 さて、イデアについて、いろいろ考察したプラトンは、不完全でつかの間
の現実世界とは、別に完全な永遠な真理の世界、それがイデア界と考えまし
た。
 で、政治には強い関心を持っていたプラトンは、当然、アテナの政治にも
強い関心を持っていたんですよぉ】
「あれ、でも、政治には介入しなかったんじゃないの?」
【直接は介入しませんでしたが、理想の社会を考える上では、当然、理想の
政治についても考えなければいけませんからねぇ。
 で、それを顕著に表すのが”洞窟の比ゆ”です。
 人々は自由に外を歩き、色々なものをみていると思っている。
 しかし、その真の姿は、暗い洞窟の中で、鎖につながれた囚人のようなも
の。とプラトンは言います。
 人々は洞窟の置くの壁に向かって座らされ、直接後ろを見ることが出来な
いところに、影絵を見せられているようなものだといってるんですよぉ】
 なるほど。たしかに、影絵を影絵としてではない状態で見れば、影絵を
本物だとおもっちゃうね。
《でも、そんなわけ無いのに、笑っちゃうのだ(^O^)》
【そうなんです。滑稽なんです。プラトンは、そのことに気がつかない一般
の人々に真の知、つまりイデアについてを知らしめようとしたのですよぉ】
「どんな風に?」
【ちょっと比ゆ的になりますが・・・。
 イデアを知る哲学者(哲人)がそんな人々を釈放したらどうでしょう?
 人々は、影絵の元になる像の後ろに輝く光に目をくらませ、影絵の仕掛け
を見ようとはしませんね。
 哲人はさらに、囚人を閉じ込めていた牢獄から、囚人を外に出し、太陽の
下に連れ出します。
 当然、囚人は太陽のまぶしさに地上の風景は何も見えませんが、そのまま
まぶしさの苦痛に耐え、牢獄である洞窟に戻らず、地上に立ちどまれば、
徐々に目が慣れ始め、やがて真実のイデアを直視する力を持つというわけで
すねぇ】
「う〜ん、分かったような分からないような・・・」
 あのね、シニョールムーシコス。オチこぼれ占い師のフォルスの言った比
ゆは、プラトンにとって真実と言えるのはイデアの世界、イデア界だけで、
現実世界はその影に過ぎない。影しか知らない人にとって、イデアに導ける
のは、当然イデアを知っている哲人だけ。
 で、国家を収めるのは、人々を導くと同義だから、哲人こそ国家を納める
のにふさわしい。
 と理想の政治についてかたったんだね?
 オチこぼれ占い師のフォルス?
【そうです。そんなところです。
 つまり、プラトンは自分の哲学を政治に応用し、人々を幸せにしようと
考えたわけです。
 でも、それに反対の声があがりました。プラトンの弟子である、アリスト
テレスです】
「次回はアリストテレスだね」
《さて、これをよんでいる、みんなはわかんないことはなかったか?
 めぐたんは、わかんないことばかりなのだ。
 もしあったら、めぐたんが代わりに質問するからメールをするのだ〜。
 それと、とってもむずかしー意見や質問をして、呟き尾形の困る顔を見
るのもけっこー楽しいから、とってもむずかしー意見や質問もあったらメ
ールを送るのだ。でもちょっと今回はやりすぎたかな。
 とりあえず成長の魔法は来月には完成するはず。
 細かいことは気にせず、さらばなのだ〜。
 ゚★。.:*:・'゚☆。.:*:・'゚ 。.:*:・'゚☆。.(ノ ̄▽ ̄)ノキラキラワープ☆》

★★★

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