マグニチュードπ 堀のフナ
★★★ツイッターに呟いた、マグニチュードπ★★★
★★★★ここから★★★
227-1 2011年3月24日。ふと、堀に目が行く。フナの死骸があった。 #MAGNITUDE_P #東日本大震災
227-2 フナは、白目をむいて死んでいた。どう考えても、泳げない堀の浅いところを、堀を下るように死んでいた。 #MAGNITUDE_P #東日本大震災
228-1 堀の水源に向かって、あがいた跡が筋状にのこっていた。 #MAGNITUDE_P #東日本大震災
228-2 多分、息が絶えるまで、生き残るために泳いでいたんだろう。もがくように、あがくように、なんというか、うまくいく保証もないままただ、前に進む姿は、今の自分の状態に不思議と重なる。 #MAGNITUDE_P #東日本大震災
★★★ここまで★★★
東日本大震災以後、どうにも、明るい話題が見つからない。
落ち込んでいると、したばかり見て歩いてしまう。
震災当時、津波で堀がゆっくりと逆流し、溢れそうになっていた堀も大分水が引き、底が見えていた。
おそらく、下流にいたフナなのだろう。
増水してそのまま上流まで泳いできたのだとは思う。
そして、水が引いていく中、泳げる方にあがくように泳ぎ、底にあがいた跡を筋状にのこして息絶えたのだと思う。
フナは当然、生き残る為に泳いでいたのであろうことは、跡から分かる。
そのあがく様な跡が、その時の自分の姿と重なってしまったように思えた。
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