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占いが非科学的だと思う方へ
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★★★ 『こんにちわ。呟き尾形です』 <よっ! アルクィンだ> 【こんにちわ。フォルス・テッセラですよぉ〜】 『さて、今回は三角ロジックをテーマに議論を続けてもらいましょう か。 前回は、フォルスから、理論上、論理上には正しくても、現実に違う要素がはいれば、一つ一つの具象としての結果とは異なる結果になるというお話でしたね』 【はい、そうですねぇ。 理論上、論理上正しいことは、現実と必ずしも一致するわけでは ありませんねぇ。とはいいつつも、それは、理論と論理が正しくないのではなく、理論や論理の設定する前提条件や約束事においては、正しいということであり、前提条件や約束事以外のものは適用はできないということですねぇ】 <ああ、たしかに、推論においては、演繹と帰納があったな> 【推論とは既知の事柄から思考によって未知の事柄が正しい こと を導こうとするものですねぇ。知の事柄が正しいことを証明するに は、実際に試してみる方法が一番ですが、全てが試したり、やり直しが聞くわけではありませんねぇ。演繹は理由から結論を出すという論理を紐づけて、結論を引き出す方法です。 言ってしまえば演繹は、前提から結論を導き出す思考の経路だということになりますねぇ。 <だが、正しくない前提や、不適切な前提をつかえば、間違った推論になるってやつだな> 【はい、その通りですねぇ。 たとえば、偏見、先入観に基づいた前提だったり、限定された範 囲のみで正しい前提である場合、限定された範囲では正しくても、限定されている範囲を越えれば適応できなくなりますねぇ】 <ああ、演繹の場合は、論理的には正しくても、現実には違った要素、つまり不適切な前提というか、演繹の中に含まれれない条件がはいれば、演繹の中身が正しくても現実とはことなるってことだな> 【その通りです。 同様に、帰納法は、多くの事実から類似点、共通点をまとめ上げることで、結論を引き出すという論法ですが、結果から結論を導き 出す論法といえるでしょうねぇですから、帰納法では、持ち出され る結果に対する納得と信頼が大切ですねぇ> <ああ、帰納の場合、結果が間違っているとか、条件に入らない結果、あるいは、結果が特殊ですくない事例から無理やり帰納によって結論を出しても納得できず、信頼できないってはなしだな> 【はい。帰納はあくまで事実という結果から原因を導きだします。 その意味では、客観的な事実であるということが重要ですねぇ。 そのうえで、結果としての観察事項が適切でない場合や、少数の特殊事例を過度の一般化することによって導き出された結論を引き出せば当然、結論は間違いとなりますねぇ】 <ああ、たとえばハトしかいない地域で、鳥はすべて白いという仮 説を証明するために、ハトを観察しつづけ、どのハトも黒かっただ から、鳥はみんな白いという結論にたっするわけだな> 【そうですねぇ。しかし、ハトだけが鳥ではありません。 ハトしかいない地域で、鳥を観察し、すべての鳥が白いという結 論は、その地域では正しいことです。 しかし、帰納の問題点として、違う地域で、カラスをみれば、す べての鳥は白いという仮説は間違いだと言うことになるわけですねぇ。 つまり、帰納による結論は、必ずしも確実な真理ではなく、ある程 度の確率を持ったものに過ぎないわけですねぇ。 演繹、帰納、それぞれの論拠には欠点はありますが、推論としては間違っていないということですねぇ。 その欠点というのは、前提が正しいという約束事が守られる条件においてただしいということで、前提が当てはまらないことについては正しいとは言えないということをしっかり理解すべきということですよぉ】 <ああ、そのうえで、推論ってやつは、帰納と演繹にあるってのは わかってる。 意識するか無意識かはおいておいて、推論ってのは演繹か帰納のどちらかって話だな。> 【そうですね。 もちろん、一つの推論が終われば、その推論を元に、演繹から帰納、帰納から演繹に切り替えることも可能ですよぉ】 <ん? 演繹と帰納を混ぜてはだめだったんじゃないのか?> 【それは、一つの推論が結論が出る途中の場合です。 演繹が正しいと結論付ける前に、帰納を利用したり、その逆の場合ですねぇ】 <あん? どういうことだ?> 【推理小説でよくある演繹は、容疑者を犯人だと決めつけてつじ つま合わせの演繹をしたり、推理の都合のよい証拠という結果だ けを持ち出す帰納ですねぇ】 <たしかにそうだな。 じゃぁ、演繹と帰納の切り替えってのはどういうタイミングが いいんだ?> 【現象から、それらを統一的に説明する仮説を帰納し説明した後、 その仮説からより多くの現象を予測するといったものですねぇ】 『続きは次回ということで』
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呟き尾形の占いの話
呟き尾形が占星学についてまとめた、ノート代わりのblogです。