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呟き尾形の哲学講座
第23回 アリストテレスの歩み

 

 

 

 

 

 

 

 

 

登場人物紹介
『呟き尾形』:講師・・・のはず
クニークルス:奇妙な物言うウサギ。生徒のはず
「ムーシコス」:音楽の好きな少年。生徒。
《めぐたん》:魔女ッ娘。生徒
【フォルス・テッセラ】:オチこぼれ占い師
※各台詞は、名前を囲んでいる括弧の人


★★★
『ふう。やっと元に戻れました』
 自業自得だね。僕とムーシコスはいい迷惑だ。
『細かいことは気にしない』
 それは、僕の台詞。え? もう本番?
 ( ̄ε ̄;)オホン
 ボーンジョルノ。 こんにちわ。クニークルスです。
「こんにちわ。ムーシコスです。
 今回から、アリストテレスについてです」
『(ToT)』
《あれれ、どーしたのだ? 呟き尾形? ( ̄▽ ̄;)メズラシイ》
『いえね。やっとアリストテレスになってね。見積もりではもっと早く入れ
るかと思っていたけれど、なかなか進まない反面、自分自身も勉強になった
と思いましてね』
 感無量って奴だね。ま、それより、最初はいつもどおり、経歴のしょうか
いなんでしょ?
「えっと、アリステレスは、BC384〜BC322ギリシアの哲学者です。
 カルキディケ半島のスタゲイロスで医師の家に生まれ17歳でアテネにでて
プラトンの学園「アカデメイア」に20年間学びかつ、教えたそうです」
《プラトンの学園ってことは、プラトンが先生だったってこと?》
『そうです』
「続けますね。
 師のプラトン没後、各地を旅行し、マケドニアのフィリッポス2世に招か
れ、その王子アレクサンドロス(後のアレクサンドロス3世)の教育係とな
った(BC343/342)フィリッポス2世の死後、アテネに赴き、学園「リュケ
イオン」を解説した。その学派を逍遥学派ともいうのは、学園の一角に「遊
歩場」があったからである。アレクサンドロスの死(BC323)で反マケドニア
の動きが高まることを恐れ、母の出身地カルキスに隠退し、翌年、同地で没
した。だそうです」
 なんだか、ソクラテス、プラトンは哲学の中の存在みたいに感じたけれど、
アリストテレスは、人間の世界の世界史でもなんか重要な役割をしたみたい
だね。
『まぁ、クニークルスの言い方はちょっと語弊はあるけれど、確かに哲学以
外の分野で耳にしやすい人物ではあるよね。
 アリストテレスは』
《ところで、アレクサンドロス王子って男前なのか?》
『そりゃもう、天は二物も三物も与えて、美男子の上に、強くて指導力もあ
って、頭もいいと来ています。そのうえ、王家ですから、社会的な地位も当
然ありです。
 まったくうらやましいことで』
「でも、寿命は短かったんでしょ?」
『そうです。まぁ、なんにしろ、そんな歴史の大舞台の主人公を演じるよう
な大人物の教育をしたということもあり、アリストテレスは有名です』
「で、アリストテレスは、哲学・政治・倫理・歴史・経済・心理・論理・美
学・生物の諸学におよぶ、「万学の祖」であり、古代の学問の集大成者だっ
たようです」
《アリストテレスはカッコいいのだ(☆o☆)キラキラ》
「哲学では、師、プラトンのイデア論を超えて「実体」を説き、それは固体
に内在し、不断に運動するものであるが、それらを動かしているものは、自
らは不動の超越的存在(神)であるという形而上学=神学となった。著書は
「政治学」「ニコマスコス倫理学」「形而上学」「アテナイ人の国制」など
多数。あります」
 おや? イデアは間違っているってこと?
『いえ、ちょっとちがいますね。
 まぁ、次回は、プラトンとアリストテレスの見解の違いということで、話
を進めたいと思います』
《さて、これをよんでいる、みんなはわかんないことはなかったか?
 めぐたんは、わかんないことばかりなのだ。
 もしあったら、めぐたんが代わりに質問するからメールをするのだ〜。
 それと、とってもむずかしー意見や質問をして、呟き尾形の困る顔を見
るのもけっこー楽しいから、とってもむずかしー意見や質問もあったらメ
ールを送るのだ。
 さらばなのだ〜。
 ゚★。.:*:・'゚☆。.:*:・'゚ 。.:*:・'゚☆。.(ノ ̄▽ ̄)ノキラキラワープ☆》


★★★

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