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マグニチュードπ 揺れる小野歩道橋



 

マグニチュードπ 揺れる小野歩道橋


★★★ツイッターに呟いた、マグニチュードπ★★★

★★★ここから★★★

211 東日本大震災で被災して2週間か、3週間たったころの話。東日本大震災で被災した母校。実は、震災前に卒業式で飾る花の注文があった、そのことについて学校に用事があり、小学校にいってみると、無人だった。 #MAGNITUDE_P #東日本大震災

212 小学校に消防団の団員がいたので、聞いてみると、すでに鳴瀬第一中学校に避難所が移動したという。自転車でいけなくはない距離なので、自転車をこいで行くことにした。 #MAGNITUDE_P #東日本大震災

213-1 小野歩道橋を渡る。小野橋は、宮城県北部地震の時に、車道の橋は撤去され、歩道だけがのこった橋だが、渡るときはところどころ盛り上がっていた。 #MAGNITUDE_P #東日本大震災


213-2 大丈夫だとは思いながら、あの地震のあとだけに、大丈夫かどうか不安になる。もちろん、大丈夫だとはおもいながらも、渡るのはドキドキする。 #MAGNITUDE_P #東日本大震災

2013-3 ちょうど橋の中間あたりで、橋がずれて段差ができていた。橋を渡ったことを後悔した #MAGNITUDE_P #東日本大震災

214-1 風がちょっと強く吹くと、橋が揺れているように錯覚するも、とりあえず、小野橋を渡りきる。 #MAGNITUDE_P #東日本大震災

214-2 吉田川を渡ったあたりで、橋がずれていた。橋はしっかりたっているのだが、ずれた橋をみると、今にも倒れるのではないかとさらに心配になる。 #MAGNITUDE_P #東日本大震災

214-3 鳴瀬川を渡るときに思わず川を覗いてしまい、肝が冷える。いつもなら何ともなく自転車をこいで渡るはずなのだが・・・。もっとも、いつもなら車で他の橋わたっているわけだけれども。 #MAGNITUDE_P #東日本大震災

214-3 川岸には、さまざまな瓦礫があった。もろに、家の屋根とわかるものもあった。 #MAGNITUDE_P #東日本大震災

215 とりあえず、避難所になっている中学校に到着する。一安心。 #MAGNITUDE_P #東日本大震災

★★★ここまで★★★


 
 東日本大震災の後の小野歩道橋を渡るのは、なんとも肝が冷えた。
 小野橋は、歩道用の橋と車道用の橋が宮城県北部地震のときに強振動で、橋梁周辺地盤に「液状化現象」が発生して、甚大な被害が発生した。支承破断により橋面上に段差が生じ,約20cmほど移動し橋台が支えとなりくずれはしなかったものの甚大な被害だった。
 その後、歩道橋は修繕されたが東日本大震災でも同じような被害状況だった。
 それだけに、小野歩道橋を渡るのは、それなりに覚悟が必要だった。
 もちろん、今となっては、そんなに心配しなくともよかったわけだが、あんな地震の後に、支承破断しているのを見れば、崩れるかもしれないと思うのは当然と言えば当然だと思う。
 その上、橋の上で風が吹けばかすかに揺れるだけに恐怖が胸の奥から湧き上がる。
 そして、 震災以来地震酔いをしているかのように、揺れてもいないのに、地震があるかのような錯覚する。

 不安と心配、そして恐怖を感じながらも、なんとか橋を渡った時はほっとした反面、帰りにまた渡るということを考えないようにした。



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