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占いが非科学的だと思う方へ
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★★★ 『こんにちわ。呟き尾形です』 <よっ! アルクィンだ> 【こんにちわ。フォルス・テッセラですよぉ〜】 『さて、今回は三角ロジックをテーマに議論を続けてもらいましょう か』 【は〜い。 まず、三角ロジックは、結論となる主張、根拠となる事実あるいは、証拠物件、根拠となる事実から主張を演繹/帰納するための推論過程、論拠から構成され、前回は、演繹と帰納についてお話しましたよぉ】 <今回は、三角ロジックってやつの話だな> 【そうですねぇ。 まず、三角ロジックは、スティーヴン・トゥールミンによるトゥー ルミンモデルの簡略化であると考えられていますねぇ。科学的な論証においては、三角ロジックの3つの角、つまり、結論、根拠、論拠の3つの要素に対して、相応の適切さが求められ、それが適切であることが科学的な方法だというふうに、特徴づけていますねぇ】 <なるほどな、科学的な論証の顕著な特徴ははっきりしたあいまいじゃない結論と疑いの無い証拠になる根拠と結論と証拠の関係を説得力のある推論過程があるってことだな> 【そんなところですねぇ。 つまり、論理的な主張には、客観的なデータとそのデータと主張を 結びつける理由づけが必要なわけですねぇ。 繰り返しになりますが、結論となる主張、根拠となる客観的データ、論拠となる理由づけこそが三角ロジックだということですねぇ。】 <だがよ、その主張に対する疑問の答えがデータと理由づけってことになるだろ、普通は、科学的に説明するってことは、現実の物理現象や社会現象などを数字とかで表せるような定量的に説明できるってことだろ。 だが、占いは数字で表されていることはねぇだろ> 【たしかにぃ、説明の良しあしは、明確であることが求められると同 時に、扱いやすさ、どれだけ多くの現実を説明できるかにかかっていますよぉ。 たとえばぁ、アルクィンには信じられないような現象Aが観察され たとしますねぇ。 それについて、仮説Bが正しいと仮定すれば、現象Aは疑いようの無い事実であるということになるわけですねぇ】 <その仮説Bは三角ロジックで証明できればいいってわけだな> 【ええ、そのとおりですねぇ。 占いは、研究を続け、占いと言う実践もかねて仮説が正しいことを説明し、占いと言うモデルに基づき、現象を説明できるつづけるわけですねぇ。 たとえば、牡羊座の人は外向的な傾向がある。 牡羊座の人は活発な傾向がある。 牡羊座の人は直観的な傾向がある という3つのモデルがあったとします。 こうしたモデルにそった結果であるかを観察すればいいわけですねぇ】 <そのモデルが間違いじゃねぇのか?> 【その場合、科学的な反論をするなら牡羊座の人を観察するか、外向的ではない牡羊座の人の事例をだしたり、牡羊座の人が外向的ではない理由の説明が必要になりますねぇ】 <だからよ、説明責任は牡羊座の人間が外向的だって主張をする側にあるんだろ> 【となれば、西洋占星術では長年の観察によってそれがなされているわけですねぇ。帰納として、過去の牡羊座の人が外向的な傾向が観察されている。ならば、今もこれからも牡羊座の人は外向的だと言い得るわけですねぇ】 <そんなの、客観的なデータはねぇだろ> 【たしかに、統計のような客観的なデータはありませんが、占いの研究として観察され続けたけっかですからねぇ。 毎日東から日が昇るのを観察されていますが、その統計データがなくても観察されているのと同じですねぇ。 逆に、外向的でない牡羊座がいたとすれば、それは異なるモデルとの関係によるものだと考察していくわけですねぇ】 <あん? どういうことだ?> 【一般に、牡羊座の人というのは太陽の位置が黄道12星座においてその座標にいる人です。 しかし、西洋占星学は、太陽のみならず他の天体も加味して研究がなされていますねぇ。 この時、内向的な星座が他の惑星にあるとき、内向的な牡羊座の人はありえるわけです。 たとえば、内向的な星座の代表は魚座です。 魚座に月がある時は、内向的な感情をもちますねぇ。 すると、内向的な傾向をもつ牡羊座は存在しうるわけで、実際、そうした天体の位置であれば証明できるわけですねぇ】 <モデルの関係を加味して、正しさを説明するってわけだな> 【はい、その通りですよぉ】 <だがよ、それは、必要条件と十分条件の混同しているんじゃねぇ か?> 『続きは次回ということで』
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呟き尾形の占いの話
呟き尾形が占星学についてまとめた、ノート代わりのblogです。