登場人物紹介   
      『呟き尾形』:講師・・・のはず   
      クニークルス:奇妙な物言うウサギ。生徒のはず   
      「ムーシコス」:音楽の好きな少年。生徒。   
      《めぐたん》:魔女ッ娘。生徒   
      【フォルス・テッセラ】:オチこぼれ占い師   
      ※各台詞は、名前を囲んでいる括弧の人  
         
       
      ★★★ 
      『こんにちは。呟き尾形です』 
      「こんにちわ。呟き尾形の哲学講座の生徒のムーシコスです」 
       こんにちわ。同じく、生徒のはず・・・のクニークルスだよ。 
      《こんにちわ。ゲストのめぐたんなのだ(v^ー゜)》 
      「前回はデカルトの哲学が残した問題点についてだったよね。 
       一つ目は、哲学は何を根拠にするべきかという問題が出たん 
      だったよね」 
      《じゃ、二つ目は?(・vv・) ハニャ???》   
      『二つ目の人間の理性は理性が生得観念として備わっていること   
      を前提としたことというのは、人間の理性はそもそも、生得観念   
      として存在しているのかということについて、デカルトは前提と   
      したため、答えられないということです』   
      《セートクカンネン?(?Д?)   
       寒天の安売りか?(゚ペ)?》 
       もしかして、セールス 寒天と聞き間違ったかな。 
       生得観念だよ、めぐたん。 
       生れながら人間精神に内在するとされる観念のことだね。 
      「えっと、学習されるんじゃなくてもってうまれた観念があるっ 
      てことだね」 
      『そうですね。 
       デカルトは、アリストテレスの経験主義的原則、つまり、人は、 
      知覚的な経験によって、対象から受け取った情報なしに人は思考 
      することはできないというすべての観念は経験を通して獲得され 
      るという立場に反対しました』 
      「えっと、精神は、実体として精神そのものに、持って生まれた 
      観念がある。ってことだね」 
      『そうですね。 
       実体としての精神というのは、理性の力によって、精神がすで 
      にあるということですね』 
      《ふに、どこが問題なのだ?(((?д?;)))》 
      『生得観念の問題点は、デカルトの生きていた当時の飛躍的な数 
      学、幾何学、自然学の発展が背景にあります。 
       数学、幾何学、自然学によって、当時の人々は、人の意見は十 
      人十色ではなく、数学、幾何学、自然学によって、同一の結論に 
      到達する考えが広まることでで、イデア的な真理の存在を信じら 
      れるようになりました。 
       このことは、観念の源泉を理性として、人は特別な存在であり、 
      動物とは区別された人間の本性として出されたわけですが、 
       のちの哲学としての経験論は、アリストテレスのよう知覚的経 
      験によって対象から受け取った情報なしに人は思考することはで 
      きないというものがでてきました。 
       この問題は、これからの哲学講座でもときおり出てくると思い 
      ます」 
      《ふに、よくわからないのだ(。-`ω-)ンー》 
       デカルトは生得観念を前提としたことが、生得観念じゃない意 
      見と対立する問題がでたってことだね。シニョール呟き尾形。 
      『そうですね。 
       三つ目の問題点は、デカルトの哲学において、思考する精神と 
      広がりを持つ物質を互いに排除しあう実体としたことによって、 
      観念論と唯物論の対立を生みだしたことにあります』 
       それじゃ、アルデベルチ。
       
        
      ★★★ 
       
       
        
                    
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