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178号  小説を書く上でのタブー 視点移動は禁物

 

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 ボォン ジョルノ、こんにちわ。クニークルスです。
「こんにちわ。みなさん。ムーシコスです」
『こんにちわ。呟き尾形です』
《なのだ、なのだのめぐたんなのだ\(⌒▽⌒)/》
「今回は小説のなにについてなの?」
『今回から、小説を書く上でタブーについてお話ししたいと思います』
「前回は回想シーンがタブーだったよね」
『今回は、視点移動についてお話ししたいと思います』
《小説なのに支店があるのか?ヽ( ? ∀ ? )/》
 視点だよ、めぐたん。
 一般に、視線の注がれるところだけど、小説の場合は、どこから見ているかという、対象を見るときの立脚点のことだね。
「登場人物の視点とかそういうことかな」
『そうですね。
 これは、回想シーンと共通するのですが、時間の前後も読者が混乱しますが、視点の移動も混乱を招きます』
《どーゆーことなのだ?(?Д?)》
「えっと、主人公の心の中の描写とおもったら、ヒロインの心の描写になったりするものだよね」
《少女まんがはよくあるぞ(=皿=)ッキ》
『漫画では、よくあるかもしれませんが、小説となると違います』
「たしかに、そうかもしれないね。
 漫画は吹き出しで誰がいっているかわかるけど、小説はそういうのはないものね」
『はい。
 時折、会話文がだれのセリフかわからなかったり、違う人のセリフだったのを勘違いしたりすることは、小説ではあり得ます』
 特に、で三人以上が話している会話シーンはあるよね。シニョール呟き尾形。
《それは、しっかりかき分ければいいじゃないか(ΦωΦ)》
「セリフならそうだよね。
 でも、セリフ以外で、視点がかわったら、さらに混乱しやすいよね」
『たしかに、書いている側はわかりますが、書いていない読む側の読者にその違いはわかりづらいでしょう』
 たしかに、視点がイキナリ移動する小説では誰が主人公なのか、誰が誰に向かって話しているのか、理解するのムリだよね。
シニョール呟き尾形。
『そうですね。
 それに加え、小説を新人賞などの応募する場合、編集者は、視点移動された小説を見たら、小説の書き方を知らないと判断し、失格にする場合も考えられます。
《基本的なことも知らないやつは失格とうやつだな( ◇Д◇) カッ!!》
「絶対ダメなの?」
『絶対というか、かなり緻密に計算され、かつ読者が混乱しない何らかの仕組みがあればそれはまた別です』
 ダメな理由は読者の混乱だからね。シニョール呟き尾形。
『そうですね。
 小説は自由ですから、タブーはないでしょう。
 だからといって、わかりづらくすることを推奨してはいけませんし、そもそも、小説は文章で伝えるということが大前提です。
 やはり、読者を混乱させる視点移動は禁物といっていいでしょう』
 それじゃ、アルデベルチ。


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