マグニチュードπ 大津波警報
★★★ツイッターに呟いた、マグニチュードπ★★★
★★★ここから★★★
06-3-1 Aさん、Bさんがハウスから避難して外に出てくる。 #MAGNITUDE_P
006-3-2 一息つこうとおもうと、ドンと余震が来る。油断すると余震がくるような感じだ。
#MAGNITUDE_P
006-4 余震が続く中、雪はやむどころかさらに強くなる。いったん、直売所で雨宿りするよ
うに指示。 #MAGNITUDE_P
007-1 余震の収まり、他の従業員のところへ向かい、無事を確認 #MAGNITUDE_P
007-2 妻から、息子が下校中の時間であることをつげられるが、地震の前にAさんの息子と
娘を迎えに出たのをしっていたので、息子も一緒に帰っているはずだから乗せてきてもらえ
るだろう。そう願う。 #MAGNITUDE_P
007-3 下校中の息子を迎えに走っていくと、車で迎えに行っていたAさんと合流。息子は車
に乗せられていたので、息子がおりて、帰宅する。 #MAGNITUDE_P
007-4 父、兄、義姉、姪、甥が外出していることを思い出す。 #MAGNITUDE_P
007-5 父は、入院中の母を見舞いに行っている。兄は未確認、もしかしたら配達にでたのだ
ろう。姪は仙台へアルバイトか学校、甥は学校だろう・・・義姉は? #MAGNITUDE_P
007-6 母屋のかわらが庭に散乱している。その庭は従業員の通り道でもあった。けが人がい
るのではないかと不安になるが、従業員たちは駐車場付近で身を寄せ合いながら避難してい
た。 #MAGNITUDE_P
007-7 Aさんの長い髪がぬれていた。おそらく、ハウスの上にたまっていた水をかぶってし
まったのだろう。 #MAGNITUDE_P
007-8 雪が降り止まない。体をひやすすぎないようにいったんハウスに避難するよう指示し
た。 #MAGNITUDE_P
008 従業員の無事を確認する。休憩時間と重なっていれば、けが人がでたかもしれないと内心背筋を凍らせた。 #MAGNITUDE_P
009-1 大津波警報のサイレンが悲鳴を上げているように響く。高さは6m。こりゃまずい。 #MAGNITUDE_P
009-2 いない家族は戻ってくるかもしれない。大津波とはいいつつも、ここまではさすがにこないだろう。もちろん、鳴瀬川、吉田川の堤防が決壊しないという前提だが・・・決壊をしないことをいのろう。 #MAGNITUDE_P
009-3 AさんがBさんを小学校に避難にするように申し出る。大津波といっても、小学校は、津波の時の避難場所でもあるし、昨年の津波の時も避難して問題もない。暖房もあるだろうし、大津波といっても、最悪床上浸水ていどだろう・・・振り返れば甘い考えだった。 #MAGNITUDE_P
009-3 自力で帰れる従業員は、各自帰ってもらうことにする。自力で帰れない、Aさん、Bさんは妻と息子と一緒に公民館に避難するよう指示を出す。 #MAGNITUDE_P
010 ハウスの被害状況を確認。ハウスは宮城県北部地震よりもひどい。震度6強かそれ以上というところか。 #MAGNITUDE_P
011 1人で短時間で治せそうなところはなおす。とびらのガラスが自分の心のようにひび割れている。 #MAGNITUDE_P
012 せめて、父か兄がいれば・・・。#MAGNITUDE_P
★★★ここまで★★★
地震がおさまっても、余震が続く中。
すぐに合流できた家族と、合流できなかった家族がいた。
合流できたのは、地震の時一緒にいた妻と下校中の息子。父、母、兄、義姉、姪、甥とはすぐには合流できなかった。
さまざまなことを一瞬に想像した。
震災後、すぐにわからなかったのは、父と兄、義姉だ。
姪は学校かアルバイトだろう。甥は学校のはずそれが当時の認識だった。
それにしても地震で従業員にけが人がいなかったのは幸運だったと思う。
各自、避難するようにいったものの、小学校への避難についてうなづいたこと、後悔している。なんとも、津波のことを甘く見過ぎていた。
大津波警報は、防災広報でしったのだが、最初は6mとされていたが、どうも、6m以上ということだったらしい。それから次々と訂正されたようだが、その頃には停電で防災広報による情報提供はなかったこともあり、津波についてはかなり甘くみつもっていた。
仮に、ものすごい大津波でも、小学校の校庭にきて、大きくても床上浸水程度だろうが、それは大げさな想定だろうと震災直後はおもっていたのだから。まさか、体育館のベランダや小学校の1階の天井まで津波がくるなんて考えられなかった。
もちろん、そんな津波になるなんて予想する人はいなかっただろう。
そうでなければ、小学校が避難所になるわけがないのだから。
予想できないのは、仕方がないのだろうけれど、それでも、やはり後悔の念は残る。
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