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占いが非科学的だと思う方へ
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★★★ 『こんにちわ。呟き尾形です』 <よっ! アルクィンだ> 【こんにちわ。フォルス・テッセラですよぉ〜】 『今回は、フォルスの説明の続きでしたね』 【は〜い。 私がよく、占いとして使うのは占星術ですよぉ。 状況によっては、手相、タロットカード、風水、姓名 判断、最近では動物占いなど使い分けますねぇ。 実際、そのようにやってみればわかりますが、そ れぞれの占いは、これから占おうとする分野に関し て得手、不得手がありますよぉ』 <占いは万能じゃねぇ、ってことだな> 『はい。 そのとおりですよぉ。 占星学においては、簡単に言ってしまえばホロス コープ(その人の星の位置を記した物)は、気象学 における天気図のようなものですねぇ。 気象学は天気図をみて、天気を予測し、占星学は ホロスコープをみてその人の未来を占うわけですねぇ』 <天気予報と占いを同列に扱うな> 『位置づけは同じですよぉ。 医学でいえば、カルテでしょうし、建築でいえば 設計図ですねぇ。 分野はことなれど、客観的に共有しえる情報が存 在し、その情報を読み解ける知識がある人は、その 知識を元に、情況を把握したり予測するわけですよぉ。 そして、占いとは、運命を読み解く、技法だとい うことですねぇ。 そして、その技法は、未来を的中させることが目 的ではなく、今まで何があったかを見つめ、今、何 をして、これから何をすべきかを考えるキッカケで しかありませんよぉ』 <ちっ、たしかにそうだが、占いと天気予報を同列 に扱うってのは、なにかおかしかねぇか?> 【それは何でしょうかぁ?】 <たとえばだなぁ〜。 そうだ。 天気予報は膨大なデータがあってそれで統計を とって確率をだしているんだ。 占いはちがうだろう? だいたい、そんなデータなんて無いはずだしな> 【まず、占いは統計ではありませんので、データは ありませんよぉ】 <統計でもないし、データがないんじゃ同じってわ けにはいかねぇよな> 【いいえ、それは各学問の妥当性の判断の違いです。 占いは、統計学が出来る前に確立したノウハウです し、統計を根拠とはしていませんねぇ。 占星学でいうのなら、天変地異、つまり天体の動き と地上の変化は連動するという前提のもと研究された ものですよぉ】 <ちょっとまて、じゃぁ、確率以外で予測するってこ とか?> 【数学的な意味での確率とは、試行において、着目す る事象の起こりやすさを数で表現したものですよぉ。 つまり、正6面体サイコロで1が出る確率が6分 の1は、何回も試行したとき、1が出ると期待される 回数の割合と言うことになりますねぇ。 多くの場合、予測は確率が高いものが適用されま すよぉ。 一般に、確率と可能性は倒錯されやすいようですよぉ。 予測とは、未来を推し量ることですねぇ。 つまり、未来に対する推測だということになりますよぉ。 予測の根拠として、確率、つまり、試行において、 着目する事象の起こりやすさを数で表現したもので、 数の多いものを適用させるのが普通であり、妥当性の ある予測であるといえるでしょうねぇ。 しかし、着目する事象において、数が少ないものが ありえないとはいえませんよぉ。 占いにおいて、様々なケースが想定されますねぇ。 その中で、もっとりありえるケースを予測としてあ げるはずですねぇ。 しかし、占いにおいて、様々なケースが想定されて いるということは、知られていませんよぉ。 もちろん、占う人はそれを一種の才覚や直感で選択 するわけで、一つの予想しかしないわけですが、未来 が様々なケースが想定されるように、占いの結果による 解釈は、一つだけとは限らないわけですねぇ。 ということになりますよぉ】 <そりゃ、なにか、 占いの結果による解釈は、一つだけとは限らないっ てことか? それじゃぁ、どうとでもいえるのか? それに、もし、今回の占いが当たらないというもの、 デタラメな結果じゃないか?> 【結果論をいえば、そういう言い方は可能ですよぉ。 しかし、予測はあくまで予測であるということですねぇ。 出た結果を、どのように解釈するかで、占いの判断は 変わりますよぉ】 <ちょっとまて、そんな開き直りじゃねぇか> 【そんなことはありませんねぇ】 <なんでだよ> 『まぁ、今回はここまでですね。 続きは、次回ということで』 次回は、引き続き、フォルスのアルクィンの疑問の 回答ということにしましょう』 |
呟き尾形の占いの話
呟き尾形が占星学についてまとめた、ノート代わりのblogです。