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ボォン ジョルノ、こんにちわ。クニークルスです。
「こんにちわ。みなさん。ムーシコスです」
『こんにちわ。呟き尾形です』
《なのだ、なのだのめぐたんなのだ\(⌒▽⌒)/》
「今回は小説のなにについてなの?」
『今回から、についてお話ししたいと思います』
《タブー?
ぶたさんの名前か?》
タブーだよ、めぐたん。
したりしてはならないことという意味だけど、聖と俗、清浄と不浄、異常と正常とを区別して、禁止して、これを犯すと超自然的制裁が加えられ観念とか風習が転じて禁忌という意味でつかわれているね。
「小説でやってはいけないというと、なんか不自然じゃない?」
『たしかに、小説は自由です。
それだけに、小説でやってはいけないというのは、小説を読みにくくする書き方ということです』
《たしかにそれはたぶーなのだ(σ-0-)σソノトーリー》
「たしかにね、じゃぁ、どんなことがタブーなの?」
『回想シーンは小説をわかりづらくします。
小説は文字だけで構成されているので、読者のイメージが小説の世界を彩っているといえます』
「ああ、たしかに。
でも、ドラマとかアニメ、そして漫画なんかはよくあるよね」
『ドラマやアニメや漫画の場合は視覚的な要素があるので、作者側のイメージが映像化されるのですが、小説の場合は作者のイメージ通りに読者がイメージしてくれるわけではありません』
読み手にゆだねられているところがあるものね。
シニョール呟き尾形。
『はい。だからこそ、回想シーンのような時間軸を移すのは読みにくさがおおきくなります』
《ぜったいだめなのか?(’−’)。o0う〜ん》
『何らかの効果を狙ったものでそのための創意工夫があればいいかもしれませんが、回想が定期的に入っては現在か過去か分からなくなります。
特に、小説はスピード感を出しにくいので、回想シーンがあると、読者がうまく時間軸を切り替えてくれなくなります。
そのため、回想シーンは必要不可欠でない限り避けるべきですし、小説に回想シーンは向いていないということです』
《ドラマとかマンガじゃ結構あるんだけどな( ̄へ ̄")》
『たしかに、回想シーン自体は演出のテクニックといえますが、向き不向きがありますし、読者を混乱させることは避けた方がいいでしょう。
基本的には時系列順の方がわかりやすいということです』
「それは、時間を前後させるのはダメだけど、一気に時間を進めるのはわるくないってこと?」
『そうですね。
また、どうしても回想シーンを使いたいときは、読者がしっかり小説の世界背景、人間関係、キャラクターが理解できるような地盤を作ってからでしょうね。
ですから、序盤での回想シーンは避けるべきです。
ただ、読者が理解できるような工夫ができればいいのですが、基本的には避けるべきですので、回想シーンを使いたいのなら、時系列にしてからの方がいいでしょう』
わざわざ回想シーンにしないで、順番に書けということだね。
シニョール呟き尾形。
『そうですね』
《でもでも、時間とかしっかり書けばいいんじゃないのか?》
『たしかにそうですが、多くの読者は、時計は一方通行です。
それがさかのぼれば不自然に感じてやはり混乱のもとです。
もちろん、絶対ダメではありませんが、時間軸が変わることは最低限にするべきでしょう』
それじゃ、アルデベルチ。
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