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176号 会話文を書くコツ  暗黙のルール

 

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  ボォン ジョルノ、こんにちわ。クニークルスです。
「こんにちわ。みなさん。ムーシコスです」
『こんにちわ。呟き尾形です』
《なのだ、なのだのめぐたんなのだ\(⌒▽⌒)/》
「今回は小説のなにについてなの?」
『今回から、会話文についてお話します』
「今回は会話文の何に付いてなの?」
『会話文を読む時、読み手は、自然と会話文が続いたら直前の会話文とは別の登場人物の台詞だということを暗黙にルールとしてあると思います』
《たしかにそーなのだ(*^0^*)》
『となれば、書く時は当然そのルールを意識しなければいけま+せん』
 それって当たり前じゃない?
『そうとも限りません。
 たしかに1対1ならそうですが、ひとり言や自問自答という解釈もありえますし、実は3人以上かもしれません』
《そんなのわかんないのだ》
『はい。ですから、無用の混乱を避けるために、同じ人物が連続して喋る場合には説明のための地の文を挟むようにすること
が大切です』
「連続で一人の人が台詞をいうって、一人芝居みたいだね」
『ええ、そうした明らかに同一人物が連続して台詞を話す状況以外は、原則としては、連続した同一人物の台詞には説明を入れた方がいいでしょう。
 慣れてしまえば、考えずとも自然と書けるとは思いますが、
慣れるまでは意識しましょう。
 また、3人以上の時も意識する必要があります』
「でも、同一人物なんか、コツみたいなものはあるの?」
『台詞の内容、口調に特徴をつけることで読者の勘違いを避けることができます』
「他に気をつけることはあるの?」
『はい。
 たとえ、同じ人物のセリフじゃなくても、ある程度会話文が連続したら、やはり、説明は間に入った方がいいということです』
《なんでなのだ?( ̄_ ̄?)ハテナ?》
『発言者の動きや表情を途中途中で描写することは発言者の書き分けになるし、より場面の情景を読み手に伝わりやすくする効果もあります』
 描写ってことは、誰が言ったかだけじゃないってことかな、シニョール呟き尾形。
『はい。ワンパターンになるよりは、表情なボディーランゲージなど交えるとより臨場感が出てきます』
「なるべく違う描写をしろってことかな?」
『そうですね。
 描写をいれることで、台詞を言った登場人物の台詞かを直接説明する必要が無くなります。
 なぜなら、登場人物の表情や動きで、誰のセリフを喋ったのかがわかるようなります。
 登場人物の表情、身振り手振りなどの動きを説明した直後、また続きの会話文が差し込まれることで、読者は、登場人物に注目しているので、その人物の台詞だと認識しやすくなります』
《でもなんかテンポ悪くならないか?(*´ェ` )(´ェ`*)ネー》
『そうですね。
 たしかに、そういう副作用と言うかリスクはあります。
 ですから、全てに描写や説明をつけるのもよくないということです』
 大切なのはバランスってことだね、シニョール呟き尾形。
『そうですね』
「なにか、コツはないの?」
『コツと言うか、お手本はあります』
《お手本?(*・o・)キョトン》
『本棚にある本です。
 やはり、本を出すということはプロです。
 プロの表現は参考になりますし、本棚に並ぶ本は、その人の嗜好、スタイルなどの好みに合うし、参考になるとおもいます』
「なるほどね」
 それじゃ、アルデベルチ。




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